科目責任者 | 佐々木 徹 (※) |
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担当者 | 佐々木 徹 (※), 坂口 和也 (※), THET THET LWIN (※), 橋本 成世 (※), 安冨 蔵人 (※), 菊池 敬 (※) |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [医療工学科 診療放射線技術科学専攻] |
核医学検査法およびそれを遂行するための撮影装置、測定器、放射性医薬品、並びに核医学の基礎にある放射性同位元素の取扱等を理解・習得する。合わせて、放射線防護および放射性同位元素の安全な取扱い技術を習得する。
【教育内容】
核医学検査でのデータ収集法の習得や得られたデータの評価、装置の品質管理、線量評価について実習する。また、放射性同位元素の分離精製技術などの基本的な技術を学習する。
【教育方法】
実習・実験による。レポートの採点に基づき必要な指導を行なう。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1回 | 【オンデマンド】 ガイダンス | 安全教育、レポートの書き方。 | 担当者全員 | |
2回 | 【オンデマンド】 ガイダンス | 各テーマの解説をする。 | 担当者全員 | |
3回 | 【オンデマンド】 放射性医薬品の品質管理(1)(放射能量検定) | 放射能検定と分子イメージングを習得する。 | 担当者全員 | |
4~6回 | 【オンデマンド】 放射性医薬品の標識合成と品質管理(2)(純度検定) | 放射性医薬品の標識合成とペーパークロマトグラフによる純度測定を習得する。 | 担当者全員 | |
7~9回 | 【オンデマンド】 分液ロートによる溶媒抽出 | 分液ロートによる溶媒抽出法を習得する。 | 担当者全員 | |
10~12回 | 【オンデマンド】 ミルキング(1) | Cs-137/Ba-137m放射平衡の原理を習得する。 | 担当者全員 | |
13~15回 | 【オンデマンド】 ミルキング(2) | Mo-99/Tc-99mテクネジェネレータの構造と取扱いを習得する。 | 担当者全員 | |
16~18回 | 【オンデマンド】 インビトロ検査 | ラジオイムノアッセイ(IRMA)法を習得する。 | 担当者全員 | |
19~21回 | 【オンデマンド】 放射性核種・化合物の分離 | 放射性核種・化合物の分離法を習得する。 | 担当者全員 | |
22~24回 | 【オンデマンド】 SPECTの特性 | SPECT収集、画像再構成法を習得する。 | 担当者全員 | |
25~27回 | 【オンデマンド】 核医学画像再構成 | 核医学検査における各種補正、画像再構成の原理を習得する。 | 担当者全員 | |
28~30回 | 【オンデマンド】 甲状腺ヨード治療、線量評価 | 甲状腺治療量計算、MIRD法による線量評価を習得する。 | 担当者全員 |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院及び研究所における高度な放射線・放射性同位元素の医学利用及び研究経験を踏まえて、核医学検査でのデータ収集法、装置の本質管理、線量評価について実習を行う。
核医学検査で用いられる撮影装置、測定器、放射性医薬品等を取り扱うことができる。核医学検査で用いられる放射性同位元素の特性を理解し、安全に取り扱うことができる。
レポートの採点結果から評価を行なう。
【実習時間外に必要な学習時間: ‐ 時間】事前に教科書や参考書に目を通して実習内容の概要を把握しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 実習マニュアル | 北里大学医療衛生学部編 | 教員より配布 |
参考書 | 核医学検査技術学 改訂第3版 | 佐々木雅之 他 | 南山堂 |
参考書 | 核医学技術総論 | 日本核医学技術学会 | 山代印刷 |
参考書 | 標準 核医学画像評価 (放射線技術学スキルUPシリーズ) | 日本放射線技術学会, 大西 英雄 | オーム社 |
参考書 | 核医学検査技術学 改訂2版 (放射線技術学シリーズ) | 大西英雄, 松本政典, 増田一孝 | オーム社 |
参考書 | 核医学イメージング (MEシリーズ) | 藤林靖久, 天野昌治 | コロナ社 |
参考書 | SPECT基礎読本 | 渡邉直行 | 医療科学社 |
参考書 | 放射化学・放射性医薬品学 | 大久保恭仁,小島周二 | 朝倉書店 |
実習は上記課題を1グループ6~8名に分かれて実施する。
科目ナンバリングコード: RT304-SS16