科目責任者 | 村石 浩 |
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担当者 | 村石 浩, 長谷川 智之, 鍵谷 豪 (※), 佐々木 徹 (※), THET THET LWIN (※) |
科目概要 | 2年 (1単位・必修) [医療工学科 診療放射線技術科学専攻] |
広範多岐にわたる放射線計測機器の中から基本となる放射線測定器を選び、その特徴・特性及び放射線のもたらす現象を理解させるよう努め、放射線計測の原理を理解するよう指導する。また、放射線による障害防止のために、医療用放射線施設に必要な防護、管理技術及び放射線の安全取扱法について実習し、その実技に習熟させる。更に、放射線管理学・計測学分野に関わる診療放射線技師、及び第1種放射線取扱主任者国家試験問題レベルの基礎について理解する。
各種線量計の諸特性、半価層、実効エネルギー、エネルギースペクトル等の測定を実習させ、測定原理や測定方法、放射線計測回路、放射線量の単位、放射線の特性、測定データの取扱いなどを体験的に習得させる。また、個人被ばく線量の測定、空間線量率の測定、放射線の遮蔽実験等を通じて、放射線管理学の実際について学ぶ。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1~3回 | 実習ガイダンス、教育訓練 | 実習の概要、機器取り扱い、RI取り扱い、及び関係法規について解説する。 | 担当者全員 | 9/19③④⑤ |
第4~6回 | モンテカルロシミュレーション | モンテカルロ法による放射線と物質との相互作用(光子、電子、陽電子、中性子)について学ぶ。 | 担当者全員 | 9/26③④⑤ |
第7~9回 | 半価層と実効エネルギー | 電離箱線量計の特性、及び半価層と実効エネルギーについて学ぶ。 | 担当者全員 | 10/3③④⑤ |
第10~12回 | γ線スペクトロメトリ | NaI(Tl)シンチレーション検出器によるγ線スペクトロメータ、及び高純度Ge半導体検出器の特性、γ線エネルギースペクトル、核種同定法について学ぶ。 | 担当者全員 | 10/10③④⑤ |
第13~15回 | 放射線安全管理の理論と実際 | 北里大学医療衛生学部の放射線施設を見学し、放射線障害防止法の実際について理解する。 | 担当者全員 | 10/17③④⑤ |
第16~18回 | 空間線量率の測定 | GMサーベイメータ、及びシンチレーションサーベイメータの使用法と校正について学ぶ。 | 担当者全員 | 10/24③④⑤ |
第19~21回 | 個人線量計の測定・評価 | 半導体式ポケット線量計の使用法と校正について学ぶ。 | 担当者全員 | 10/31③④⑤ |
第22~24回 | X線発生装置周辺での空間線量率測定 | 熱ルミネセンス線量計を用いて、X線管からの漏えい線量、及び被写体からの散乱線量の測定について学ぶ。 | 担当者全員 | 11/7③④⑤ |
第25~27回 | 天然放射能測定 | 液体シンチレーションカウンタ―の特性、及びカリウム40からのβ線測定について学ぶ。 | 担当者全員 | 11/14③④⑤ |
第28~30回 | γ線の吸収と遮蔽 | NaI(Tl)シンチレーションカウンタの特性、及び各種遮蔽材の半価層の測定法について学ぶ。 | 担当者全員 | 11/21③④⑤ |
第31~33回 | 総論 | 実習データをもとに再検討、及び演習を行う。 | 担当者全員 | 11/28③④⑤ |
放射線の検出や放射能、放射線量の測定は、放射線を取り扱う場合の基本技術である。また同時に、医療現場では放射線はその取り扱いを誤ると危険を伴うことを十分に認識しておかなければならない。実習を通じて、診療放射線技師として必須のこれら事項の重要性について十分に体験し、習得する。
レポート(70%)、実習態度(30%)により評価を行う。
2RT前期「放射線管理学」の講義内容を復習しておくこと。また、2RT後期「放射線計測学」の指定教科書を一読しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | プリント配布 | ||
参考書 | アイソトープ手帳 | 日本アイソトープ協会 | 丸善 |
参考書 | 放射線計測ハンドブック | 阪井英次 他 | 日刊工業新聞社 |