科目責任者 | 久保 誠 (※) |
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担当者 | 久保 誠 (※), 太田 悦朗 (※) |
科目概要 | 2年 (2単位・必修) [保健衛生学科] |
生体の恒常性を維持する我々の免疫システムについて学び、人間の健康維持には絶対に欠かすことができない生体防御機構の仕組みを理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①に関連する。
【教育内容】
総論として、免疫系のしくみ、自然免疫と獲得免疫の違い、それらに関わる担当細胞や因子、働きについて学ぶ。次いで各論として、感染免疫、免疫不全症、アレルギー、自己免疫疾患、血液型、移植、がんと免疫、ワクチンなどについて学ぶ。
【教育方法】
授業形態:講義
講義形式、パワーポイントを使用し、補足が必要な際には板書を加えながら説明する。
各授業の始まり10分程度で、前回の授業項目の振り返りを行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 基本編 Introduction | 免疫系全体の枠組み(しくみや器官、働き)について学習する | 久保 誠 | 9/6② |
第2回 | 【対面】 自然免疫 | 生まれつき備わる自然免疫について学習する | 久保 誠 | 9/13② |
第3回 | 【対面】 液性獲得免疫 | 生体防御における獲得免疫のうち液性免疫について学習する | 久保 誠 | 9/27② |
第4回 | 【対面】 細胞性獲得免疫 | 生体防御における獲得免疫のうち細胞性免疫について学習する | 久保 誠 | 10/4② |
第5回 | 【対面】 感染免疫1 細菌、ウイルス、真菌に対する免疫応答 | 細菌・ウイルス・真菌に対する免疫応答を学習する | 久保 誠 | 10/7③ |
第6回 | 【対面】 免疫不全症 | 先天性免疫不全・後天性免疫不全症候群(AIDS)について学習する | 久保 誠 | 10/11② |
第7回 | 【対面】 アレルギー疾患 | アレルギーの分類と代表的な疾患について学習する | 太田 悦朗 | 10/14③ |
第8回 | 【対面】 個体の識別と移植1 輸血 | 輸血と血液型について学習する | 太田 悦朗 | 10/18② |
第9回 | 【対面】 個体の識別と移植2 臓器移植 | 臓器移植について学習する | 太田 悦朗 | 10/25② |
第10回 | 【対面】 ワクチン | 感染制御(予防)ついて学習する | 久保 誠 | 11/1② |
第11回 | 【対面】 がんと免疫 | 発癌と腫瘍に対する免疫応答について学習する | 太田 悦朗 | 11/15② |
第12回 | 【対面】 PS細胞と免疫 | iPS細胞と免疫について学習する | 太田 悦朗 | 11/22② |
第13回 | 【対面】 自己免疫疾患 | 自己免疫疾患について学習する | 太田 悦朗 | 11/29② |
第14回 | 【対面】 感染免疫2 寄生虫に対する免疫応答 | 寄生虫に対する免疫応答について学習する | 久保 誠 | 12/6② |
第15回 | 【対面】 免疫学総括 | これまでの項目を再確認し、生体における免疫システムの役割について学習する。 | 久保 誠 | 12/13② |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院・検診センター・研究所での検査や検体処置を含む実務経験を踏まえて、各論について各種病態における免疫の意義と役割について概説する。
生体防御を担う免疫系について理解し、感染症と免疫系の関わりについて説明ができる。免疫系が働かない場合、どのような疾患を発症する可能性が予測できるのか、臨床免疫を例にして発展的に学び、免疫系の好不調が関与する要因について討議できる。
定期試験と(90%)と授業態度(10%)によって総合評価する。
授業時間外に必要な学習の時間:60時間
予習:教科書 基本編3頁から186頁について、各授業回に関連する項目を読み用語を調べておくこと。
復習:教科書 各授業回に関連する項目を再度読み、展開編189頁から269頁について授業回に関連する項目を読み理解を深めること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | シンプル免疫学【改訂第5版】 | 中島泉・高橋利忠・吉開泰信 | 南江堂 |
参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード: HS301-SF18