科目責任者 | 髙橋 香代子 |
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担当者 | 髙橋 香代子 |
科目概要 | 3年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻] |
1.子どもを発達途上の個性ある存在としてとらえ、正常発達と環境との相互関係を理解する。
2.子どもの姿勢-運動、知覚、認知、遊びやADLなどの発達過程を理解する。
3.正常発達の知識をもとに子どもを分析できる。
4.各疾患・障害における作業療法のポイントと、障害が子どもの発達に及ぼす影響を理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。
【教育内容】
1.子どもの姿勢・運動、上肢機能の発達過程を学ぶ。
2.知覚・認知、思考・言語、ADL、遊びの発達過程を学ぶ。
3.実際に子どもと触れ合う中で、観察・考察し発達評価を実施する思考過程を経験する。
4.各疾患や障害に応じた作業療法の実践過程について、症例を通して学ぶ。
【教育方法】
授業形態:講義
講義+演習形式、グループワーク・プレゼンテーション、ワークシートを用いた症例検討を行う。
提出された課題に対しては、教員からのコメントを入れて次回の授業にて返却し、必要に応じて解説をする。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1回 | 【対面】 発達障害の作業療法 | オリエンテーション 自分自身の発達記録を作成し、子どもの発達に必要な要素を理解する | 髙橋 香代子 | 4/19③ |
2回 | 【対面】 姿勢-運動の発達と評価 | 0-14か月における腹臥位、背臥位、座位、立位、歩行の発達を学ぶ | 髙橋 香代子 | 4/19④ |
3回 | 【対面】 上肢機能の発達と評価 | 上肢機能の発達と粗大運動との関連を学ぶ | 髙橋 香代子 | 4/26③ |
4回 | 【対面】 知覚・認知および心理・社会性の発達と評価 | 知覚・認知、言語、心理・社会性の発達と環境について学ぶ | 髙橋 香代子 | 4/26④ |
5回 | 【対面】 感覚の発達 | 5感2覚の発達と統合の重要性を学ぶ | 髙橋 香代子 | 5/10③ |
6回 | 【対面】 療育体験 | 療育体験セミナーに参加する | 髙橋 香代子 | 5/10④ |
7・8回 | 【対面】 発達評価の実施 | 子どもとの遊びを通して正常発達について学ぶ | 髙橋 香代子 | 5/17③④ |
9回 | 【対面】 疾患別作業療法 | NICUにおける作業療法の視点の介入について学ぶ | 髙橋 香代子 | 5/24③ |
10回 | 【対面】 小児病棟実習ガイダンス | 小児病棟実習の目的と実習内容を理解する | 髙橋 香代子 | 5/24④ |
11・12回 | 【対面】 疾患別作業療法 | 重度心身障害児の評価と介入について学ぶ | 髙橋 香代子 | 6/7③④ |
13〜15回 | 【対面】 疾患別作業療法 | 広汎性発達障害・注意欠陥多動・学習障害の評価と介入について学ぶ | 髙橋 香代子 | 6/14③④ 6/21② |
◆実務経験の授業への活用方法◆
療育センター・病院での臨床経験を踏まえ、作業療法の臨床的思考や実症例を挙げながら講義・演習を展開する。
1.発達障害領域における作業療法の特徴を説明できる。
2.姿勢-運動の発達が上肢、知覚・認知、思考等の発達に及ぼす影響を説明できる。
3.動画や観察を通して子どもの様子を専門用語で説明できる。
4.観察したことを発達段階や疾患を踏まえて考察し、子どもの全体像が理解できる。
5.各疾患・障害における作業療法のポイントと、障害が子どもの発達に及ぼす影響を説明できる。
グループワークや授業の参加状況(10%)、レポート・ワークシート課題(20%)、定期試験(70%)により総合的に評価する。
【授業時間外に必要な学習時間:60時間】
・2年次に履修した運動学・心理学の内容を理解したうえで臨むこと。
・毎回教科書をよく読んで予習しておくこと。
・毎回の授業の内容を復習して、講義に臨むこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 作業療法学全書 第6巻 改訂第3版 発達障害 | 日本作業療法士協会編 監修 | 協同医書出版社 |
参考書 | やさしく学ぶからだの発達 | 林 万リ 監修 | 全障研出版部 |
参考書 | 保育者が知っておきたい発達が気になる子の感覚統合 | 木村 順 | 学研 |
参考書 | 発達障がい児の子育て | 佐々木 正美 監修 | 大和書房 |
科目ナンバリングコード: OT301-SS14