| 科目責任者 | 堀口 利之 |
|---|---|
| 担当者 | 世良 時子 (※) |
| 科目概要 | ２年 （２単位・必修） [リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻] |
言語学および日本語学の各領域を概観し、言語を分析する基礎的な方法を実践的に体得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②④に関連する。
【教育内容】
言語の基礎的性質、言語学の諸分野を概観した後、日本語を主たる素材として、形態論、統語論、意味論、語用論などの諸分野を、実際の分析を通して学ぶ。
【教育方法】
授業形態：講義
配付資料を使用する。講義内で小テストを行う。グループワークを行う。
授業始めの１０分間で前回の内容の振り返り･フィードバックを行う。
| 回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
|---|---|---|---|---|
| １回 | 【対面】 オリエンテーション | 言語の基本的性質、言語研究の分野について学ぶ | 世良 時子 | 9/3③ |
| ２回 | 【対面】 音声・音韻 | 音韻論と音声学について学ぶ | 世良 時子 | 9/3④ |
| ３・４・５回 | 【対面】 文字・表記 | １）文字と音韻の関係について学ぶ ２）漢字、平仮名、片仮名、ローマ字について学ぶ ３）日本語の表記について学ぶ | 世良 時子 | 9/10③④⑤ |
| ６・７回 | 【対面】 語彙・意味 | １）語彙、語種、語形成（形態論）について学ぶ ２）語の意味について学ぶ | 世良 時子 | 9/17③④ |
| ８・９回 | 【対面】 統語論・文法１ 文の構造と品詞 | １）文の構造について学ぶ ２）品詞分類とそれぞれの性質について学ぶ | 世良 時子 | 9/24③④ |
| 10・11回 | 【対面】 統語論・文法2 品詞 | １）テンス、アスペクト、ヴォイスについて学ぶ ２）モダリティ、ダイクシスについて学ぶ | 世良 時子 | 10/1③④ |
| 12回 | 【対面】 統語論・文法3 複文 | 複文の構造について学ぶ | 世良 時子 | 10/8③ |
| 13回 | 【対面】 社会言語学 | 待遇表現、位相語について学ぶ | 世良 時子 | 10/8④ |
| 14回 | 【対面】 語用論 | 会話の公理等の諸理論について学ぶ | 世良 時子 | 10/15③ |
| 15回 | 【対面】 総復習 | 授業の復習、まとめを行う | 世良 時子 | 10/15④ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
他大学の日本語･日本文化教育センター, 国際教育センター, 外国語学部等々での豊富な教育経験を活かしつつ, 本専攻では2008年度より音声学と言語学の講義および実習を担当, 言語聴覚士の臨床に必須な授業を行う.
常日頃何気なく用いている日本語が極めて複雑な仕組みに支えられていることを知り、そうした仕組みを分析する基本的な能力を身に付ける。
定期試験（50％）、授業内の小テスト（30％）、授業内での課題・活動への参加度（20％）で総合的に評価する。
【授業時間外に必要な学習時間：60時間】
【予習】教材の該当箇所を事前に読んでおくこと。
【復習】講義で配布した資料について、指摘された重要なポイントを確認しておくこと。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 言語聴覚士のための基礎知識 音声学・言語学 | 今泉 敏 編 | 医学書院 |
| 教科書 | 図解日本語 | 沖森 卓哉、木村 義之、陳 力衛、山本真吾 著 | 三省堂 |
| 教科書 | ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密 | 廣瀬 友紀 著 | 岩波書店 |
| 参考書 | フシギなくらい見えてくる！本当にわかる言語学 | 佐久間 淳一 著 | 日本実業出版社 |
科目ナンバリングコード： ST201-SF18