科目責任者 | 渡邉 誠 (※) |
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担当者 | 渡邉 誠 (※) |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻] |
就労支援における作業療法の位置づけと役割,就労支援方法を理解する.
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。
【教育内容】
職業リハビリテーションに必要な評価演習を行う
職業活動の実践における演習を行う
【教育方法】
授業形態:実習
講義形式:演習,グループ討議及び発表
次回以降の授業において課題で問われている内容および模範となる解答内容についてコメントする。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 働くことについて考える(演習) | ・私たちにとって「働くこと」とは何かを検討する。 ・作業療法における「働くこと」の意義とは何かを理解する。 | 渡邉 誠 | 4/9② |
第2回 | 【対面】 障害者における職業・就業(演習) | ・障害者における職業に就くことの意義を考える。 ・就労支援の原理となる理論、モデルを学ぶ。 | 渡邉 誠 | 4/16② |
第3回 | 【対面】 職業リハビリテーションの前に考えておくこと | ・職業リハビリテーションの基本的な考え方を理解する。 ・就業準備について学ぶ。 | 渡邉 誠 | 4/23② |
第4回 | 【対面】 職業リハビリテーションにおける評価 | 職業リハビリテーションの評価の流れを理解する。 | 渡邉 誠 | 5/7② |
第5回 | 【対面】 評価演習①(演習) | GATB、VPI、職業レディネステスト等について演習を行う。 | 渡邉 誠 | 5/14② |
第6回 | 【対面】 評価演習②(演習) | GATB、VPI、職業レディネステスト等について演習を行う。 | 渡邉 誠 | 5/21② |
第7回 | 【対面】 職業リハビリテーションの介入過程 | 障害特性に応じた配慮事項を学ぶ。 | 渡邉 誠 | 5/28② |
第8回 | 【対面】 疾患別の就労支援①(演習) | 脳血管障害に対する就労支援を検討する。 | 渡邉 誠 | 6/4② |
第9・10回 | 【対面】 疾患別の就労支援②(演習) | 脊髄損傷に対する就労支援を検討する。 | 渡邉 誠 | 6/11①② |
第11・12回 | 【対面】 疾患別の就労支援③(演習) | 慢性疾患・がんに対する就労支援を検討する。 | 渡邉 誠 | 6/18①② |
第13・14回 | 【対面】 労働災害及び労働関連障害 | ・労働災害の概念を理解する。 ・労働に関わる疾患、障害を学ぶ。 ・疾病予防について検討する。 | 渡邉 誠 | 6/25①② |
第15・16回 | 【対面】 疾患別の就労支援④(演習) | 統合失調症に対する就労支援を検討する。 | 渡邉 誠 | 7/2①② |
第17・18回 | 【対面】 疾患別の就労支援⑤(演習) | うつ(気分障害)に対する就労支援を検討する。 | 渡邉 誠 | 7/9①② |
第19・20回 | 【対面】 疾患別の就労支援⑥(演習) | 知的障害に対する就労支援を検討する。 | 渡邉 誠 | 7/16①② |
第21・22回 | 【対面】 疾患別の就労支援⑦(演習) | アスペルガー症候群に対する就労支援について検討する | 渡邉 誠 | 9/3①② |
第23・24回 | 【対面】 就労支援の実際(演習) | 就労支援の現状について検討する。 | 渡邉 誠 | 9/10①② |
第25・26回 | 【対面】 就労支援の事業所を設立する | ・就労支援を行う事業所の設置・役割について理解する。 ・就労支援事業所を設立するための知識、制度等を学ぶ。 | 渡邉 誠 | 9/17①② |
第27・28回 | 【対面】 就労支援の課題 | ・現在の就労支援の課題を明確にし、作業療法の役割を理解する。 ・これから取り組むべき就労支援の課題を理解する。 | 渡邉 誠 | 9/24①② |
第29・30回 | 【対面】 ・作業バランス ・まとめ | ・作業療法の理論から、就労支援の枠組みを整理する。 ・これまで学んできたことを概括し、復習する。 | 渡邉 誠 | 10/1①② |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、職業リハビリテーションの場面で用いられる評価技法(作業見本法、質問紙法など)の演習を行う。
また、就労支援の具体的実践について、事例を通して説明する・
・生活における職業、就業の意義が理解できる。
・職業リハビリテーションに関連する評価方法を適切に選択し、実施することができる。
・障害者に就労ニーズに適する支援方法を模索することができる。
・就労支援の理論に基づいた支援計画を立案することができる。
・障害に応じた配慮事項を説明することができる。
・職業支援における作業療法士の役割とその実践の意義について説明することができる。
課題レポート(100%)にて評価を行う(提出期限を厳守すること)。
【授業時間外に必要な学習時間: ‐ 時間】
・準備として、授業資料や教科書にて対象者の疾患特性などを理解しておくこと。
・基礎作業学で実施した分析方法を復習しておくこと。
・障害者雇用に関する資料を新聞、各種メディアのものを読み、ファイルしておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 作業療法学全書 改訂第3版 職業関連活動 | 平賀昭信・岩瀬義昭編 | 協同医書出版社 |
参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード: OT304-SS23