科目責任者 | 長谷川 智之 |
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担当者 | 長谷川 智之 |
科目概要 | 2年 (1単位・必修) [医療工学科 診療放射線技術科学専攻] |
第1学年で履修した放射線物理学を復習して理解を深めながら、放射線医療技術に関わる物理学の基礎を理解し、他の専門的授業を履修するための確固たる土台を固める。そして、関連する国家試験問題を解く能力を身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④⑤⑦に関連する。
【教育内容】
放射線物理学の復習と補足、放射線と物質の相互作用、超音波の基礎、磁気共鳴の基礎、放射線物理学に関わる演習について学ぶ。
【教育方法】
授業形態:講義
教科書と配布資料に基づき授業を講義形式で行う。授業中に質問等の時間を設けてフィードバックを図る。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 授業全体の導入 | 授業内容の導入、放射線物理学で学習した内容を復習して学ぶ。 | 長谷川 智之 | 4/19③ |
第2回 | 【対面】 放射線物理学の復習と最新の国家試験問題 | 放射線物理学で学習した内容を復習しながら最新の国家試験問題に挑戦する。 | 長谷川 智之 | 4/26③ |
第3回 | 【対面】 超音波の物理的な基礎 | 超音波、縦波、横波、音速、振動数、周波数、波長、強さ(強度)、音圧、減衰、デシベル、透過、反射、屈折、回折、干渉、分散、音響インピーダンス、反射率、透過率について学ぶ。 | 長谷川 智之 | 5/10③ |
第4回 | 【対面】 磁気共鳴の物理的な基礎 | 原子核スピン、磁気モーメント、磁気回転比、磁化(ベクトル)、歳差運動、ラーモア周波数、磁気共鳴、共鳴周波数、90度パルス、縦緩和、横緩和、T1値、T2値について学ぶ。 | 長谷川 智之 | 5/17③ |
第5回 | 【対面】 放射線物理学と医用物理学の総括(国試類似問題に挑戦その1) | 放射線物理学ならびに超音波・磁気共鳴の基礎を復習し国家試験レベルの演習問題に挑戦する。 | 長谷川 智之 | 5/24③ |
第6回 | 【対面】 放射線物理学と医用物理学の総括(国試類似問題に挑戦その2) | 引き続き放射線物理学ならびに超音波・磁気共鳴の基礎を復習し国家試験レベルの演習問題に挑戦する。 | 長谷川 智之 | 5/31③ |
第7回 | 【対面】 放射線物理学と医用物理学の総括(国試類似問題に挑戦その3) | さらに放射線物理学ならびに超音波・磁気共鳴の基礎を復習し国家試験レベルの演習問題に挑戦する。 | 長谷川 智之 | 6/7③ |
第8回 | 【対面】 まとめ | まとめ(詳細は未定) | 長谷川 智之 | 6/14③ |
第9回 | 【対面】 まとめ | まとめ(他の担当授業との調整後、最終校正前までには8コマに削減する予定) | 長谷川 智之 | 6/21③ |
第1学年で履修した放射線物理学の理解を深め、放射線医療技術に関わる物理学の基礎を習得する。放射線に関わる物理現象について論理的・定量的に考え理解できる。重要事項を暗記するのみではなく演習問題を自分自身で解答できる。国家試験における放射線物理学問題を解答できる。
定期試験(100%)により評価する。
【授業時間外に必要な学習の時間:29時間】
高校レベルの物理学を理解し、これまでに勉強した放射線物理学及び物理学を復習しておくこと。授業内容を理解するには予習と復習は不可欠である。予習・復習に必要な時間については、具体例として、ある授業の回についてある履修者にとっては1時間程度で十分な場合もあるかもしれないが、一方、ある履修者にとっては高校レベルの物理学や数学あるいは第一学年で履修した放射線物理学についての理解度が低いため何時間もかけて補うのが望ましい場合もあり、一律に指定することはできない。
予習:教科書の該当箇所や事前配布資料を勉強しておくこと。
復習:授業内容を振り返り重要事項をまとめて理解不足の点は補っておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | アイソトープ手帳 放射線物理学 | 日本アイソトープ協会 鬼塚昌彦他著 | 日本アイソトープ協会 共立出版 |
参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード: RT301-SF18