科目責任者 | 田ヶ谷 浩邦 (※) |
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担当者 | 田ヶ谷 浩邦 (※), 深瀬 裕子 (※), 市倉 加奈子 (※), 伊藤 美季 (※), 福山 渉 (※), 河野 暢明 (※), 猿渡 めぐみ (※) |
科目概要 | 3年 (1単位・選択) [保健衛生学科] |
臨床現場における心理に関する支援を要する者へのチームアプローチ,多職種連携及び地域連携に関する知識を学ぶ。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②に関連する。
【教育内容】
企業内メンタルヘルス活動、心理アセスメントとストレス解消法、職場の健康管理、精神障害リハビリテーションについて見学実習し修得する。
【教育方法】
授業形態:実習・実技
保健医療,福祉,産業・労働分野の施設における見学等による実習,事前のオリエンテーション,ケース課題の検討,報告会を行う。
グループワーク,ディスカッション,プレゼンテーションを行う。
実習指導マニュアルをもとにオリエンテーションを行い,実習記録ノートを用いて実習の振り返りや評価を行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1回 | 【対面】 事前指導・オリエンテーション① | 心理実習Iの組み立て,心理実習Ⅰの概要,学習目標,実習生の基本姿勢,遵守事項について実習指導マニュアルをもとに説明し,実習記録ノートの使い方も説明する。 北里大学病院での実習に向けて,学内にて,保健医療分野における心理職の役割,心理的支援法,他職種連携,地域連携について,説明を行う。 保健医療,福祉,産業・労働分野の施設における心理的支援法,多職種連携,地域連携の基本について調べ,レポートにまとめて提出する。 | 田ヶ谷 浩邦 深瀬 裕子 市倉 加奈子 | 9/21③ |
5〜7回 | (現地実習) 北里大学病院精神科外来診療見学 | 北里大学病院精神神経科で,実習担当教員(田ヶ谷)が行う外来診療の陪席を行う。陪席の前後に保健医療分野におけるチームアプローチ,多職種連携,地域連携について実習担当教員による指導を受ける。この実習は1~2名ずつ,各半日行う。 | 田ヶ谷 浩邦 深瀬 裕子 市倉 加奈子 | 9/30 10/7 10/14 10/21 10/28 |
2回 | 【対面】 事前指導 | いろえんぴつ心理福祉コミュニティズでの実習に向けて,学内にて,福祉分野における心理職の役割,心理的支援法,他職種連携,地域連携について,実習指導者による事前指導を受ける。 | 田ヶ谷 浩邦 深瀬 裕子 市倉 加奈子 河野 暢明 | 10/5② |
3回 | 【対面】 事前指導 | 古河電工健康保険組合での実習に向けて,学内にて,産業・労働分野における心理職の役割,心理的支援法,他職種連携,地域連携について,実習指導者による事前指導を受ける。 | 田ヶ谷 浩邦 深瀬 裕子 市倉 加奈子 伊藤 美季 | 10/5④ |
4回 | 【対面】 事前指導・オリエンテーション② | これまでのオリエンテーション①,レポート課題,事前指導について振り返りを行う。また,さがみはらカウンセリングルームでの実習にむけて,心理職の役割,心理的支援法,他職種連携,地域連携について説明を行う。 | 田ヶ谷 浩邦 深瀬 裕子 市倉 加奈子 猿渡 めぐみ | 10/5⑤ |
8〜9回 | (現地実習) さがみはらカウンセリングルーム見学 | さがみはらカウンセリングルーム(福祉,産業・労働分野)で,実習指導者が行っている心理面接や従業員支援プログラム(Employee Assistance Program:EAP)の見学を行う。各プログラムの前後に,プログラムの内容や患者の状態について実習指導者による指導を受ける。この実習は3~4名ずつ各半日行い,実習担当教員による巡回・個別指導を行う。 | 田ヶ谷 浩邦 深瀬 裕子 市倉 加奈子 福山 渉 | 10/12 10/14 10/21 10/26 |
12〜26回 | (現地実習) いろえんぴつ心理福祉コミュニティズ見学 | いろえんぴつ心理福祉コミュニティズ(福祉分野)で,実習指導者が行っている地域活動支援センター(地域作業所)の活動を見学する。見学の前後に,作業所の担っている役割について実習指導者による指導を受ける。この実習は7~8名ずつ3日間行い,実習担当教員による巡回・個別指導を行う。 | 田ヶ谷 浩邦 深瀬 裕子 市倉 加奈子 河野 暢明 | 10/12 10/14 10/19 10/21 10/26 10/28 |
27回 | 【対面】 事後指導 | さがみはらカウンセリングルームでの実習について,学内にて,プログラムの内容や患者の状態について実習指導者による事後指導を受ける。 | 田ヶ谷 浩邦 深瀬 裕子 市倉 加奈子 福山 渉 | 10/27⑤ |
10〜11回 | (現地実習) 古河電工健康保険組合 | 古河電工健康保険組合(産業・労働分野)で,実習指導者が行っている企業内メンタルヘルス活動、職場の健康管理活動の見学を行う。各プログラムの前後に,プログラムの内容について実習指導者による指導を受ける。この実習は7~8名ずつ各半日行い,実習担当教員による巡回・個別指導を行う。 | 田ヶ谷 浩邦 深瀬 裕子 市倉 加奈子 伊藤 美季 | 10/30 |
28〜30回 | 【対面】 報告会 | 心理実習Iを通して学んだことを踏まえ,保健医療,福祉,産業・労働分野の施設における心理的支援法,多職種連携,地域連携の基本(オリエンテーションで調べた事柄)と実際についてまとめて発表する。また,実習担当教員が,実習生ごとに個別指導を行う。 *10月下旬に3コマで実施する。 | 田ヶ谷 浩邦 深瀬 裕子 市倉 加奈子 | 調整 |
・2021年度は北里大学病院精神科外来(保健医療),さがみはらカウンセリングルーム(福祉,産業・労働),古河電工健康保険組合(産業・労働),いろえんぴつ心理福祉コミュニティズ(福祉)での見学を予定している.見学内容により同時受け入れ人数の上限があるため,交代で見学する。
*食品製造販売を行っている地域授産施設での見学にあたり蟯虫検査を受けておくこと(事前に案内します)
・心理実習Iと心理実習IIの合算で心理実習の実習時間90時間となる。心理実習Iでの実習時間は45時間(30コマ×90分)であり,学外実習(北里大学病院,さがみはらカウンセリングルーム,古河電工健康保険組合,いろえんぴつ心理福祉コミュニティズ)での実習時間33時間(22コマ×90分),事前・事後指導時間12時間(8コマ×90分)を予定している。心理実習IIでの実習時間は45時間(30コマ×90分)であり,北里大学病院での実習時間31.5時間(21コマ×90分),事前・事後指導時間13.5時間(9コマ×90分)を予定している。
◆実務経験の授業への活用方法◆
精神科医,公認心理師,産業カウンセラー,企業内保健スタッフとしての臨床経験を踏まえ,実践的な実習指導を行う。
心理に関する支援を要する者へのチームアプローチ,他職種連携及び地域連携に必要な知識及び技能について説明できる。
実習指導者および実習担当教員による実習生ごとの実習の達成度,実習生本人による自己評価,レポートなど課題成果物提出,発表により総合的に評価する(100%)。なお,実習であるため,欠席、課題未提出、課題提出遅れは求められた実習を行っていないと判定されるため減点とする。上記について達成するよう随時指導する。
【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】
予習:精神保健学,心理学,精神医学に関わる科目で学習した内容について復習しておくこと。
復習:実習・講義で配布した資料を見直すこと。
注意事項
1.実地見学は、先方のご厚意で許可を得ているものであり、心を引き締めて参加のこと。服装・態度に気をつけ、遅刻、居眠りなどしないよう注意すること。
2.実地実習において見聞きした事項については、「不特定多数の人々がいる場で話題にしない」など、個人情報保護のため遵守すべき事項について、再確認しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | 精神医学ハンドブック | 山下 格 | 日本評論社 |
参考書 | 学生のための精神医学 | 太田泰之・上野武治 | 医歯薬出版株式会社 |
参考書 | 心理アセスメントハンドブック | 上里一郎監修 | 西村書店 |
科目ナンバリングコード: HS304-CP03