科目責任者 | 佐野 肇 (※) |
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担当者 | 佐野 肇 (※), 原 由紀 (※), 村上 健 (※) |
科目概要 | 3年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻] |
補聴機器に関する基本的な知識を習得する。補聴器を適切に選択し、その効果を評価することができるようになる。人工内耳について基本的な知識を習得する。
【教育内容】
補聴器の種類、特徴、特性測定、フィッティング方法、補聴効果の評価法、補聴補助機器に関する知識と実践、人工内耳に関する知識を学ぶ。
【教育方法】
Moodle を使用したオンデマンド講義、実習(資料、動画の視聴と課題の提出、小テスト、Q&A) + 対面での実習
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1・2回 | 【オンデマンド】補聴器の種類と特性 | 補聴器の種類と構造、音響特性とその測定について学ぶ。 | 佐野 肇 村上 健 | |
3~5回 | 【オンデマンド】補聴器の調整と評価 | カップリングシステムの意義と活用、補聴器の効果判定、成人の補聴器フィッティングを学ぶ。 | 佐野 肇 村上 健 | |
6回 | 【オンデマンド】人工内耳(基礎) | 人工内耳の原理と特徴について学ぶ。 | 佐野 肇 | |
7回 | 【オンデマンド】人工内耳(臨床) | 人工内耳の適応と効果、その他の人工臓器について学ぶ | 佐野 肇 | |
8回 5/15③ | 【オンライン】 人工内耳(マッピング) | 人工内耳のマッピング、リハビリテーションについて学ぶ。 | 村上 健 | |
9・10回 | 【オンデマンド】補聴器実習(耳型採取) | 耳型採取の実習を行う。 | 佐野 肇 村上 健 | |
11・12回 | 【オンデマンド】補聴器実習(実耳測定) | 装用効果の評価法実習(実耳測定)を行う。 | 佐野 肇 村上 健 | |
13~15回 | 【オンデマンド】補聴器実習(デジタル補聴器) | デジタル・ノンリニア補聴器の機能と特徴を学ぶ。デジタル補聴器実習を行う。 | 佐野 肇 | |
16・17回 | 【オンデマンド】小児の補聴器フィッティング | 小児の補聴器フィッティングについて学ぶ。 装用効果の評価・管理について学ぶ。 | 原 由紀 | |
18・19回 | 【オンデマンド】補聴器実習(援助システム) | ワイヤレス補聴援助システムの装用評価実習を行う。 | 村上 健 佐野 肇 | |
20回 | 【オンデマンド】補聴器実習(症例対応の準備) | 補聴援助システムの実習、装用効果の評価実習の準備を行う。 | 原 由紀 佐野 肇 村上 健 | |
21~23回 7/3③④⑤ | 【対面】補聴器実習(特性測定) | 補聴器の特性測定実習を行う。 | 佐野 肇 村上 健 原 由紀 | |
24~26回 7/10③④⑤ | 【対面】補聴器実習(音場検査) | 装用効果の評価法実習(特殊な補聴器)を行う。 | 佐野 肇 原 由紀 村上 健 | |
27~29回 7/17③④⑤ | 【対面】補聴器実習(症例実習) | 装用効果の評価法実習(症例対応)を行う。 | 佐野 肇 原 由紀 村上 健 | |
30回 7/31④ | 【対面】まとめ | 講義、実習のまとめと解説を行う。 | 原 由紀 村上 健 佐野 肇 |
◆実務経験の授業への活用方法◆
医師、言語聴覚士としての臨床経験を踏まえ、補聴機器および人工内耳の基礎的な知識と技術を実践的に教授する。
難聴者の聴力とニーズに合う補聴器を選択し、その調整と補聴効果の評価が行えるようになる。人工内耳の基本的な構造、しくみを説明できる。
定期試験(85%)、実習レポート(10%、レポート提出後次回の実習までににコメントを記載し返却する)、講義・実習での態度、小テスト(計5%)により評価。
講義内容を15分程度復習し理解が不十分であった点は参考書を用いて補い、不明な点は次回の講義の冒頭に質問すること。実習にあたっては該当する講義内容を前日に15分程度予習しておくこと。
実習後はレポートを作成し次週の講義または実習時に提出する。以上合わせて授業時間外に必要な学習時間は計30時間。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考書 | 補聴器のフィッティングと適用の考え方 | 小寺一興 | 診断と治療社、2017 |
参考書 | 臨床家のためのデジタル補聴器入門 | テオドア・ベネマ著 中川辰雄訳 | 海文堂出版 2008 |
科目ナンバリングコード: ST302-SS13