科目責任者 | 内藤 由紀子 (※) |
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担当者 | 内藤 由紀子 (※), 伊与 亨 (※), 片桐 裕史, 飯塚 佳子, 篠原 暁子 (※) |
科目概要 | 2年 (2単位・必修) [健康科学科] |
ヒトの健康を守るために必要な食品衛生の知識を国際的な視点と国内法に基づき学習し、さらに、食品の安全性とは何かを包括的に学び、実社会で役立つ能力を身につける。
【教育内容】
食品衛生行政の仕組み、食中毒の原因と対策、食品添加物、残留農薬、異物混入、品質保証・製造物責任としてのHACCPやISOなどについて学習し、食品衛生管理者、食品衛生監視員として必要な知識を学ぶ。
【教育方法】
講義形式
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】食品衛生行政1(概要) | 食品衛生学について概説する。 | 内藤 由紀子 | 9/3② |
第2回 | 【対面】食品衛生行政2(各種法規) | 我が国における食品衛生行政の沿革と食品衛生に係わる各種法規について解説する。 | 伊与 亨 | 9/10② |
第3回 | 【対面】食品衛生対策1(HACCPの概要) | HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point [危害分析重要管理点方式])の基本的概念とその意義について解説する。 | 伊与 亨 | 9/17② |
第4回 | 【対面】食品衛生対策2(品質管理技術) | 食品衛生対策としての品質管理技術について解説する。 | 伊与 亨 | 9/24② |
第5回 | 【対面】食の安全性1(食品安全委員会) | 食品安全委員会と国際機関の活動について解説する。 | 片桐 裕史 | 10/1② |
第6回 | 【対面】食の安全性2(食の安全性確保における役割) | 食の安全性確保における行政、事業者および消費者の役割を解説する。 | 片桐 裕史 | 10/8② |
第7回 | 【対面】食中毒1(細菌性食中毒、ウイルス性食中毒) | 感染型細菌性食中毒、毒素型細菌性食中毒、ウイルス性食中毒について解説する。 | 片桐 裕史 | 10/15② |
第8回 | 【対面】食中毒2(自然毒、カビ毒等) | 自然毒、カビ毒、化学性食中毒、食中毒の発生動向について解説する。 | 片桐 裕史 | 10/22② |
第9回 | 【対面】食中毒検査 | 食中毒検査の手法と実態について解説する。 | 内藤 由紀子 | 10/29② |
第10回 | 【対面】残留農薬 | 残留農薬とその問題について解説する。 | 飯塚 佳子 | 11/5② |
第11回 | 【対面】食品添加物 | 毒物学の基本的概念、食品添加物とその効果、許容1日摂取量と基準値の関係などについて解説する。 | 飯塚 佳子 | 11/12② |
第12回 | 【対面】共通感染症 | 人畜共通感染症について解説する。 | 伊与 亨 | 11/19② |
第13回 | 【対面】食育 | 食育の役割、意義について解説する。 | 篠原 暁子 | 11/26② |
第14回 | 【対面】機能性食品1(概要) | 機能性食品とは何かについて解説する。 | 内藤 由紀子 | 12/3② |
第15回 | 【対面】機能性食品2(薬理作用) | 薬物動態学、薬力学、標的分子などの薬理的作用について学ぶとともに、機能性食品に関する薬理作用を解説する。 | 内藤 由紀子 | 12/10② |
◆実務経験の授業への活用方法◆
研究機関での経験を踏まえ、食品の安全性試験の概要や食環境の重要性を説明する。
政府機関での短期専門家としてインドネシア共和国に派遣され、衛生における研究や教育の指導に携わった経験を踏まえ、糞便汚染指標微生物検査を概説する。
食品衛生とは何かを理解し、科学的根拠に基づく管理手法や知識を説明することができる。
定期試験により評価する。フィードバックは学生からの要望があった場合に対応する。
教科書を利用して講義内容の予習を行う。講義資料および教科書を用いて講義内容を復習し、理解を深める(必要な予習復習時間数は学生による)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 食品衛生学(2年次後期「公衆衛生学実習」の参考書) | 一色賢司 編集 | 東京化学同人 |
参考書 | 食中毒予防必携 | 日本食品衛生協会 編集 | 日本食品衛生協会 |
科目ナンバリングコード: HS201-SS09