科目責任者 | 北里 英郎 (※) |
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担当者 | 北里 英郎 (※), 中村 正樹 (※), 前花 祥太郎 (※), 久保 誠 (※), 二本柳 伸 (※), 金木 遥 (※) |
科目概要 | 2年 (1単位・必修) [医療検査学科] |
微生物検査学の講義で得た知識を実習を通じて理解を深め,知識を定着させる。また,将来,微生物検査に従事するために必要な基礎的知識ならびに技術の習得を目標とする。病原微生物を正しく,安全に取り扱うことができるようになってもらいたい。
【教育内容】
第1週目は基本的な検査手技を学び身に付ける。また,身の回りの細菌の存在を理解する。第2週目は未知菌検体の同定検査を行い,主な細菌の同定検査方法について理解を深める。第3週目は薬剤感受性検査,嫌気性菌の培養,検査キットによる同定検査,ウイルスの定量ならびに抗体価の測定を行う。
【教育方法】
5〜6人の班に分かれて実習を行う。実習テキストの内容に沿って実習を行う。各種検査手技に関してはスタッフがデモンストレーションを行うので,それを見た上で実践してもらう。毎回の実習の終わりに各班ごとにまとめを行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1~12回 | 【対面】 A:微生物検査における基本操作 B:身の回りの細菌の検出 | 項目Aではグラム染色法ならびに分離培養法の手技を学ぶ。 項目Bでは皮膚常在菌、鼻咽腔常在菌、空中落下細菌の検出を行う。 | 北里 英郎 中村 正樹 前花 祥太郎 久保 誠 二本柳 伸 | 10/13③④⑤ 10/14③④⑤ 10/15③④⑤ 10/16③④⑤ |
13~24回 | 【対面】 C:未知菌検体の同定 | 項目Cでは各人に未知菌検体を配付し,グラム染色,分離培養,各種同定検査を行う。 | 北里 英郎 中村 正樹 前花 祥太郎 久保 誠 二本柳 伸 金木 遥 | 10/20③④⑤ 10/21③④⑤ 10/22③④⑤ 10/23③④⑤ |
25~36回 | 【対面】 D:薬剤感受性試験 E:嫌気性菌の培養 F:同定キットを用いた細菌検査 G:ウイルス定量と抗体価測定 | 項目Dではディスク拡散法による薬剤感受性検査を行う。 項目Eでは嫌気性菌の培養を行う。 項目FではID-テストを用いた細菌の同定と迅速検査キットによる細菌の検出を行う。 項目GではHA試験によるウイルス定量ならびにHI試験によるウイルス抗体価測定を行う。 | 北里 英郎 中村 正樹 前花 祥太郎 久保 誠 | 10/27③④⑤ 10/28③④⑤ 10/29③④⑤ 10/30③④⑤ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院微生物検査室ならびに研究所での実務経験を踏まえて,各種病原細菌の同定手技を指導する。
微生物検査の基本的な手技として,グラム染色,分離培養を実践できるようになること。また,検体の分離培養から同定検査ならびに薬剤感受性検査に到るまでの過程を理解し説明できるようになること。この実習を通じて微生物検査学の講義の理解を深め知識を定着してもらいたい。
出席と実習態度(10%),実技試験(15%),提出物(35%),実習試験(40%)により評価する。場合によっては追加レポートや口頭試問を課すことがある。
提出物に関してはコメントを記載してフィードバックを行う。
本実習は,前期の微生物検査学講義の知識が必要となるので,あらかじめ前期の復習をしておいてもらいたい。
予習:実習テキストを読み,その日に行う内容を把握しておくこと。(時間の目安:10分)
復習:毎回の実習終了時にその日のまとめをするので,それをよく復習しておくこと。(時間の目安:30分)
何か疑問点があれば,実習中や実習後にスタッフに質問をして解決しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 最新臨床検査学講座 臨床微生物学 | 松本哲哉 編 | 医歯薬出版 |
教科書 | メディカルサイエンス 微生物検査学〈第二版〉 | 太田敏子 他 編 | 近代出版 |
参考書 | 臨床検査学実習書シリーズ 微生物検査学 実習書 | 森田耕司 編 | 医歯薬出版 |
参考書 | 臨床微生物検査ハンドブック 第5版 | 小栗豊子 編 | 三輪書店 |
参考書 | 微生物検査ナビ 第2版 | 犬塚和久 編 | 栄研化学 |
二本柳伸(担当日10/14③④⑤, 10/15③④⑤, 10/16③④⑤, 10/21③④⑤, 10/22③④⑤, 10/23③④⑤)
金木遥(担当日10/22③④⑤, 10/23③④⑤)
Aクラスは2週目に項目C,3週目に項目D〜Gを行い,
Bクラスは2週目に項目D〜G,3週目に項目Cを行う。
科目ナンバリングコード: ML304-SS09