科目責任者 | 上出 直人 (※) |
---|---|
担当者 | 上出 直人 (※) |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] |
・ADLについて、対象者や他職種にもわかりやすく説明できるようになるために、ADLの概念とその範囲について理解する。
・対象者が抱える問題を理解できるようになるために、“生活機能”、“障がい”、”QOL”について、それぞれの定義を知る。
・対象者のADL障害を適切に評価できるようになるために、ADLの評価尺度やその使用方法について理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②に関連する。
【教育内容】
・ADLの概念とその範囲について学ぶ。
・ICF(国際生活機能分類)の内容と使い方について学ぶ。
・生活機能、障がい、QOLに関して、それぞれの定義と考え方について学ぶ。
・ADLの評価尺度(BIおよびFIMなど)およびその使い方について学ぶ。
【教育方法】
授業形態:講義
パワーポイントを使用した講義形式で行う。また、本講義では小テストを実施する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 【対面】 コース紹介 | 本講義の目的・内容・達成目標および評価基準について、オリエンテーションを行う。 | 上出 直人 | 4/19③ |
第2回 | 【対面】 ADLの概念と範囲 | ADLの概念および範囲について解説する。また、狭義のADL(BADL)と広義のADL(APDL、IADL)について解説する。(教科書①:pp14-16) | 上出 直人 | 4/19④ |
第3回 | 【対面】 ADLと姿勢 ADLと運動学的分析 | ADL動作を構成する姿勢の呼称とADL動作における姿勢変換について解説する。(教科書①:pp34-35、配布資料) | 上出 直人 | 4/19⑤ |
第4回 | 【対面】 ADLとQOL | QOLの概念とADLとの関係について解説する。(配布資料) | 上出 直人 | 4/26③ |
第5・6回 | 【対面】 生活機能と障がい | 生活機能と障がいの捉え方や歴史的変遷、お よび障がいとADLとの関係について解説す る。特に、ICF (国際生活機能分類)について概 念と構造を解説する。また、ICF におけるADL の位置づけについて解説する。(教科書①: pp17-20、教科書②) | 上出 直人 | 4/26④⑤ |
第7・8回 | 【対面】 ADLの評価 | 代表的なADL尺度であるBarthel IndexとFIM、およびIADL評価尺度について概要を解説し、さらに評価尺度の具体的な使用方法を解説する。 ADL・IADL評価の役割、目的、評価のポイントについて解説する。(教科書①:pp21-33) | 上出 直人 | 5/10③④ |
本講義ではMoodleを使用する。
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を基に、日常生活動作の障害に対する評価・支援の方法を解説する。
・ADLの概念とその範囲について具体的に述べることができる。
・ICFの特徴や内容について具体的に説明し、対象者に実際に適用することができる。
・生活機能、障がい、QOLの定義について具体的に述べることができる。
・ADLの評価方法(BIおよびFIM)について、正しく対象者に使用することができる。
小テスト(30%)+レポート(10%)+まとめ試験(60%)で評定する。小テストについては,必要に応じて講義内でフィードバックを行う.レポートについては,提出後1か月以内を目処に,Moodle経由でフィードバックを行う.
講義内容については、教科書における該当箇所があらかじめ明記してあるので、教科書の該当箇所を読んで予習したうえで講義に臨むこと。講義終了後に小テストを行うので、講義内容をノート等にまとめたうえで小テストに臨むこと。
【授業時間外に必要な学習時間:30時間】
予習:指定した教科書の該当ページおよびMoodleにある講義資料を事前に読んでおくこと。
復習:指定した教科書の該当ページおよび講義資料をノートにまとめること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 「PT・OTビジュアルテキストADL 第1版」 | 柴喜崇、下田信明(編集) | 羊土社 |
教科書 | ICF国際生活機能分類-国際障害分類改訂版- | 障害者福祉研究会(編集) | 中央法規出版 |
参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード: PT301-SS14