科目責任者 | 河端 将司 |
---|---|
担当者 | 渡邊 裕之, 河端 将司 |
科目概要 | 2年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] |
身体運動を客観的に記述し、力学に基づき分析をする力を身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②③⑤に関連する。
【教育内容】
運動学および力学的分析が理学療法を行う上でどう役に立つのかを具体例をあげて紹介する。
【教育方法】
授業形態:講義
講義は必要に応じて配布した資料ならびに教科書に基づいて解説する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 【対面】 オリエンテーション・総論 | 運動学とは何か?評価や治療における運動学の重要性を解説する。 | 河端 将司 渡邊 裕之 | 5/10③ |
第2回 | 【対面】 関節の構造と機能 | 関節の基本構造と運動(並進・回転運動・回転軸,関節の分類,関節包内運動)について解説する。 | 河端 将司 渡邊 裕之 | 5/17③ |
第3回 | 【対面】 生体力学の原理① | 身体の関節運動や力生成の仕組みを運動の法則(慣性,加速度,作用反作用)から解説する。 | 河端 将司 渡邊 裕之 | 5/24③ |
第4回 | 【対面】 生体力学の原理② | 身体の関節運動や力生成の仕組みをてこや関節トルクから解説する。 | 河端 将司 渡邊 裕之 | 5/31③ |
第5回 | 【対面】 筋の構造と機能 | 筋と腱の形態と構造,力を生成する仕組みを解説する。 | 河端 将司 渡邊 裕之 | 6/7③ |
第6回 | 【対面】 筋の運動生理 | 神経系や感覚系からの影響,および筋のトレーニング・廃用の影響について解説する。 | 河端 将司 渡邊 裕之 | 6/14③ |
第7回 | 【対面】 身体重心と床反力と姿勢 | 支持基底面,身体重心,床反力について解説する。 | 河端 将司 渡邊 裕之 | 6/21③ |
第8回 | 【対面】 まとめ | 前期まとめと後期の実習オリエンテーション | 河端 将司 渡邊 裕之 | 6/28③ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を基に、患者に見られる姿勢と運動に潜む力学を解説する。
この授業の終了後には、学生は以下のことができるようになる。
・身体関節運動に関わる力とテコの関係を説明できる。
・筋や腱の構造や機能から力を発揮する仕組みを説明できる。
・身体重心や床反力など力学的視点から基本動作の分析を客観的に記述できる。
定期試験を90%、受講態度を10%で採点する。定期試験は到達目標を踏まえ、①関節構造と筋機能、②関節のモーメントに関する問題、③重心と安定性を出題する。
【授業時間外に必要な学習時間:30時間】
予習:割り当てられた教科書の予習範囲を読み、わからない用語は調べ、説明できるようにしておくこと。
復習:次回の講義に備え前回の授業範囲の要点を整理しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 筋骨格系のキネシオロジー 原著第3版 | Neumann DA著、Andrew PD・他監訳 | 医歯薬出版 |
参考書 | Biomechanics and Motor Control of Human Movement 4th edition | Winter DA | John Wiley & Sons |
参考書 | PT・OT・PO 身体運動の理解につなげる物理学 | 江原義弘、山本澄子、中川昭夫 | 南江堂 |
参考書 | 基礎運動学第6版 | 中村隆一、齋藤宏、長崎浩 | 医歯薬出版 |
科目ナンバリングコード: PT201-SF19