科目責任者 | 市倉 加奈子 (※) |
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担当者 | 市倉 加奈子 (※) |
科目概要 | 全学年 (2単位・自由) [全学科 全専攻] |
人間は社会的動物であり、社会からの影響を大きく受ける。社会・集団心理学では、個人ー個人、個人ー集団、個人ー社会などの組み合わせの中で、人がどのように考え、行動するのかを理解する。家族心理学では、集団の中でも重要な単位の一つである家族において、その特徴、課題、支援について理解する。
社会・集団心理学では、社会的認知、社会的影響、集団・組織、対人行動などについて解説する。家族心理学では、恋愛、結婚、夫婦、育児、介護などについて解説する。また発表・討議・グループワークを通して、人間を取り巻く環境と心の問題に関する総合的な理解を目指す。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | オリエンテーション | 社会・集団・家族心理学とは何か、またこれを学ぶ意義について考え、授業で扱う内容について概要を説明する。 | 市倉 加奈子 | 4/16② |
第2回 | 社会と心 | 人を取り巻く社会、集団、家族にはどのようなものがあるか解説し、こうした環境が心に及ぼす影響について考える。 | 市倉 加奈子 | 4/23② |
第3回 | 社会的認知 | 人がどのように社会からの情報を認識しているのか、印象形成やバイアスについて解説する。 | 市倉 加奈子 | 5/7② |
第4回 | 社会的影響 | 人がどのように社会から影響を受けて行動しているのか、態度や意思決定について解説する。 | 市倉 加奈子 | 5/14② |
第5回 | 集団・組織 | 人がどのように集団の中で考え、行動するのか、リーダーシップや集団内葛藤について解説する。 | 市倉 加奈子 | 5/21② |
第6回 | 対人行動 | 人がどのように対人場面で行動しているのか、自己呈示、援助行動、攻撃行動について解説する。 | 市倉 加奈子 | 5/28② |
第7回 | ソーシャル・ネットワーク | 人が置かれている社会の構造やサポートシステムについて解説する。 | 市倉 加奈子 | 6/4② |
第8回 | 家族と心 | 家族、夫婦、親子とは何かを解説し、その関係性が心に及ぼす影響について考える。また、家族形態の変遷について解説する。 | 市倉 加奈子 | 6/11② |
第9回 | 恋愛・結婚 | 恋人、パートナー、配偶者に対して抱く感情や価値観、相互コミュニケーションについて解説する。 | 市倉 加奈子 | 6/18② |
第10回 | 男女・夫婦 | 男女の性差、ステレオタイプについて解説するとともに、パートナーや夫婦になった時に抱える課題および支援について解説する。 | 市倉 加奈子 | 6/25② |
第11回 | 子育て | 妊娠、出産、育児に関して、親が抱える課題および支援について解説する。 | 市倉 加奈子 | 7/2② |
第12回 | 親子 | 子どもの成長に伴う親子関係とその変化について、また親子関係にまつわる問題について解説する。 | 市倉 加奈子 | 7/9② |
第13回 | 介護 | 介護に関して、子や配偶者が抱える課題および支援について解説する。 | 市倉 加奈子 | 7/16③ |
第14回 | 家族に関する社会問題 | 家庭内暴力、虐待、家族不和について、またこうした社会問題が子の暴力、不登校、精神疾患に与える影響について解説する。 | 市倉 加奈子 | 7/16④ |
第15回 | まとめ | 社会・集団・家族心理学で学んだ内容の全体像を確認する。 | 市倉 加奈子 | 7/16⑤ |
個人が他者や社会から受ける影響について、思考、認知、行動の観点から説明できる。家族の形態や特徴、抱える課題、可能な支援について説明できる。
中間レポート(30%)/期末レポート(40%)/授業への参加態度(30%)
準備学習については、毎回の講義で提示する。発表がある場合には、発表資料を担当者が準備する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は特に設けないが、下記教材の参照を推奨する。 | ||
参考書 | よくわかる社会心理学 | 山田一成・北村英哉・結城雅樹編著 | ミネルヴァ書房 |
参考書 | よくわかる家族心理学 | 柏木惠子編著 | ミネルヴァ書房 |
参考書 | 公認心理師の基礎と実践11 社会・集団・家族心理学 | 竹村和久編著 | 遠見書房 |