科目責任者 | 氏平 政伸 |
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担当者 | 氏平 政伸, 古平 聡, 稻岡 秀検, 横場 正典, 小久保 謙一, 酒井 利奈, 塚尾 浩, 守田 憲崇, 小川 恵美悠, 小林 こず恵, 吉田 和弘, 小菅 智裕, 有阪 直哉, 海老根 智代 |
科目概要 | 4年 (1単位・必修) [医療工学科 臨床工学専攻] |
臨床工学技士国家試験に合格できるように、国家試験出題基準に沿って復習する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①に関連する。
【教育内容】
臨床工学技士国家試験の出題基準に準拠した内容により基礎科目、基礎専門科目、専門科目についての総合的な講義、および過去の国家試験の解説などにより、国家試験に関わる基礎、専門を再確認できる。
【教育方法】
授業形態:演習
対面: 板書、パワーポイント、配布プリントを用いた解説。教員による演習問題の出題(学生による解答)、そして解説(フィードバック)。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 医学概論、公衆衛生、関係法規 | 医の倫理と質の確保、公衆衛生(疫学と衛生統計)、社会保障制度などについて知識を整理する。 | 守田 憲崇 | 1/11② |
第2回 | 【対面】 情報処理工学 | 情報処理工学(ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、論理演算、信号処理など)について、出題傾向と問題の解き方を整理し、重要な問題を暗記に頼らず解くことができるようにする。 | 稻岡 秀検 | 1/11③ |
第3回 | 【対面】 医用機械工学 | 力学の基礎、流体力学、材料力学、熱力学、波動と音波について知識を整理する。 | 吉田 和弘 | 1/11④ |
第4回 | 【対面】 電気工学 (1) ~概要 | 直流回路、交流回路、過渡応答などの医用電気工学分野における概要を復習し問題解法について整理する。 | 小川 恵美悠 | 1/12② |
第5回 | 【対面】 電気工学 (2) ~電磁気学 | 医用電気工学分野における電磁気学の内容を復習し問題解法について整理する。 | 小菅 智裕 | 1/12③ |
第6回 | 【対面】 電子工学 | 半導体、演算増幅器、論理回路、フーリエ変換、通信工学、AD変換などの医用電子工学に関して、当該分野の出題頻度や問題の傾向などについて整理し、重要な問題を暗記に頼らず解くことができるようにする。 | 稻岡 秀検 | 1/12④ |
第7回 | 【対面】 臨床医学 (1) ~基礎事項 | 麻酔や集中治療および滅菌消毒に関する事項、生化学・薬理学・病理学・免疫学の基礎について知識を整理する。 | 有阪 直哉 | 1/13② |
第8回 | 【対面】 臨床医学 (2) ~全般 | 臨床医学全般(循環器、呼吸器、腎臓・泌尿器、代謝、消化器、血液、神経)について知識を整理する。 | 横場 正典 | 1/13③ |
第9回 | 【対面】 呼吸療法装置 | 人工呼吸療法で用いる装置の安全な操作・運用を実施するため原理・構造、保守点検について知識を整理する。 | 塚尾 浩 | 1/13④ |
第10回 | 【対面】 生体物性材料工学 | 生体物性、医用材料、相互作用と安全性について知識の整理をし、国家試験に準ずるレベルの問題を解くことができるよう理解を深める。 | 酒井 利奈 | 1/14② |
第11回 | 【対面】 生体計測装置学 | 計測論、生体情報の計測、各種生体情報の計測装置について、過去の出題傾向と対策について整理し演習問題を解く。 | 氏平 政伸 | 1/14③ |
第12回 | 【対面】 医用機器安全管理学 | 各種エネルギーの人体への影響、医療機器や病院設備に関する規格と安全管理技術、および電磁干渉を含めたシステム安全などについて知識を整理する。 | 小林 こず恵 | 1/14④ |
第13回 | 【対面】 医用治療機器学 | 治療の基礎、各種エネルギーを使用した治療機器の原理と構造および安全対策などについて知識を整理する。 | 古平 聡 | 1/17② |
第14回 | 【対面】 血液浄化療法用装置 | 血液浄化療法装置の原理と構成、実際と安全管理について理解を深める。 | 小久保 謙一 | 1/17③ |
第15回 | 【対面】 体外循環装置 | 原理と構成、体外循環の病態生理および体外循環技術と安全管理、補助循環法について知識を整理する。 | 古平 聡 海老根 智代 | 1/17④ |
※ 国家試験対策の補講としての位置づけであるため、すべての講義に出席すること。
臨床工学技士として総合的な知識と技術の整理および自己確認ができ、全員が臨床工学技士国家試験に合格すること。
中間試験(30%)と期末試験(70%)を合わせた得点率により評価する。但し、左の得点率が 60%以上であっても、期末試験の得点率が 55%(180点満点で99点)未満の場合は不合格とする。
*中間試験(一昨年度から遡って5年度分の国家試験過去問題からランダムに出題)は 2021/11/8(月) に、期末試験は 2022/1/19(水) にそれぞれ実施。
*国家試験に準じた、学内模擬試験(3回)および臨床工学技士教育施設協議会で行う統一模擬試験(2回)の受験を必須とする。
3年次までの授業内容を振り返り、国家試験出題基準にそって各教科書をもとに知識の整理をしておくこと。予習として当該科目の過去6年度分の国家試験問題を解答し授業に臨む。終了後は復習として資料等を整理し読み直し、不正解だった演習問題があれば理解に努める。【授業時間外に必要な学習の時間:15時間】
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 指定しない | ||
参考書 | 臨床工学技士標準テキスト 第3版増補 | 小野哲章、峰島三千男、堀川宗之、渡辺敏 | 金原出版㈱ |
参考書 | MEの基礎知識と安全管理 改訂第6版 | (一社)日本生体医工学会ME技術教育委員会 | 南江堂 |
参考書 | 臨床工学技士国家試験問題解説集(過去6年分) | (一社)日本臨床工学技士教育施設協議会 | へるす出版 |
参考書 | これまで購入した教科書 |
国家試験対策特別演習(担当者:吉田和弘、小川恵美悠、小菅智裕):成績判定後に別途開催する(1月下旬~2月下旬、10回を予定)。
科目ナンバリングコード: CE302-SS34