科目責任者 | 市倉 加奈子 (※) |
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担当者 | 市倉 加奈子 (※) |
科目概要 | 3年 (2単位・自由) [健康科学科] |
心理的支援の対象となる要支援者は,何か特定の疾患を有するのではなく,支援を必要とする者すべてである。本講義では,健常者を対象とした健康心理学および患者を対象とした医療心理学という両面の立場から心理的支援の実践について理解することを目指す。具体的には日常生活でストレスや生活習慣をコントロールする手法を学ぶこと,医療現場における心理的支援のニーズや役割を理解することを通して,自身の将来の仕事や生活に実際に役立てられるような実用的な知識の習得を目指す。
【教育内容】
健康心理学では,健康とQOL,ストレス理論,ストレスマネジメント,生活習慣と学習理論,生活習慣マネジメントについて学ぶ。医療心理学では,チーム医療と多職種協働,がん・心疾患・生活習慣病・難病・エイズの心理社会的問題,緩和ケア,苦痛アセスメント,精神科医療における心理職の役割について学ぶ。
【教育方法】
オンデマンド学習とオンライン講義を中心とし、確認テストにより理解力の向上を図る。また講義では具体例や実践例を示すとともに、ワークの時間を活用して、より実践的な理解を目指す。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【オンライン】 オリエンテーション | 講義の目標・内容・進め方・評価方法について説明する。健康心理学および医療心理学とは何か,講義を行う。 | 市倉 加奈子 | 6/1④ |
第2回 | 【オンライン】 健康と健康心理学 | オンデマンドの確認テストを行う。健康やQOLの概念、測定方法について具体例を用いて解説する。 | 市倉 加奈子 | 6/8④ |
第3回 | 【オンライン】 ストレスとストレスマネジメント | オンデマンドの確認テストを行う。ストレス理論、ストレスコーピング、ソーシャルサポート、ストレスへの心理的介入について具体例を用いて解説する。 | 市倉 加奈子 | 6/15④ |
第4回 | 【オンライン】 行動理論と生活習慣マネジメント | オンデマンドの確認テストを行う。学習理論、生活習慣の形成や維持、目標設定、セルフモニタリング、生活習慣病の健康維持について具体例を用いて解説する。 | 市倉 加奈子 | 6/22④ |
第5回 | 【オンライン】 災害医療とメンタルケア | オンデマンドの確認テストを行う。災害時の心の変化、求められる支援について具体例を用いて解説する。 | 市倉 加奈子 | 6/29④ |
第6回 | 【オンライン】 精神疾患とメンタルケア | オンデマンドの確認テストを行う。総合病院精神科,単科精神科,精神科クリニックそれぞれのシステムと心理支援の特徴について具体例を用いて解説する。 | 市倉 加奈子 | 7/6④ |
第7回 | 【オンライン】 身体疾患とメンタルケア | オンデマンドの確認テストを行う。がん、心疾患、生活習慣病、神経難病、エイズ等の治療・臨床経過・心理社会的問題・支援について具体例を用いながら解説する。 | 市倉 加奈子 | 7/9③ |
第8回 | 【オンライン】 多職種協働とチーム医療 | オンデマンドの確認テストを行う。様々な医療専門職の資格と役割、チーム医療の意義、チーム医療の実践、緩和ケアの概念と変遷、生物心理社会的アセスメントについて具体例を用いて解説する。 | 市倉 加奈子 | 7/16③ |
第9回 | 【オンデマンド】 健康と健康心理学 | 健康やQOLの概念、測定方法について基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 | |
第10回 | 【オンデマンド】 ストレスとストレスマネジメント | ストレス理論、ストレスコーピング、ソーシャルサポート、ストレスへの心理的介入について基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 | |
第11回 | 【オンデマンド】 行動理論と生活習慣マネジメント | 学習理論、生活習慣の形成や維持、目標設定、セルフモニタリング、生活習慣病の健康維持について基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 | |
第12回 | 【オンデマンド】 災害医療とメンタルケア | 災害時の心の変化、求められる支援について基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 | |
第13回 | 【オンデマンド】 精神疾患とメンタルケア | 総合病院精神科,単科精神科,精神科クリニックそれぞれのシステムと心理支援の特徴について基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 | |
第14回 | 【オンデマンド】 身体疾患とメンタルケア | 身体疾患を有する患者における心理社会的問題と支援について基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 | |
第15回 | 【オンデマンド】 多職種協働とチーム医療 | 様々な医療専門職の資格と役割、チーム医療の意義、チーム医療の実践、緩和ケアの概念と変遷、生物心理社会的アセスメントについて基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 |
◆実務経験の授業への活用方法◆
臨床心理士・公認心理師としての臨床経験を踏まえ、心理学について講義を行う。
健康心理学では,健康とQOL,ストレス理論,ストレスマネジメント,生活習慣と学習理論,生活習慣マネジメントについて,医療心理学では,チーム医療と多職種協働,がん・心疾患・生活習慣病・難病・エイズの心理社会的問題,緩和ケア,苦痛アセスメント,精神科医療における心理職の役割について説明できる。また,健常者や患者を対象とした心理アセスメントや心理介入の実践方法が分かる。
授業への参加態度(30%)/確認テスト(70%)
※なお、確認テストはオンラインを通して返却し、講義内で解説の時間を設ける。
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:確認テストのために、教科書を十分に読み直しておくこと。
復習:教科書および授業の解説を振り返り、確認テストで間違えたところを確認しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 健康・医療心理学 | 宮脇稔ほか | 医歯薬出版株式会社 |
参考書 |
科目ナンバリングコード: HS301-MH19