科目責任者 | 林 徹 |
---|---|
担当者 | 林 徹 |
科目概要 | 2年 (2単位・必修) [保健衛生学科] |
構造がなければ生体はその機能を発揮できない。さらに,機能をもたない構造は生体とはいえない。この講義では、人体の正常な構造に関する細胞レベルから肉眼レベルまでの内容を器官系ごとに学ぶとともに、それらの構造が1個の細胞である受精卵から形作られてくる過程を理解することを目標とする。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①に関連する。
【教育内容】
解剖学 Ⅰ に続き、消化器系、呼吸器系、循環器系、血液・リンパ、泌尿器系、生殖器系、内分泌系の構造についての基本的内容を講義する。さらに、ヒトの発生、細胞・組織レベルの構造についても講義する。
【教育方法】
授業形態:講義
プリントを配布した上でプレゼンテーションツールを用いて講義をする。また講義後に提示する課題について、メールを通じて質疑応答をする。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 【対面】 消化器系III | 肝臓、胆嚢、膵臓の構造について学ぶ。 | 林 徹 | 4/6④ |
第2回 | 【対面】 呼吸器系 | 気道と肺の構造について学ぶ。 | 林 徹 | 4/19⑤ |
第3回 | 【対面】 循環器系1 | 心臓の構造と刺激伝導系について学ぶ。 | 林 徹 | 4/26⑤ |
第4回 | 【対面】 循環器系2 | 血管系(動脈系と静脈系)について学ぶ。 | 林 徹 | 4/27④ |
第5回 | 【対面】 循環器系3 | 出生に伴う循環路の変化について学ぶ。 | 林 徹 | 5/10⑤ |
第6回 | 【対面】 リンパ系 | リンパ系について学ぶ。 | 林 徹 | 5/17⑤ |
第7回 | 【対面】 泌尿器系 | 腎臓と尿路の構造について学ぶ。 | 林 徹 | 5/24⑤ |
第8回 | 【対面】 生殖器系1 | 男性生殖器の構造と精子形成について学ぶ。 | 林 徹 | 5/31⑤ |
第9回 | 【対面】 生殖器系2 | 女性生殖器の構造と卵形成について学ぶ。 | 林 徹 | 6/7⑤ |
第10回 | 【対面】 内分泌系1 | 松果体、下垂体など内分泌器官の構造について学ぶ。 | 林 徹 | 6/14⑤ |
第11回 | 【対面】 内分泌系2 | 副腎、膵臓など内分泌器官の構造について学ぶ。 | 林 徹 | 6/16③ |
第12回 | 【対面】 人体発生学1 | 受精から受精第3週までのヒトの発生について学ぶ。 | 林 徹 | 6/21⑤ |
第13回 | 【対面】 人体発生学2 | 受精第4週以降のヒトの発生について学ぶ。 | 林 徹 | 6/28⑤ |
第14回 | 【対面】 組織・細胞学 | 上皮組織の構造、細胞接着と細胞骨格について学ぶ。 | 林 徹 | 7/5⑤ |
第15回 | 【対面】 まとめ | これまでの講義内容について、演習を行いながら復習するとともに、学術論文をもとに最近の知見を学ぶことを予定している。 | 林 徹 | 7/12⑤ |
*授業は基本的には月曜日5 限です。ただし、第1回(4月6日)、第4回(4月27日)、第11回(6月16日)は曜日と時限が異なるので注意すること。
正常な身体を構成する各器官の構造と位置を説明できる。解剖学に関する疑問が生じたときに、自ら教科書や参考書(シラバスに記したもの以外の書籍も含む)を積極的に参照し、自分自身で考えることができる。
定期試験 (90%)、課題(10%)*課題はメールを介した質疑応答を行う。
【授業時間外に必要な学習時間:60 時間】
予習:各回の授業内容欄に記した教科書の該当ページを読み、理解できることと理解できないことを区別してくること。
復習:プリントを配付するので、講義内容をまとめたノートを各自作成すること。また、講義後に提示する課題に関して質問などを受け付けるので、復習に役立てること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 入門人体解剖学 | 藤田恒夫 | 南江堂 |
参考書 | 人体解剖学 | 藤田恒太郎 | 南江堂 |
参考書 | 分担 解剖学1,2,3 | 小川鼎三 他 | 金原出版 |
参考書 | ラングマン人体発生学(第11版) | 安田峯生、山田重人(訳) | メディカル・サイエンス・インターナショナル |
参考書 | 標準組織学 総論(第5版) | 藤田尚男、藤田恒夫 | 医学書院 |
必要に応じて授業中に北里大学Moodle等を使用する。
科目ナンバリングコード: HS201-SF04