生理学IIPhysiology II
科目責任者濱田 幸恵 (※)
担当者濱田 幸恵 (※)
科目概要2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻]
2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻]

授業の目的

 正常な人体の働きを知ることは、疾患を発見し理解していくうえで必須である。生理学Ⅰに引き続き、本講義では生体を構成する各器官の働きと、それら諸器官の機能的連絡について理解する。そして、この後に続く専門科目の学習を進めていくうえで必要な基礎的知識を修得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の(PT)②③⑤, (OT)①に関連する。

教育内容・教育方法

【教育内容】
 生理学Ⅰで理解した神経系、感覚系、筋肉・運動系の機能をもとに、循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、内分泌系の各器官の生理的機能、そして多くの器官が関与して維持されている体温調節機構について系統的に解説する。

【教育方法】
授業形態:講義
 資料の送付とビデオによるオンデマンドでの講義形式で行う。また毎回、ビデオ講義受講後は出席確認試験(小テスト)を受験させ、受講と理解の確認を行う。

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1回【対面】
体液の恒常性
体液について、その区分やイオン組成について学習する。(教科書p 346~371)濱田 幸恵
4/14②
第2回【対面】
血液の生理
血液の組成、血液の各成分の機能、血液の凝固機序について学ぶ。(教科書p 176~202)濱田 幸恵
4/21②
第3回【対面】
循環の生理(1):心臓の構造と心筋の特徴
心臓の構造、心筋の分類と特徴について学ぶ。その後、心筋の活動電位の特徴について学習する。(教科書p 204~207)濱田 幸恵
4/28②
第4回【対面】
循環の生理(2):心電図、心周期
正常心電図の各波形の名称と意味を学ぶ。その後、心電図の誘導法を学習する。続いて、心臓の周期的な活動を理解するために、心内圧の変化と各弁の開閉のタイミングを学習する。(教科書p 207~215)濱田 幸恵
5/12②
第5回【対面】
循環の生理(3):血管の分類、血圧、循環調節
血管の機能的分類と血圧について学習する。その後、循環調節のしくみについて学ぶ。(教科書p 215~234)濱田 幸恵
5/19②
第6回【対面】
呼吸(1):呼吸器の構造、呼吸運動
確認テストを行う。呼吸器系の構造について学ぶ。呼吸運動と換気について学習する。(教科書p 236~245)濱田 幸恵
5/26②
第7回【対面】
呼吸(2):体内のガス交換
肺におけるガス交換と血液によるガスの運搬について学ぶ。続いて、呼吸の神経性調節のしくみについて学習する。(教科書p 245~267)濱田 幸恵
6/2②
第8回【対面】
消化と吸収(1):消化管の構造と口腔、胃での消化
消化器系全体の構造の概要を学び、その後、消化管の筋層とその神経支配について学習する。さらに口腔、胃での消化について学ぶ。(教科書p 270~284)濱田 幸恵
6/9②
第9回【対面】
消化と吸収(2):小腸と大腸での消化と吸収
小腸での消化と吸収、消化管ホルモンについて学ぶ。続いて、大腸での消化と吸収について学習する。(教科書p 284~295)濱田 幸恵
6/16②
第10回【対面】
腎臓の生理(1):腎臓の構造、糸球体における濾過
確認テストを行う。腎臓の機能的構造について学ぶ。続いて、尿生成における腎糸球体での濾過について学習する。(教科書p 324~330)濱田 幸恵
6/23②
第11回【対面】
腎臓の生理(2):再吸収と分泌
尿細管における物質の再吸収と分泌の機序について学習する。(教科書p 330~344)濱田 幸恵
6/25③
第12回【対面】
内分泌(1):ホルモンの構造による分類、受容体、ホルモン分泌調節
ホルモンの一般的性質、構造による分類、受容体の分類について学ぶ。続いて、ホルモンの分泌調節のメカニズム.について学習する。(教科書p 374~381)濱田 幸恵
6/30②
第13回【対面】
内分泌(2):視床下部・下垂体・甲状腺、副腎皮質・髄質
視床下部、下垂体、甲状腺、副腎皮質・髄質から分泌されるホルモンの作用について学習する。(教科書p 382~390)濱田 幸恵
7/7②
第14回【対面】
内分泌(3):膵臓と糖代謝、カルシウム代謝
膵臓から分泌されるホルモンと糖代謝について学ぶ。続いて、骨とカルシウム代謝について学習する。(教科書p 390~403)濱田 幸恵
7/9③
第15回【対面】
エネルギー代謝と体温調節機構
確認テストを行う。基礎代謝、食事誘発性熱産生、身体活動によるエネルギーの消費について学ぶ。体温調節のメカニズムと発熱について学習する。(教科書p 298~322、p 406~427)濱田 幸恵
7/14②

◆実務経験の授業への活用方法◆
研究所での研究経験を踏まえ、生体の機能がどのように解明されてきたか概説する。

到達目標

 体液と血液の組成について理解し、血液の各成分の機能について説明ができる。血液凝固機序とABO式、Rh式の血液型の特徴について説明ができ、免疫機能の概要についても説明することができる。心臓の構造と心筋の特徴について説明することができる。心電図の基本的知識(各波形の意味、誘導法など)を修得し、心周期について説明することができる。血管の機能的分類、血圧の測定法と特徴、循環系の調節機序について説明ができる。呼吸器の構造と呼吸運動について説明することができる。肺、血管におけるガス交換について理解し、さらに呼吸器系の神経性調節について説明することができる。消化管の構造、運動の種類と特徴について説明することができる。消化液と消化管ホルモンによる消化・吸収について説明することができる。腎臓の機能的構造と糸球体における濾過について説明することができる。腎尿細管における各物質の再吸収・分泌について説明することができる。ホルモンの一般的性質について理解し、構造的分類や受容器のタイプ、分泌調節機序について説明することができる。各ホルモンの分泌部位・特徴・作用について説明することができる。各講義内容を理解し、人体機能の基本的概念を身につけ病態の解釈の基礎として使うことができる。

評価基準

定期試験(85%)及び授業内試験(15%)により評価する。

準備学習等(予習・復習)

 【授業時間外に必要な学習時間:60時間】
予習:各講義の授業内容欄に記載された教科書の範囲をあらかじめ読んでおくこと。
復習:各講義で用いたプリントの内容を復習しておくこと。特に、毎回、小テストを行うので間違えた問題の内容はプリント・ビデオで再確認し、知識を整理しておくこと。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書メディカルスタッフ専門基礎科目シリーズ 新版 生理学桑名俊一・荒田昌子 編著理工図書(ISBN 978-4-8446-0883-7)
参考書(なし)

備考・その他

科目ナンバリングコード: (PT)PT201-SF08, (OT)OT201-SF09