放射化学Radiochemistry
科目責任者我妻 慧 (※)
担当者我妻 慧 (※)
科目概要2年 (2単位・必修) [医療工学科 診療放射線技術科学専攻]

授業の目的

 放射性同位元素の一般的な性質やその取扱法および応用について理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④⑤⑦に関連する。

教育内容・教育方法

【教育内容】
 放射性同位元素の特徴について詳述し、基礎的な取扱法、分離・精製法、放射性同位元素の利用法としての核医学、分析化学、生化学への応用について学ぶ。

【教育方法】
授業形態:講義
講義形式を基本とし、パワーポイントを使用する。講義の中で演習問題を解く。
授業始めの10分間で小テストを実施し、前回の内容の振り返りを行う。

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1回【対面】
放射性核種
放射性元素の発見、用語の定義について学ぶ。我妻 慧
5/7②
第2回【対面】
放射能
放射性壊変の種類、放射能について学ぶ。我妻 慧
5/14②
第3回【対面】
壊変現象
放射平衡について学ぶ。我妻 慧
5/21②
第4回【対面】
放射性核種と壊変現象(まとめ)
放射壊変現象に関する演習を行う。我妻 慧
5/28②
第5回【対面】
天然放射性核種
放射性核種の製造、核反応、核反応断面積について学ぶ。我妻 慧
6/4②
第6回【対面】
人工放射性核種(基礎)
ジェネレータの利用と放射化学の核医学への応用について学ぶ。我妻 慧
6/10④
第7回【対面】
人工放射性核種(応用)
ホットアトム、同位体交換、同位体効果について学ぶ。我妻 慧
6/11②
第8回【対面】
放射性同位体の特徴
ラジオコロイド、オートラジオグラフィについて学ぶ。我妻 慧
6/17④
第9回【対面】
放射性同位体の特徴と応用
基本事項のおよび共沈法、溶媒抽出法について学ぶ。我妻 慧
6/18②
第10回【対面】
放射性核種の分離・精製法(特徴と種類)
イオン交換法、各種クロマトグラフィ法、電気化学的分離法、蒸留法等について学ぶ。我妻 慧
6/24④
第11回【対面】
標識化合物の合成
標識化合物の合成法と保存方法について学ぶ。我妻 慧
6/25②
第12回【対面】
放射性同位元素の利用(1)
同位体希釈分析、放射化分析について学ぶ。我妻 慧
7/2②
第13回【対面】
放射性同位元素の利用(2)
放射性炭素年代測定について学ぶ。我妻 慧
7/9②
第14回【対面】
演習試験
演習試験および解説我妻 慧
7/16②
第15回【対面】
まとめ
まとめおよび解説我妻 慧
7/16③

◆実務経験の授業への活用方法◆
研究所における高度な放射線・放射性同位元素の医学利用及び研究経験を踏まえて、放射性同位元素の取扱い・応用を概説する。

到達目標

放射性同位元素の特性と生成反応などの基礎と応用を説明できる。診療放射線技師国家試験の放射化学に関する問題に対応できるレベルに到達する。

評価基準

 定期試験(90%)、受講態度(10%)により総合的に評価する。

準備学習等(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習時間:60時間】周期表を理解することが、放射化学の理解に役立つ。周期表の中の元素記号やその並び方を予習しておく。1年生で履修した放射線物理の中で、放射性同位元素の性質の項目を予習しておくと、放射化学の内容が理解しやすい。授業の要点について、授業後配付資料を用いて復習を行なうこと。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書放射化学改訂第3版花田博之編オーム社
参考書放射線概論 第10版柴田徳思編通商産業研究社

備考・その他

科目ナンバリングコード:RT301-SF21