科目責任者 | 氏平 政伸 |
---|---|
担当者 | 熊谷 寛 (※), 氏平 政伸, 稻岡 秀検, 久保田 勝 (※), 古平 聡 (※), 小久保 謙一, 酒井 利奈, 塚尾 浩 (※), 守田 憲崇, 小川 恵美悠, 小林 こず恵 (※), 吉田 和弘 (※), 小菅 智裕 (※), 有阪 直哉, 海老根 智代 (※) |
科目概要 | 1年 (2単位・必修) [医療工学科 臨床工学専攻] |
医用工学の目指すところから医用工学と密接に関わる臨床工学技士の成り立ちや役割までを理解し、更に医用機器開発の必要事項や医用工学的研究について知識を得ることにより、医用工学の全体像を把握する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。
【教育内容】
医用工学の目指すところと医学と工学の歴史的関係、臨床工学の誕生と医用工学の特質と生命倫理、臨床工学技士の役割、医用機器開発の必要事項、医用工学的研究紹介などの項目について、医用工学全体を体系的に修得する。また、北里大学病院臨床工学部門の見学を通して臨床工学技士業務を理解する。
【教育方法】
授業形態:講義
講義形式
対面: Moodle利用[情報周知、資料のダウンロード(印刷物配付が基本)、レポート提出]。パワーポイントや配付資料を用いた説明。
【フィードバック】
提出されたレポートにおいて返答が必要だと判断される場合は、教員から電子メールで返答する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 【対面】 ガイダンス、臨床工学技士の役割と業務 | 授業の進め方について理解する(10分程度)。臨床工学技士の役割や業務について学ぶ。 | 氏平 政伸 古平 聡 | 4/14② |
第2回 | 【対面】 臨床工学分野の就職、進学の動向 | 自己分析や業界・企業研究の方法、履歴書、エントリーシート(ES)の書き方など、就活、進学準備を進める上で知っていると役に立つ情報について学ぶ。 | 小林 こず恵 | 4/21② |
第3回 | 【対面】 機器安全と規格の意義 | 規格の存在意義と安全に関する概要について学ぶ。 | 吉田 和弘 | 4/28② |
第4回 | 【対面】 治療機器開発における医用工学の役割 | 治療機器の開発において医用工学が果たしてきた役割について、血液浄化治療を中心に学ぶ。 | 小久保 謙一 | 5/12② |
第5回 | 【対面】 医療機器とサイバーセキュリティ | 医療機器におけるサイバーセキュリティのリスクについて学ぶ。 | 守田 憲崇 | 5/19② |
第6回 | 【対面】 レーザーの治療への応用 | レーザーの治療への応用について学ぶ。 | 小川 恵美悠 | 5/26② |
第7回 | 【対面】 医学と工学の境界問題 | 生体組織と人工物の境界問題について学ぶ。 | 酒井 利奈 | 6/2② |
第8回 | 【対面】 生体信号計測と利用 | 生体信号の医用工学的利用について、どのように計測され、いかに活用できるかを学ぶ。 | 小菅 智裕 | 6/9② |
第9回 | 【対面】 IoTやAIの医療応用 | IoTやAI技術とその医療応用について学ぶ。 | 有阪 直哉 | 6/16② |
第10回 | 【対面】 光と医療 | 光技術は急速に進歩している。最新の光技術とその医療応用について学ぶ。 | 熊谷 寛 | 6/23② |
第11回 | 【対面】 医療情報 | 情報セキュリティの基礎について学ぶ。また医療情報や、医療倫理について学ぶ。 | 稻岡 秀検 | 6/30② |
第12回 | 【対面】 低温工学と医療 | 細胞や組織の低温保存の基礎と研究手法を学ぶ。 | 氏平 政伸 | 7/7② |
第13回 | 【対面】 臨床工学部門(ME部)見学 1 | 臨床工学が実践されている大学病院臨床工学部門をAとBの2班に分かれて見学する(A班見学)。 | 古平 聡 塚尾 浩 海老根 智代 | 7/14② |
第14回 | 【対面】 臨床医学と工学技術の接点 | 診断・治療法開発、生体と生命維持装置の相互作用について学ぶ。 | 久保田 勝 | 7/14④ |
第15回 | 【対面】 臨床工学部門(ME部)見学 2 | 臨床工学が実践されている大学病院臨床工学部門をAとBの2班に分かれて見学する(B班見学)。 | 古平 聡 塚尾 浩 海老根 智代 | 7/21② |
* 基本的に水曜日の2時限ですが、4時限の講義(第14回)がありますので注意してください。
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験や、企業や研究所での勤務経験を踏まえて解説する。
1)医学と工学の融合の意義を説明出来る。
2)医用工学の成立に関わる臨床上の諸問題を列挙出来る。
3)医用工学と臨床工学を関連づけることが出来る。
4)臨床工学技士の役割と業務について説明出来る。
6通提出のレポート(単独講義と見学 15% ×3通 + オムニバス講義 55% /3 ×3通)により評価する。
1)第1回 講義(1通 15%),2)第2回 講義(講義と後日開催される就職ガイダンスへの参加と課題提出 15%),3)第3~12・14回 オムニバス講義(3通 55%),4)第13・15回 臨床工学部門見学(1通 15%)
予習として医療機器に関してのマスコミの報道などに留意し、この分野の理解を深め専門家としての意識を高めておく。復習として配付資料等を読み返す。また、臨床工学部門(ME部)見学後は気付いたことを文章にまとめておく。オムニバス講義と見学についてはレポートを作成する。【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 各回ごとに資料を配付する。 | ||
参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード: CE301-SS01