科目責任者 | 佐藤 春彦 (※) |
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担当者 | 佐藤 春彦 (※) |
科目概要 | 2年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] |
身体運動を客観的に記述し、力学に基づき分析をする力を身につける。
【教育内容】
人体の剛体モデル化と生体内力の推定方法について解説する。また、力学的分析が理学療法を行う上でどう役に立つのかを具体例を挙げて紹介する。
【教育方法】
事前に配付した資料について学生がプレゼンテーションを行う。
その内容についてコメントするとともに、補足事項については、板書を使って解説する(講義形式)。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【オンライン・オンデマンド】 オリエンテーション | 授業の進め方、および理学療法の実践における運動分析の必要性を解説する。 (Moodle 1回目、「筋骨格系のキネシオロジー」p.12 - p. 17) | 佐藤 春彦 | 4/13③ |
第2回 | 【オンライン・オンデマンド】 運動と力の記述 | 前回の復習(小テスト)。運度の記述方法と剛体や重心といった力学的概念について解説する。 (Moodle 2回目、「筋骨格系のキネシオロジー」付録Ⅰ) | 佐藤 春彦 | 4/20③ |
第3回 | 【オンライン・オンデマンド】 姿勢の安定と重心 | 前回の復習(小テスト)。身体重心の計測方法と安定性の定義について解説する。 (Moodle 3回目、「筋骨格系のキネシオロジー」p.90 - p. 98) | 佐藤 春彦 | 4/27③ |
第4回 | 【オンライン・オンデマンド】 身体にかかる力 | 前回の復習(小テスト)。剛体モデル化の方法と運動方程式による筋力と関節間力の計算について解説する。 (Moodle 4回目、「筋骨格系のキネシオロジー」p.98 - p. 118) | 佐藤 春彦 | 5/11③ |
第5回 | 【オンライン・オンデマンド】 介助動作時の腰部の負担 | 前回の復習(小テスト)。物を持ち上げる時の腰背筋の筋張力と腰椎にかかる力について解説する。 (Moodle 5回目、「筋骨格系のキネシオロジー」p.458 - p. 463) | 佐藤 春彦 | 5/18③ |
第6回 | 【オンライン・オンデマンド】 筋力の測り方 | 前回の復習(小テスト)。各種筋力測定法を紹介し、筋活動と筋張力の関係について解説する。 (Moodle 6回目、「筋骨格系のキネシオロジー」p.56 - p. 87) | 佐藤 春彦 | 5/25③ |
第7回 | 【オンライン・オンデマンド】 機器計測に基づく動作分析 | 前回の復習(小テスト)。運動計測機器の概要と動作分析について解説する。 (Moodle 7回目、「筋骨格系のキネシオロジー」p.118 - p. 128) | 佐藤 春彦 | 6/1③ |
第8回 | 【オンライン・オンデマンド】 模擬試験 | 模擬試験およびその解説 | 佐藤 春彦 | 6/8③ |
第9回 | 【対面】 まとめ | まとめ | 佐藤 春彦 | 7/8② |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を基に、患者に見られる姿勢と運動に潜む力学を解説する。
この授業の終了後には、学生は以下のことができるようになる。
・身体関節運動にかかわる力とテコの関係を説明できる。
・筋放電と筋出力の関係を説明できる。
・動作分析、特に歩行を客観的に記述できる。
定期試験が80%、小テストが20%で採点する。定期試験は到達目標を踏まえ、①重心と安定性に関する問題、②関節のモーメントに関する問題、③筋電図に関する問題を出題する。
【授業時間外に必要な学習時間:30時間】
予習:割り当てられた教科書の予習範囲を読み、わからない用語は調べ、説明できるようにしておくこと。
復習:小テストに備え前回の授業範囲の要点を整理しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 筋骨格系のキネシオロジー 原著第3版 | Neumann DA著、Andrew PD・他監訳 | 医歯薬出版 |
参考書 | Biomechanics and Motor Control of Human Movement 4th edition | Winter DA | John Wiley & Sons |
参考書 | PT・OT・PO 身体運動の理解につなげる物理学 | 江原義弘、山本澄子、中川昭夫 | 南江堂 |
科目ナンバリングコード: PT201-SF18