科目責任者 | 市倉 加奈子 (※) |
---|---|
担当者 | 市倉 加奈子 (※) |
科目概要 | 2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] 2年 (2単位・選択) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻] 2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻] 2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 視覚機能療法学専攻] 3年 (2単位・自由) [健康科学科] |
人間のこころには、生まれてから死ぬまでの間にさまざまな変化が生じる。本科目では、生涯発達におけるそれぞれの時期の心理的特徴を理解し、自身の将来の仕事や生活に実際に役立てられるような実用的な知識の習得を目指す。
【教育内容】
発達の基本的特徴、発達段階、発達課題について解説した後、発達の重要な側面である認知や言語の発達、母子関係と発達について解説する。また生涯発達心理学の観点に基づき、胎児期から老年期までのそれぞれの時期の特徴、課題、支援について学ぶ。
【教育方法】
オンデマンド学習とオンライン講義を中心とし、確認テストにより理解力の向上を図る。また講義では具体例や実践例を示すとともに、ワークの時間を活用して、より実践的な理解を目指す。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
第1回 5/28① | 【オンライン】 オリエンテーション | 発達心理学とは何か、発達心理学を学ぶ意義について考え、講義で扱う内容について概要を説明する。 | 市倉 加奈子 | |
第2回 | 【オンデマンド】 発達の基本とエリクソン/新生児期~乳児期の発達(運動・知覚) | 発達を促す要因、エリクソンの発達段階理論、新生児や乳児の反射・運動・知覚の特徴について、基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 | |
第3回 6/4① | 【オンライン】 発達の基本とエリクソン/新生児期~乳児期の発達(運動・知覚) | オンデマンドの確認テストを行う。発達を促す要因、エリクソンの発達段階理論、新生児や乳児の反射・運動・知覚の特徴について、具体例を用いて解説する。 | 市倉 加奈子 | |
第4回 | 【オンデマンド】 乳児期~幼児期の発達(アタッチメント・虐待) | アタッチメントの定義と意味、虐待の影響について基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 | |
第5回 6/11① | 【オンライン】 乳児期~幼児期の発達(アタッチメント・虐待) | オンデマンドの確認テストを行う。アタッチメントの定義と意味、虐待の影響について具体例を用いて解説する。 | 市倉 加奈子 | |
第6回 | 【オンデマンド】 乳児期~幼児期の発達(言語・認知) | ピアジェやヴィゴツキーの理論、人間の言語と認知の発達、心の理論について基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 | |
第7回 6/18① | 【オンライン】 乳児期~幼児期の発達(言語・認知) | オンデマンドの確認テストを行う。ピアジェやヴィゴツキーの理論、人間の言語と認知の発達、心の理論について具体例を用いて解説する。 | 市倉 加奈子 | |
第8回 | 【オンデマンド】 幼児期~学童期の発達(感情・自己・社会性) | 幼児期以降の感情の発達や抑制、社会性の発達、遊びや学びの変化、対人関係の構築について基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 | |
第9回 6/25① | 【オンライン】 幼児期~学童期の発達(感情・自己・社会性) | オンデマンドの確認テストを行う。幼児期以降の感情の発達や抑制、社会性の発達、遊びや学びの変化、対人関係の構築について具体例を用いて解説する。 | 市倉 加奈子 | |
第10回 | 【オンデマンド】 青年期以降の発達(思春期・アイデンティティ・ライフイベント・老化) | 思春期、アイデンティティの確立、成人前後期のライフイベント、老化、死に向かう心について基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 | |
第11回 7/2① | 【オンライン】 青年期以降の発達(思春期・アイデンティティ・ライフイベント・老化) | オンデマンドの確認テストを行う。思春期、アイデンティティの確立、成人前後期のライフイベント、老化、死に向かう心について具体例を用いて解説する。 | 市倉 加奈子 | |
第12回 | 【オンデマンド】 発達と障害 | 定型発達と非定型発達、発達障害について基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 | |
第13回 7/9① | 【オンライン】 発達と障害 | オンデマンドの確認テストを行う。定型発達と非定型発達、発達障害について具体例を用いて解説する。 | 市倉 加奈子 | |
第14回 | 【オンデマンド】 支援の実際 | eラーニング教材により、コミュニケーションの基本を学ぶ。 | 市倉 加奈子 | |
第15回 7/16④ | 【オンライン】 支援の実際 | 動画教材を用いて、支援を想定したコミュニケーション演習を行う。 | 市倉 加奈子 |
◆実務経験の授業への活用方法◆
臨床心理士としての臨床経験を踏まえ、発達の正常および異常について講義を行う。
発達心理学の諸理論に基づいて、生涯発達の観点から各時期の特徴と課題について説明できる。胎児期、乳児期、幼児期、児童期、青年期、壮年期、中年期、老年期において、それぞれの時期に抱える課題と支援について説明できる。
授業への参加態度(40%)/確認テスト(60%)
※なお確認テストはオンラインで返却され、講義の中で解説を行う。
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:確認テストのために、教科書を十分に読み直しておくこと。
復習:教科書および授業の解説を振り返り、確認テストで間違えたところを確認しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 公認心理師スタンダードテキストシリーズ「発達心理学」 | 下山晴彦ほか | ミネルヴァ書房 |
参考書 |
大学院の臨床心理学コースへ進学を希望する健康科学科の学生は必ず受講すること。
科目ナンバリングコード: (HS)HS201-MH05, (PT)PT201-SF17, (OT)OT201-SF22, (ST)ST201-SF24, (OV)OV201-SF13