科目責任者 | 坂本 豊美 (※) |
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担当者 | 坂本 豊美 (※), 外部講師 |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻] |
精神保健領域の作業療法で使われる作業や活動に関する技術と技法を学び、評価-立案-実施の基礎技能を習得する。
精神科作業療法を実施する際の注意事項を覚える。
【教育内容】
レクリエーション(理論、立案、実施)、SST概説、行動評価、作業面接、作業障害と援助技法
行動学習に基づいた治療技術 構成的―投影的作業
学外での体験実習およびセミナー
【教育方法】
各自投影的作業を行い、学生間で解釈を試みる。
レクリエーションの企画、実施する。
学外の施設で週一回、計4回体験実習を行い、記録をもとににセミナーを行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1・2回 | 【対面】 体験実習オリエンテーション(概容) 作業面接 | 静的種(受動的活動、感覚刺激を主とするもの)としての絵画、音楽等のアクティビティを媒体とするOTを演習する。 作業活動を通しての作業面接、観察評価について学生間で演習する。 | 坂本 豊美 | 9/2③④ |
3・4回 | 【対面】 投影的査定技法(絵画) 風系構成法 | 査定技法として投影的技法,構成的技法について演習する | 坂本 豊美 | 9/9③④ |
5・6回 | 【対面】 定型的評価技法(LIHAB,BPRS等) | 代表的な定型的評価技法の概説、演習を行う。 ・REHAB ・LASMI ・陽性症状陰性症状チェックリスト ・HRSD ・COPM ・BACS-J | 坂本 豊美 | 9/16③④ |
7~9回 | 【対面】 治療・介入技法1 | 行動療法に基づいた介入技法について 学習理論の基礎 行動修正について | 坂本 豊美 | 9/23②③④ |
10〜12回 | 【対面】 治療・介入技法2 | 治療技法としての身体活動の体験・レクリエーションの実施 | 坂本 豊美 | 9/30②③④ |
13・14回 | 【対面】 治療・介入技法3 | ①デイケアのプログラム ②SSTの基本 | 坂本 豊美 | 10/1③④ |
15〜17回 | 【対面】 治療・介入技法4 | 急性期のプログラム 生活支援演習 | 坂本 豊美 外部講師 | 10/7②③④ |
18・19回 | 【対面】 治療・介入技法5 | ・精神保健活動としての作業提供 ・治療媒体としての作業活動の提供の演習 | 坂本 豊美 | 10/8③④ |
20〜22回 | 【対面】 治療・介入技法6 | ストレングスアプローチ WRAP | 坂本 豊美 外部講師 | 10/14②③④ |
23・24回 | 【対面】 当事者からの語り | 地域生活をしている当事者の方との語りの場を体験する | 坂本 豊美 | 10/15③④ |
25・26回 | 【対面】 当事者との語らい | 当事者の生活の状況について,小グループで話を伺う ・授業のまとめ | 坂本 豊美 | 10/22③④ |
27・28回 | 【対面】 地域精神障害者への支援技法 | ACTについて ケーススタディー まとめ | 坂本 豊美 | 11/11③④ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、精神科作業療法および関連する領域で現在標準的に用いられている評価技法、治療技法について演習を通して実際的使い方、その結果の解釈について授業を行う。
精神保健領域でのレクリエーション活動の基本的立案、実施が行えるようになる。
集団に関する基礎的観点について述べられるようになる。
代表的定型評価について説明、実施できる。
作業活動を用いての評価・治療の視点を持ち、実際の臨床場面を知る。
作業療法実施時の注意事項が言える。
講義内レポート課題(1/4)
実習課題の遂行状況(1/4)
定期試験(2/4)
精神保健作業療法学の内容を確認する。
基礎作業学(実習)の作業分析を確認する。
臨床心理学の投影的技法について確認する。
精神医学について、基礎項目を確認する。
自己の特性を把握し、様々な自己の表現方法を検討する。
臨床での接遇について確認する。
(授業以外の自習時間: ‐ 時間)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 精神保健作業療法学に同じ | ||
参考書 | 人と作業・作業活動(第2版) | 山根 寛 | 三輪書店 |
参考書 | 人と集団・場 | 山根 寛 | 三輪書店 |
参考書 | レクリエーション(改定第2版) | 寺山久美子監修 | 三輪書店 |
科目ナンバリングコード: OT304-SS13