科目責任者 | 水上 慎也 (※) |
---|---|
担当者 | 水上 慎也 (※) |
科目概要 | 3年 (1単位・選択) [医療工学科 診療放射線技術科学専攻] |
臨床において検査原理の理解は重要であるが、画像の物理的意味合いと臨床評価の相互理解によってより良い検査が可能となる。
本講義では、MRI検査における診療画像の物理的意味付けや画像構成のメカニズムについて理解し、画質改善を行うための能力を習得する。
【教育内容】
MRI検査における信号発生から画像生成までの原理および臨床画像の持つ意味合いについて教示する。
【教育方法】
パワーポイントや配布資料を使用した講義形式。適宜、国家試験過去問等を用いて理解度を高める。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 【オンライン】 MR原理1(画像構成) | MR信号取得原理から画像の成り立ちについて学ぶ。 | 水上 慎也 | 6/18① |
第2回 | 【オンライン】 MR原理2(撮像法) | 基本的な撮像方法や3次元撮像法、高速撮像法について学ぶ。 | 水上 慎也 | 6/25① |
第3回 | 【オンライン】 MR原理3(評価方法) | MR画像の評価法や磁気緩和時間(T1値、T2値)の測定について学ぶ。 | 水上 慎也 | 7/2① |
第4回 | 【オンライン】 MR原理4(パラメ-タと画質) | 撮像パラメータ設定によるMR画像の画質変化について学ぶ。 | 水上 慎也 | 7/9① |
第5回 | 【オンライン】 MR臨床1(血流・拡散) | MRI検査で行われる血流・拡散の解析方法について学ぶ。 | 水上 慎也 | 7/16① |
第6回 | 【オンライン】 MR臨床2(アーチファクト) | MR画像のアーチファクトについて学ぶ。 | 水上 慎也 | 7/23① |
第7回 | 【オンライン】 MR臨床3(解剖) | 正常解剖のMR画像について学ぶ。 | 水上 慎也 | 7/30① |
第8回 | 【オンライン】 MR臨床4(疾患) | 疾患のMR画像について学ぶ。 | 水上 慎也 | 8/6① |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、MRI検査で必要とされる基礎から臨床応用、臨床画像について概説する。
MRIに関連した原理・臨床的意味合いを科学的に把握する事により、将来の診療画像技術の進歩にも対応出来る柔軟な考え方を身につける。
MRIの画像原理、画質改善方法を説明できる。また、画像から物理的意味合いを推測し、説明できる。
講義後に提出する課題レポート(90%)、受講態度(10%)により評価する。
【授業時間外に必要な学習時間:60時間】
予習:診療画像技術学Ⅳで既に学習した内容を復習しておくこと。
復習:講義内で配布した資料と教科書・参考書を照らし合わせ理解を深めること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 配布プリント | 科目責任者 | 講義当日に配布 |
教科書 | MR・超音波・眼底 基礎知識図解ノート | 新津守 監修 | 金原出版 |
参考書 | 標準 MRIの評価と解析 | 日本放射線技術学会 監修 | オーム社 |
参考書 | MRIの基本 パワーテキスト | 荒木力 監訳 | メディカル・サイエンス・インターナショナル |
科目ナンバリングコード: RT301-SS24