| 科目責任者 | 村石 浩 |
|---|---|
| 担当者 | 村石 浩 |
| 科目概要 | ２年 （２単位・必修） [医療工学科 診療放射線技術科学専攻] |
これまでに学習した放射線物理学、放射化学、放射線生物学、及び医用工学で得た知識を踏まえ、実際に放射線を測定するためのさまざまな放射線計測手法、及びその定量化技術を身につける。また、放射線計測学分野に関わる診療放射線技師、及び第１種放射線取扱主任者国家試験問題レベルの基礎について理解する。
【教育内容】
放射線計測に関する以下の基礎的知識について学ぶ。
１．相互作用 ２．測定原理 ３．測定器 ４．測定の統計学
【教育方法】
講義形式（板書、スライドを使用）
| 回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 【対面】 放射線計測学の基礎１（放射線の分類） | 放射線計測学における「放射線の分類」について教授する。 | 村石 浩 | 9/3② |
| 第2回 | 【対面】 放射線計測学の基礎２（エネルギーの役割） | 放射線計測学における「エネルギーの役割」について教授する。 | 村石 浩 | 9/10② |
| 第3回 | 【対面】 放射線計測学の基礎３（光子と物質との相互作用） | 放射線計測学における「光子（X線、γ線）と物質との相互作用」について教授する。 | 村石 浩 | 9/17② |
| 第4回 | 【対面】 放射線計測学の基礎４（電子と物質との相互作用） | 放射線計測学における「粒子線（主に電子）と物質との相互作用」について教授する。 | 村石 浩 | 9/24② |
| 第5回 | 【対面】 放射線検出器１（検出器概要） | 放射線検出の原理、放射線検出法・測定器の分類（パルス型検出器、非パルス型検出器）について教授する。 | 村石 浩 | 10/1② |
| 第6回 | 【対面】 放射線検出器２（電離箱） | 電離箱の動作原理と特徴について教授する。 | 村石 浩 | 10/8② |
| 第7回 | 【対面】 放射線検出器３（比例計数管） | 比例計数管の動作原理と特徴、及びガスフロー計数管について教授する。 | 村石 浩 | 10/15② |
| 第8回 | 【対面】 放射線検出器４（GM計数管） | GM計数管の動作原理と特徴について教授する。 | 村石 浩 | 10/22② |
| 第9回 | 【対面】 放射線検出器５（半導体検出器） | 半導体検出器について教授する。 | 村石 浩 | 10/29② |
| 第10回 | 【対面】 放射線検出器６（シンチレーション検出器） | シンチレーション検出器、光電子増倍管について教授する。 | 村石 浩 | 11/5② |
| 第11回 | 【対面】 放射線検出器７（ルミネッセンス検出器） | 蛍光ガラス（RPL)線量計、熱ルミネセンス線量計（TLD)、光刺激ルミネセンス（OSL)線量計について教授する。 | 村石 浩 | 11/12② |
| 第12回 | 【対面】 放射線検出器８（中性子検出器） | 中性子検出器について教授する。 | 村石 浩 | 11/19② |
| 第13回 | 【対面】 放射線検出器９（その他の検出器） | 熱量計、化学線量計、チェレンコフ光の利用、同時計数法、その他について教授する。 | 村石 浩 | 11/26② |
| 第14回 | 【対面】 測定の統計学 | 測定の誤差・分解能、絶対測定と相対測定、医学統計について教授する。 | 村石 浩 | 12/3② |
| 第15回 | 【対面】 まとめ | 放射線計測学の総括を行う。 | 村石 浩 | 12/10② |
放射線の検出原理について説明できる。
各種放射線検出器について説明できる。
放射線測定における誤差の扱いについて説明できる。
定期試験（80%）、及び受講態度（20%）により評価する。
【授業時間外に必要な学習時間：６０時間】指定された教科書を一読しておくこと。また、これまでに授業で学習した内容、及び配布資料を理解しておくこと。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 放射線計測学 | 日本放射線技術学会監修 | オーム社 |
| 参考書 | アイソトープ便覧 | 日本アイソトープ協会 | 丸善 |
| 参考書 | 放射線計測ハンドブック | 木村逸郎、阪井英次訳 | 日刊工業新聞社 |
科目ナンバリングコード： RT301-SF20