| 科目責任者 | 堀江 良一 (※) |
|---|---|
| 担当者 | 堀江 良一 (※), 佐藤 隆司 (※) |
| 科目概要 | ２年 （２単位・必修） [医療検査学科] |
血液学Iでは血液学の基礎的事項について学習し、３年次の血液学IIで学ぶ血液疾患に関する幅広い知識を習得するための基礎学力を身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。
【教育内容】
血液学の基礎、血球の形態と機能、止血機構、造血器腫瘍と検査法について総論を学習する。
【教育方法】
授業形態：講義
スライドと配布資料を用いた系統的な講義と習得した知識の確認のための小テストなどを行う。学生から出た質問は講義内でフィードバックし、必要な場合には次回の講義で振り返りを実施する。
| 回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 【対面】 血液の基礎 | 血液と血液検査学、血液の成分・性状を学ぶ | 佐藤 隆司 | 9/3② |
| 第2回 | 【対面】 血液の基礎 | 血液の機能、血球の産生と崩壊を学ぶ | 佐藤 隆司 | 9/10② |
| 第3回 | 【対面】 血球（赤血球） | 赤血球の産生と崩壊を学ぶ | 堀江 良一 | 9/17② |
| 第4回 | 【対面】 血球（赤血球） | 赤血球の形態と機能、生化学（エネルギー、ヘモグロビンの代謝）を学ぶ | 堀江 良一 | 9/24② |
| 第5回 | 【対面】 血球（赤血球） | 赤血球の生化学（鉄、ビタミンB12、葉酸の代謝）を学ぶ | 堀江 良一 | 10/1② |
| 第6回 | 【対面】 血球（白血球） | 白血球の産生と崩壊を学ぶ | 堀江 良一 | 10/8② |
| 第7回 | 【対面】 血球（白血球） | 白血球の形態と機能、検査を学ぶ（１） | 堀江 良一 | 10/15② |
| 第8回 | 【対面】 血球（白血球）、形態に関する検査 | 白血球の形態と機能、検査を学ぶ（２） | 堀江 良一 | 10/22② |
| 第9回 | 【対面】 血液腫瘍の基礎 | 白血病、悪性リンパ腫の概略と検査を学ぶ | 堀江 良一 | 10/29② |
| 第10回 | 【対面】 血球（血小板）、止血機構 | 血小板の産生と崩壊、血小板の形態と機能、止血機序を学ぶ | 佐藤 隆司 | 11/12② |
| 第11回 | 【対面】 血小板機能検査 | 血小板の機能、血小板機能検査、凝固因子を学ぶ | 佐藤 隆司 | 11/19② |
| 第12回 | 【対面】 凝固系・凝固検査 | 血液凝固機序、凝固検査を学ぶ | 佐藤 隆司 | 11/26② |
| 第13回 | 【対面】 凝固系・凝固検査、血栓症 | 血液凝固の制御機構、抗凝固剤の種類と使い方、血栓症を学ぶ | 佐藤 隆司 | 12/3② |
| 第14回 | 【対面】 線溶系、線溶検査 | 線維素溶解、抗血栓療法を学ぶ | 佐藤 隆司 | 12/10② |
| 第15回 | 【対面】 血小板、凝固・線溶検査 | 分子マーカー、出血性素因とその検査法、血栓性素因、線溶系の検査、線溶阻止因子の検査を学ぶ | 佐藤 隆司 | 12/17② |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院などでの実務の経験を踏まえ、血液疾患における検査の意義や治療法などについて概説する。
(1)血液成分の種類とその機能を説明できる。(2)血球の産生と崩壊が説明できる。(3)造血と鉄、ビタミンB12、葉酸の代謝について説明できる。(4)血液成分に関する検査を説明できる。 (5)白血病、悪性リンパ腫の概略を説明できる。(6)血液凝固および線溶の機序を説明できる。(7)血栓症、抗血栓療法を説明できる。
定期試験（100％）で評価する。
【授業時間外に必要な学習時間：60 時間】
予習：授業に関連する項目を教科書で事前に学び、理解できた点、できなかった点を整理して授業に臨むこと。
復習：教科書と配布資料や小テストなどを用いて授業の内容を整理し、理解を深めること。理解できない点は積極的に質問すること。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 最新臨床検査学講座 血液検査学 | 奈良信雄、小山高敏、東克巳 他 | 医歯薬出版株式会社 |
| 参考書 | その都度紹介する。 |
科目ナンバリングコード： ML301-SS11