科目責任者 | 清水 忍 (※) |
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担当者 | 清水 忍 (※), 福田 倫也 (※), 秦 若菜 (※) |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] |
リハビリテーションを行う上で必要な高次脳機能障害に関する知識を修得する。
失語症、注意障害などの高次脳機能障害の検査法について理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②に関連する。
【教育内容】
失語症、注意障害などの高次脳機能障害の概念、症状、責任病巣などについて学習する。また、高次脳機能障害の各種検査法について実習を通して学ぶ。
【教育方法】
授業形態:演習
講義形式と実習形式。
授業始めの10分間で小テストを実施し、前回の内容の振り返りを行う。小テストは次の講義開始時に返却し、全体に対してフィードバックする。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 失語症 | 失語症の概念、症状、メカニズム、責任病巣について学習する | 福田 倫也 | 4/7① |
第2回 | 【対面】 認知機能の評価①【実習】 | HDS-R、MMSEなど認知機能の評価法ついて学習する | 清水 忍 | 4/7② |
第3回 | 【対面】 注意障害、遂行機能障害 | 注意障害、遂行機能障害の概念、症状、メカニズム、責任病巣について学習する | 福田 倫也 | 4/14① |
第4回 | 【対面】 失語症の検査法【実習】 | 失語症の検査法について学習する | 秦 若菜 | 4/14② |
第5回 | 【対面】 記憶障害 | 記憶障害の概念、症状、メカニズム、責任病巣について学習する | 福田 倫也 | 4/21① |
第6回 | 【対面】 失語症のリハビリテーション【実習】 | 失語症のリハビリテーションについて学習する | 秦 若菜 | 4/21② |
第7回 | 【対面】 行動と情動の障害、半側空間無視 | 行動と情動の障害、半側空間無視の概念、症状、メカニズム、責任病巣について学習する | 福田 倫也 | 4/28① |
第8回 | 【対面】 認知機能の評価②【実習】 | WAIS、コース立方体、レーブン色彩マトリックス検査について学習する | 清水 忍 | 4/28② |
第9回 | 【対面】 失行 | 失行の概念、症状、メカニズム、責任病巣について学習する | 福田 倫也 | 5/12① |
第10回 | 【対面】 遂行機能障害の評価【実習】 | 遂行機能障害の評価法について学習する | 清水 忍 | 5/12② |
第11回 | 【対面】 失認 | 失認の概念、症状、メカニズム、責任病巣について学習する | 福田 倫也 | 5/26① |
第12回 | 【対面】 注意機能の評価【実習】 | 注意機能の評価法について学習する | 清水 忍 | 5/26② |
第13回 | 【対面】 認知症 | 認知症の概念、代表的疾患の症状について学習する | 福田 倫也 | 6/2① |
第14回 | 【対面】半側空間無視の評価【実習】 | 半側空間無視の評価法について学習する | 清水 忍 | 6/2② |
第15回 | 【対面】 高次脳機能障害と脳画像 | 高次脳機能障害と脳画像所見について学習する | 福田 倫也 | 6/16① |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院や施設での臨床経験を踏まえ、高次脳機能障害に対する理学療法の習得を援助する。
1.失語症、注意障害をはじめとする高次脳機能障害の概念、症状、責任病巣などについて説明ができる。
2.失語症、注意障害をはじめとする高次脳機能障害の検査を列挙できる。
3.失語症、注意障害をはじめとする高次脳機能障害の検査結果を解釈できる。
定期試験(90%)、小テスト(5%)、授業への参加態度(5%)により評価する。なお、欠席は減点する。
【授業時間外に必要な学習の時間:15時間】
予習:「高次脳機能学(2年時に開講)で学習した知識を理解していること」を前提に進めるため、同 講義内容を復習した上で授業に出席すること。
復習:各種高次脳機能検査の実習を行う前に、該当する高次脳機能障害に関する復習を行うこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 高次脳機能障害学 第2版 | 石合純夫著 | 医歯薬出版株式会社 |
参考書 | 神経心理学評価ハンドブック | 田川皓一編 | 西村書店 |
科目ナンバリングコード: PT302-SS09