放射線管理学Radiation Protection
科目責任者我妻 慧 (※)
担当者鍵谷 豪 (※), 我妻 慧 (※)
科目概要2年 (2単位・必修) [医療工学科 診療放射線技術科学専攻]

授業の目的

 放射線による障害防止のために必要な防護、施設等の基準、放射線同位元素を備える施設の管理技術および放射線の安全取扱法を理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④⑤⑦に関連する。

教育内容・教育方法

【教育内容】
 放射線防護に関わる国際的な機関である国際放射線防護委員会(ICRP) 等の基本理念ならびに我が国の放射線防護の法体系、特に放射性同位元素等規制法、医療法施行規則および電離放射線障害防止規則について学ぶ。さらに、放射線安全取扱と安全管理の実際、また、本学部の放射線施設の放射線業務従事者となるために必要な教育訓練講習として、放射線障害予防規程について学ぶ。

【教育方法】
授業形態:講義
板書またはパワーポイントを用いた対面講義形式
授業始めの10分間で小テストを実施し、前回の内容の振り返りを行う。

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1回【対面】
放射線安全管理の基本理念
放射線安全管理の意義と必要性および放射線防護体系とその成り立ちについて学ぶ。鍵谷 豪
4/15②
第2回【対面】
国際放射線防護委員会
国際放射線防護委員会とその勧告について学ぶ。鍵谷 豪
4/21②
第3回【対面】
環境の管理(密封放射性同位元素使用施設、高エネルギー放射線発生装置使用施設)
密封放射性同位元素使用施設、高エネルギー放射線発生装置使用施設の安全管理ついて学ぶ。鍵谷 豪
4/22②
第4回【対面】
放射線防護の基本概念
放射線防護の基本概念、吸収線量について解説する。鍵谷 豪
5/6②
第5回【対面】
放射線防護量
実効線量・等価線量について解説する。鍵谷 豪
5/13②
第6回【対面】
放射線被ばくの種類
職業被ばく、公衆被ばく、医療被ばく、患者の被ばくの低減について解説する。鍵谷 豪
5/20②
第7回【対面】
放射線被ばくと生物影響
外部被ばく、内部被ばく、被ばく評価、被ばくリスクについて解説する。鍵谷 豪
5/27②
第8回【対面】
個人の管理
被ばく管理、健康管理について解説する。鍵谷 豪
6/3②
第9回【対面】
環境の管理(X線装置使用施設)
診療用X線装置使用施設の安全管理ついて解説する。我妻 慧
6/10②
第10回【対面】
環境の管理(非密封放射性同位元素取扱施設)
非密封放射性同位元素取扱施設の安全管理について学ぶ。我妻 慧
6/17②
第11回【対面】
環境の管理(空間線量、空気中、水中の放射性同位元素)
空間線量、空気中、水中の放射性同位元素の測定と評価について学ぶ。我妻 慧
6/24②
第12回【対面】
環境の管理(表面密度の測定と評価、排水・排気中の放射性同位元素)
表面密度の測定と評価、排水・排気中の放射性同位元素の測定と評価について学ぶ。我妻 慧
6/30②
第13回【対面】
廃棄物の管理
放射性廃棄物等の管理について学ぶ。我妻 慧
7/1②
第14回【対面】
放射線障害予防規程
北里大学医療衛生学部放射線障害予防規程について理解する。鍵谷 豪
7/8②
第15回【対面】
まとめ
まとめ及び解説我妻 慧
7/15②

◆実務経験の授業への活用方法◆
研究所における高度な放射線・放射性同位元素の医学利用及び研究経験並びに安全管理の経験を踏まえて、放射線の管理技術及び安全取扱法を概説する。

到達目標

 有用な放射線を安全に利用することの意義を説明できる。放射線防護の理念と法体系および放射線安全取扱を説明できる。診療放射線技師に必要な放射線を安全に取り扱う行動規範と、放射線安全管理者の行う職務を説明できる。

評価基準

 定期試験か小テストにより判定する(100%)。

準備学習等(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習時間:60時間】
予習:放射線管理学の授業を理解するために、1年生で履修した放射線物理学と放射線生物学の復習をしておく。また、教科書の該当部分のページを読んでおくこと。
復習:講義終了後配付資料やノートを基に復習を行なう。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書放射線安全管理学 改訂第2版西谷源展、鈴木 昇一オーム社
参考書放射線概論 第11版柴田徳思編通商産業研究社
参考書放射線関係法規概説 第8版川井恵一著通商産業研究社

備考・その他

放射線関係法規概説(川井恵一著)は参考書ですが、関係法規の教科書として、あるいは放射線管理学・計測学実習で使用しますので、この際購入しておいてください。

科目ナンバリングコード: RT301-SS09