科目責任者 | 高橋 博之 (※) |
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担当者 | 高橋 博之 (※), 松本 俊英 (※) |
科目概要 | 2年 (2単位・必修) [医療工学科 臨床工学専攻] |
病理学は病気を理解するための基礎となる学問であり、医療人として必要とされる病気の概念とその原因、それに附随する病変を理解することを目標とする。
【教育内容】
傷害因子に対する細胞・組織の基礎的病変を病理学総論として学び、さらに病理学各論では系統的に器官それぞれの主な病気について解説する。特に、臨床工学技士にとって重要な領域は詳細に学ぶ。
【教育方法】
パワーポイントを使用した講義形式。講義内で小テストを行う。約10分間で解答後、問題解説を行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【オンデマンド】 細胞傷害、修復と再生 | 細胞傷害による変性、壊死、アポトーシスを理解し、その後の再生、創傷治癒(肉芽組織、瘢痕組織)による機能回復機序を理解する。 | 松本 俊英 | |
第2回 | 【オンデマンド】 炎症・感染症 | 炎症の原因・発現機序・分類を理解する。病原体の感染経路と代表的な感染症を知る。 | 松本 俊英 | |
第3回 | 【オンデマンド】 循環障害1(局所的) | 局所的な血液循環障害(充血、うっ血、血栓症、塞栓症、梗塞、出血)を理解する。 | 高橋 博之 | |
第4回 | 【オンデマンド】 循環障害2(全身的) | 全身の循環障害(浮腫)にみられる病態を理解する。 | 高橋 博之 | |
第5回 | 【オンデマンド】 免疫機構の異常 | 免疫機構を理解し、アレルギーや自己免疫疾患などの病態を学ぶ。 | 高橋 博之 | |
第6回 | 【オンデマンド】 腫瘍 | 腫瘍発生の要因、進展と転移機構、良性・悪性腫瘍の鑑別について理解する。 | 高橋 博之 | |
第7回 | 【オンデマンド】 循環器系疾患 | 動脈硬化症、心臓疾患の原因、機序を理解する。 | 高橋 博之 | |
第8回 | 【オンデマンド】 呼吸器系疾患 | 肺疾患の原因と性状について理解する。 | 高橋 博之 | |
第9回 | 【オンデマンド】 消化器系疾患1 | 胃と腸の病気の原因・炎症機序を理解する。 | 高橋 博之 | |
第10回 | 【オンデマンド】 消化器系疾患2 | 肝臓、膵臓疾患の原因と病態を理解する。 | 高橋 博之 | |
第11回 | 【オンデマンド】 泌尿器系疾患 | 腎臓疾患の原因を学び、急性・慢性腎不全について理解する。 | 高橋 博之 | |
第12回 | 【オンデマンド】 運動器系疾患 | 骨・関節を中心とする骨組織の病変を理解する。 | 高橋 博之 | |
第13回 | 【オンデマンド】 脳・神経系疾患 | 頭部外傷、中枢神経の循環障害や変性疾患の病態を理解する。 | 高橋 博之 | |
第14回 | 【オンデマンド】 病理検査技術 | 病理診断に必要な病理組織標本作製の基礎を学ぶ。 | 高橋 博之 | |
第15回 | 総まとめ | まとめ期間に試験 | 高橋 博之 |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院、企業などでの病理学に関する業務の経験を踏まえ、疾病の発症機構、病態、病理所見を概説する。
各種病態や疾患について学ぶことにより障害を理解し、各専攻専門領域での疾病予防と治療に役立つ基礎知識を身につける。
1)まとめ期間の試験(85%) 2)受講態度(オンデマンドの小テストの取り組みと提出状況など)(15%)、等を総合的に判断して評価する。
予習:講義は各回でまとめるので、事前に教科書を読んで授業内容の概要を把握しておくこと。
復習:配布プリントの要点を利用して、教科書でさらに深く理解すること。
予習と復習で計60時間が望ましい
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | シンプル病理学 [第7版] | 笹野公伸、岡田保典、安井 弥 | 南江堂 |
参考書 | 標準病理学 [第4版] | 坂本穆彦、北川昌伸、仁木利郎 | 医学書院 |
参考書 | カラーで学べる病理学 [第3版] | 渡辺照男 | ヌーヴェルヒロカワ |
科目ナンバリングコード: CE201-SF08