Web Syllabus(講義概要)
トップへ戻る 前のページへ戻る
基礎理学療法学(実習含)Basic Physical Therapy
科目責任者渡邊 裕之 (※)
担当者渡邊 裕之 (※), 清水 忍 (※), 神谷 健太郎 (※), 見井田 和正 (※)
科目概要2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻]

授業の目的

 運動療法学の基礎理論と技術に関して理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②③⑤に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
 運動療法の概念について学ぶ。
 運動器に関する基礎的な知識(関節の構造・筋収縮のメカニズム、随意運動、呼吸・循環、代謝)を学ぶ。
 各種疾患(内部、中枢神経、運動器、癌)の評価と理学療法について学ぶ。
 ランドマーク触診法を修得する。

【教育方法】
授業形態:演習
 講義形式、パワーポイントを使用。講義内容に合わせて実習を行う。ロールプレイによる教示の後、実習を行う。

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1回【対面】
ガイダンス・総論
授業の内容と教授方法について解説する。渡邊 裕之
9/7③
第2回【対面】
運動療法の基礎ー骨の生理学ー
骨の生理学とremodelingについて解説する。また、運動療法の適応と骨の反応について理解する。【実習】渡邊 裕之
9/7④
第3回【対面】
運動療法の基礎ー関節の分類ー
滑膜関節とその分類について解説する。関節の基本構造と運動機能ついて理解する。渡邊 裕之
9/14③
第4回【対面】
運動療法の基礎ー関節の構造ー
関節の構造と運動・関節機能について理解する。【実習】渡邊 裕之
9/14④
第5回【対面】
運動療法の基礎ー筋の構造ー
骨格筋と腱の構造と物性について理解する。渡邊 裕之
9/21③
第6回【対面】
運動療法の基礎ー筋の形態観察ー
筋腱の形態的特徴について超音波断層撮影装置を用いて理解する。【実習】渡邊 裕之
9/21④
第7回【対面】
運動療法の基礎ー筋張力発揮のメカニズムー
筋による張力発揮のメカニズムについて理解する。渡邊 裕之
9/28③
第8回【対面】
運動療法の基礎ー筋力張力測定ー
筋張力発揮と収縮特性について筋力測定装置を用いて修得する。【実習】渡邊 裕之
9/28④
第9回【対面】
運動療法の基礎ーPREー
筋力強化のメカニズムと漸増抵抗運動(PRE)の手法について理解する。渡邊 裕之
10/5③
第10回【対面】
運動療法の基礎ーPREの実際ー
漸増抵抗運動を筋力強化用のマシンを用いて修得する。【実習】渡邊 裕之
10/5④
第11回【対面】
整形外科系理学療法学の基礎ー構造編ー
運動器系の病態生理、骨折、軟骨損傷の治癒過程と治療の理論について解説する。渡邊 裕之
10/12③
第12回【対面】
整形外科系理学療法学の基礎ー障害編ー
運動療法による運動器疾患の治療効果について理解する。【実習】渡邊 裕之
10/12④
第13回【対面】
内部障害系理学療法学の基礎ー循環ー
運動時の呼吸・循環・代謝系の応答について基礎的な知識を理解する。神谷 健太郎
10/19③
第14回【対面】
内部障害系理学療法学の基礎ー循環ー
運動時の呼吸・循環・代謝系の応答について基礎的な知識を理解する。【実習】神谷 健太郎
10/19④
第15回【対面】
内部障害系理学療法学の
基礎ー呼吸ー
運動時の呼吸・循環・代謝系の応答について基礎的な知識を理解する。神谷 健太郎
10/26③
第16回【対面】
内部障害系理学療法学の基礎ー代謝ー
運動時の呼吸・循環・代謝系の応答について基礎的な知識を理解する。【実習】神谷 健太郎
10/26④
第17回【対面】
中枢神経系理学療法学の基礎ー中枢神経障害とはー
中枢神経系の障害と修復について評価ならびに運動療法について修得する。【実習】清水 忍
11/2③
第18回【対面】
中枢神経系理学療法学の基礎ー中枢神経障害とはー
中枢神経系の障害と修復について解説する。清水 忍
11/2④
第19回【対面】
中枢神経系理学療法学の基礎ー脳卒中片麻痺の評価ー
脳卒中片麻痺の評価について修得する。【実習】清水 忍
11/9③
第20回【対面】
中枢神経系理学療法学の基礎ー脳卒中片麻痺の評価ー
脳卒中片麻痺の病態と治癒過程について理解する。清水 忍
11/9④
第21回【対面】
癌の理学療法
がんの理学療法を修得する。見井田 和正
11/16③
第22回【対面】
癌の理学療法
がんの理学療法の概要を理解する。見井田 和正
11/16④
第23回【対面】
臨床触診法ー概要ー
ランドマーク触診法の理論と実際の触診手技について理解する。【実習】渡邊 裕之
11/30③
第24回【対面】
臨床触診法ー頭蓋骨・下顎骨ー
[頭蓋骨、下顎骨のランドマーク触診法について修得する。【実習】渡邊 裕之
11/30④
第25回【対面】
臨床触診法ー脊椎ー
脊椎のランドマーク触診法について修得する。【実習】渡邊 裕之
12/7②
第26回【対面】
臨床触診法ー上肢ー
上肢のランドマーク触診法について修得する。【実習】渡邊 裕之
12/7③
第27回【対面】
臨床触診法ー肩甲骨・肋骨ー
肩甲骨、肋骨のランドマーク触診法について修得する。【実習】渡邊 裕之
12/7④
第28回【対面】
臨床触診法ー骨盤ー
脊椎、骨盤のランドマーク触診法について修得する。【実習】渡邊 裕之
12/14②
第29回【対面】
臨床触診法ー下肢ー
下肢のランドマーク触診法について修得する。【実習】渡邊 裕之
12/14③
第30回【対面】
臨床触診法ー下肢ー
下肢のランドマーク触診法について修得する。【実習】渡邊 裕之
12/14④
第1回
項目
【対面】
ガイダンス・総論
授業内容
授業の内容と教授方法について解説する。
担当者
渡邊 裕之
日時
9/7③
第2回
項目
【対面】
運動療法の基礎ー骨の生理学ー
授業内容
骨の生理学とremodelingについて解説する。また、運動療法の適応と骨の反応について理解する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
9/7④
第3回
項目
【対面】
運動療法の基礎ー関節の分類ー
授業内容
滑膜関節とその分類について解説する。関節の基本構造と運動機能ついて理解する。
担当者
渡邊 裕之
日時
9/14③
第4回
項目
【対面】
運動療法の基礎ー関節の構造ー
授業内容
関節の構造と運動・関節機能について理解する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
9/14④
第5回
項目
【対面】
運動療法の基礎ー筋の構造ー
授業内容
骨格筋と腱の構造と物性について理解する。
担当者
渡邊 裕之
日時
9/21③
第6回
項目
【対面】
運動療法の基礎ー筋の形態観察ー
授業内容
筋腱の形態的特徴について超音波断層撮影装置を用いて理解する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
9/21④
第7回
項目
【対面】
運動療法の基礎ー筋張力発揮のメカニズムー
授業内容
筋による張力発揮のメカニズムについて理解する。
担当者
渡邊 裕之
日時
9/28③
第8回
項目
【対面】
運動療法の基礎ー筋力張力測定ー
授業内容
筋張力発揮と収縮特性について筋力測定装置を用いて修得する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
9/28④
第9回
項目
【対面】
運動療法の基礎ーPREー
授業内容
筋力強化のメカニズムと漸増抵抗運動(PRE)の手法について理解する。
担当者
渡邊 裕之
日時
10/5③
第10回
項目
【対面】
運動療法の基礎ーPREの実際ー
授業内容
漸増抵抗運動を筋力強化用のマシンを用いて修得する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
10/5④
第11回
項目
【対面】
整形外科系理学療法学の基礎ー構造編ー
授業内容
運動器系の病態生理、骨折、軟骨損傷の治癒過程と治療の理論について解説する。
担当者
渡邊 裕之
日時
10/12③
第12回
項目
【対面】
整形外科系理学療法学の基礎ー障害編ー
授業内容
運動療法による運動器疾患の治療効果について理解する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
10/12④
第13回
項目
【対面】
内部障害系理学療法学の基礎ー循環ー
授業内容
運動時の呼吸・循環・代謝系の応答について基礎的な知識を理解する。
担当者
神谷 健太郎
日時
10/19③
第14回
項目
【対面】
内部障害系理学療法学の基礎ー循環ー
授業内容
運動時の呼吸・循環・代謝系の応答について基礎的な知識を理解する。【実習】
担当者
神谷 健太郎
日時
10/19④
第15回
項目
【対面】
内部障害系理学療法学の
基礎ー呼吸ー
授業内容
運動時の呼吸・循環・代謝系の応答について基礎的な知識を理解する。
担当者
神谷 健太郎
日時
10/26③
第16回
項目
【対面】
内部障害系理学療法学の基礎ー代謝ー
授業内容
運動時の呼吸・循環・代謝系の応答について基礎的な知識を理解する。【実習】
担当者
神谷 健太郎
日時
10/26④
第17回
項目
【対面】
中枢神経系理学療法学の基礎ー中枢神経障害とはー
授業内容
中枢神経系の障害と修復について評価ならびに運動療法について修得する。【実習】
担当者
清水 忍
日時
11/2③
第18回
項目
【対面】
中枢神経系理学療法学の基礎ー中枢神経障害とはー
授業内容
中枢神経系の障害と修復について解説する。
担当者
清水 忍
日時
11/2④
第19回
項目
【対面】
中枢神経系理学療法学の基礎ー脳卒中片麻痺の評価ー
授業内容
脳卒中片麻痺の評価について修得する。【実習】
担当者
清水 忍
日時
11/9③
第20回
項目
【対面】
中枢神経系理学療法学の基礎ー脳卒中片麻痺の評価ー
授業内容
脳卒中片麻痺の病態と治癒過程について理解する。
担当者
清水 忍
日時
11/9④
第21回
項目
【対面】
癌の理学療法
授業内容
がんの理学療法を修得する。
担当者
見井田 和正
日時
11/16③
第22回
項目
【対面】
癌の理学療法
授業内容
がんの理学療法の概要を理解する。
担当者
見井田 和正
日時
11/16④
第23回
項目
【対面】
臨床触診法ー概要ー
授業内容
ランドマーク触診法の理論と実際の触診手技について理解する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
11/30③
第24回
項目
【対面】
臨床触診法ー頭蓋骨・下顎骨ー
授業内容
[頭蓋骨、下顎骨のランドマーク触診法について修得する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
11/30④
第25回
項目
【対面】
臨床触診法ー脊椎ー
授業内容
脊椎のランドマーク触診法について修得する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
12/7②
第26回
項目
【対面】
臨床触診法ー上肢ー
授業内容
上肢のランドマーク触診法について修得する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
12/7③
第27回
項目
【対面】
臨床触診法ー肩甲骨・肋骨ー
授業内容
肩甲骨、肋骨のランドマーク触診法について修得する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
12/7④
第28回
項目
【対面】
臨床触診法ー骨盤ー
授業内容
脊椎、骨盤のランドマーク触診法について修得する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
12/14②
第29回
項目
【対面】
臨床触診法ー下肢ー
授業内容
下肢のランドマーク触診法について修得する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
12/14③
第30回
項目
【対面】
臨床触診法ー下肢ー
授業内容
下肢のランドマーク触診法について修得する。【実習】
担当者
渡邊 裕之
日時
12/14④

授業内容欄外

 理学療法の主たる対象となる運動器疾患、呼吸・循環器疾患、中枢神経系の疾患、癌疾患に対する運動療法の基礎と理論について学習する。全ての講義は実習との組み合わせで実施され、基礎的な理学療法の実際についても体験する。後半は身体計測に重要な骨格系ランドマークの触診法について実習を行う。

◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、理学療法の基礎となる知識・技術の臨床への適応について解説する。

到達目標

運動療法学の基礎理論と運動療法の基本的技術に関して理解し実践できる。
病態や障害に応じた患者の運動機能について予測することができる。
基礎医学と臨床医学を橋渡しする科目であり、高い関心を持って臨むことができる。

評価基準

実習態度(30%)、定期試験(70%)にて判定する。
理学療法の基礎となる解剖学、生理学等の知識を深め、理学療法に応用するための準備状態を備えていること。

準備学習等(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習時間:30時間】 
 予習:必要に応じて授業内容に関連する生理学、解剖学の予習を行うこと。
 復習:基礎医学領域の不足している部分は繰り返し学ぶこと。3年生で学ぶ理学療法の根幹になります。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書教員よりプリントを配布
参考書標準理学療法学 -運動療法学各論-吉尾雅春、横田一彦医学書院
参考書カラーアトラス骨格系ランドマークの定義と触診法Serge Van Sint Jan・渡邊裕之、白井正樹NAP
教科書
署名
教員よりプリントを配布
著者・編者
発行所
参考書
署名
標準理学療法学 -運動療法学各論-
著者・編者
吉尾雅春、横田一彦
発行所
医学書院
参考書
署名
カラーアトラス骨格系ランドマークの定義と触診法
著者・編者
Serge Van Sint Jan・渡邊裕之、白井正樹
発行所
NAP

備考・その他

科目ナンバリングコード: PT302-SS03