科目責任者 | 原 由紀 (※) |
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担当者 | 原 由紀 (※), 今井 節子, 鈴木 恵子 (※) |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻] |
成人聴覚障害、および盲ろう(視覚聴覚二重障害)のリハビリテーションの概念を理解し、その臨床に必要な理論的基礎と基本的技術を修得する。
【教育内容】
成人聴覚障害、および盲ろう(視覚聴覚二重障害)の評価法・指導法の基本的な知識と技術を、講義と実習を通じて段階的に学ぶ。
【教育方法】
パワーポイントと配布資料を用いた講義形式(遠隔授業を含む)と、盲ろう体験の実習を行う。
当事者の方のお話を伺い、情報補償に関する体験実習を行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【オンデマンド】 聴覚障害概論1(概念) | 聴覚障害とはなにか、聴覚の機能・発達とはなにか。これらの概念について基本的な知識を得る | 鈴木 恵子 | 4/27② |
第2回 | 【オンデマンド】 聴覚障害概論2(歴史・コミュニケーション手段) | 聴覚障害のリハビリテーションの歴史、および種々のコミュニケーション手段の特性について学ぶ | 鈴木 恵子 | 5/11② |
第3回 | 【オンライン】 成人聴覚障害1(多様性・高齢難聴)) | 成人の聴覚障害の多様な特性を理解し、それに応じたリハビリテーションの考え方を学ぶ 高齢難聴者のリハビリテーションについて学ぶ | 鈴木 恵子 | 5/18② |
第4回 | 【オンライン】 成人聴覚障害2(中途失聴) | 中途失聴者の特徴と障害受容について学ぶ | 原 由紀 | 5/25② |
第5回 | 【オンライン】 成人聴覚障害3(評価) | リハビリテーションの3側面(ことば、コミュニケーション、障害認識)について学び、その評価と指導の基礎を学ぶいて学ぶ | 原 由紀 | 6/1② |
第6回 | 【オンライン】 成人聴覚障害4(補聴外来での実践) | 北里大学病院における補聴と聴覚リハビリテーションについて学ぶ | 原 由紀 | 6/8② |
第7回 | 【オンライン】 成人聴覚障害5(最新研究から) | 成人聴覚障害に関わる臨床と研究の展望について学ぶ | 鈴木 恵子 | 6/15② |
第8回 | 【オンライン】 視覚聴覚二重障害 (概論) | 視覚聴覚二重障害・盲ろうの概要を理解する | 原 由紀 | 6/22② |
第9回 | 【オンデマンド】 視覚聴覚二重障害 | 視覚聴覚二重障害・盲ろうの実際を学び理解を深める | 原 由紀 | 6/23② |
第10回 | 【オンライン】 視覚聴覚二重障害(小児) | 小児期からの視覚聴覚二重障害・盲ろうについて学び、理解を深める | 原 由紀 | 6/29② |
第11回 | 【対面】 視覚聴覚二重障害体験実習〔実習〕 | 視覚聴覚二重障害・盲ろうの疑似体験を行ない、理解を深める | 原 由紀 | 7/6② |
第12回 | 【対面】 成人聴覚障害6(中途失聴者の体験から学ぶ) | 中途失聴者のリハビリテーションについて当事者の体験から学ぶ | 今井 節子 原 由紀 | 7/13② |
第13回 | 【対面】 成人聴覚障害7(情報補償)[実習] | 聴覚障害者の情報保障の実際について学び実習する | 今井 節子 原 由紀 | 7/20② |
第14回 | 【対面】成人聴覚障害8(言語獲得前発症聴覚障害者) | 言語獲得前発症の聴覚障害者が抱える問題について理解を深める | 原 由紀 | 7/27② |
第15回 | 【対面】 まとめ | まとめ及び解説を行なう | 原 由紀 | 8/3② |
◆実務経験の授業への活用方法◆
言語聴覚士としての臨床経験を踏まえ、成人聴覚障害に関する知識と技術を実践的に教授する。
成人聴覚障害、および盲ろうの様相が、発症時期や障害の程度、ライフステージによって異なることを理解する。
多様なコミュニケーション手段について理解する。
典型的な症例について、リハビリテーションに必要な評価法、指導法を選択し、実施し、結果を評価できるようになる。
定期試験(70%)、レポート・課題の提出(20%)受講態度(10%)によって評価する。
授業時間外に必要な学習の時間:15時間
予習:講義の進展に合わせ教科書を読み、疑問点などを確認しておくこと。
復習:教科書・配布資料を再度確認し、理解を深め、自分の意見をまとめておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 標準言語聴覚障害学 聴覚障害学 第2版 | 中村公枝他編 | 医学書院、2015 |
参考書 |
科目ナンバリングコード: ST302-SS12