科目責任者 | 田ヶ谷 浩邦 |
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担当者 | 大場 謙一, 川上 文貴 (※), 薮田 十司 (※) |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [保健衛生学科] |
作業環境管理の進め方・作業環境測定の考え方、それらに必要な基礎的知識、技術の修得を目標とする。特に試料採取機器、簡易測定機器の使用方法は確実に習得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②に関連する。
【教育内容】
有害物質の環境空気中濃度は、空間的にも時間的にも著しい変動をすることが多い。そのために、作業環境の
状態を数量的に的確に評価するには環境空気中濃度の測定値を統計的に処理し、平均濃度や変動の大きさを
算出する。得られた統計値及び管理濃度を用いて管理区分を決定し、管理区分に応じた対策を考える。これら一
連のデザイン、サンプリング、試料の処理、分析測定、計算の実習を行う。
【教育方法】
授業形態:実習・実技
各項目の始めに実習内容について講義形式で説明を行う。実習書の基づき班単位で実習を行う。学生から出た質問は実習時間内でフィードバックし,必要な場合には次回の実習で振り返りを実施する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1~3回 | 【対面】 オリエンテーション・流量校正のデモンストレーション | 実習の概要を説明し、機器の準備等を行う。 | 大場 謙一 川上 文貴 薮田 十司 | 11/16③④⑤ |
4~12回 | 【対面】 直接捕集法によるサンプリング | 各種有機溶媒のガスの直接捕集法によるサンプリングを行う。 | 大場 謙一 川上 文貴 薮田 十司 | 11/17③④⑤ 11/18③④⑤ 11/24③④⑤ |
13~21回 | 【対面】 個体捕集法によるサンプリング | 各種有機溶媒のガスの個体捕集法によるサンプリングを行う。 | 大場 謙一 川上 文貴 薮田 十司 | 11/25③④⑤ 11/30③④⑤ 12/1③④⑤ |
22~24回 | 【対面】 液体捕集法によるサンプリング | 各種有機溶媒のガスの液体捕集法によるサンプリングを行う。 | 大場 謙一 川上 文貴 薮田 十司 | 12/7③④⑤ |
25〜27回 | 【対面】 粉じんの測定 | 相対濃度計を用いた粉じんの測定を行う。 | 大場 謙一 川上 文貴 薮田 十司 | 12/8③④⑤ |
28〜30回 | 【対面】 ガス検知管法・実習のまとめ | 有害物質別ガス検知管を用いた有機溶媒ガスの測定と実習の総括を行う。 | 大場 謙一 川上 文貴 | 12/14③④⑤ |
*内容については未定のため、決まり次第更新することとする。
*対面を原則とするが,状況に応じてオンデマンドやオンラインなど遠隔で行うことがある
◆実務経験の授業への活用方法◆
労働衛生機関での経験を踏まえて、測定(主にデザイン・サンプリング)の有害物と測定機器の選択方法やデザインの着眼点等の内容を含めて、実習を展開する。
作業環境管理の概要、考え方、進め方を理解し、デザインサンプリング、単位作業場所及び測定点の設定、試料採取機器及び簡易測定機器の使用が実際に出来ることを目標とし、さらに数値の処理計算、評価(管理区分の決定)を行い、対策についても考えられるようにする。
実習態度、課題問題により評価を行う(100%)。
【授業時間外に必要な学習の時間: - 時間】
作業環境管理学Ⅰおよび作業環境管理学Ⅰ演習の学習内容を再度復習し、内容を確認しておくこと。授業終了後は、知識を整理しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 配布プリント等 | ||
参考書 | 作業環境測定ガイドブック0 総論編 | 日本作業環境測定協会 | 日本作業環境測定協会 |
参考書 | 作業環境測定ガイドブック1~6 | 日本作業環境測定協会 | 日本作業環境測定協会 |
科目ナンバリングコード: HS304-SS23