科目責任者 | 村上 健 (※) |
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担当者 | 村上 健 (※), 石坂 郁代 (※), 堀口 利之 (※), 佐野 肇 (※), 東川 麻里 (※), 鈴木 恵子 (※), 原 由紀 (※), 秦 若菜 (※), 水戸 陽子 (※), 関 初穂 (※), 猪川 尚子 (※), 渡邊 操 |
科目概要 | 1年 (3単位・必修) [リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻] |
言語聴覚療法学の概要と基礎的な理念を理解する。言語聴覚士の対応する様々な疾患や障害について知る。
言語聴覚障害の臨床の基礎となる言語病理学と聴覚障害学について、障害の発生機序・用語・領域・対象など、その概略を講義と実習を通して理解する。また、臨床家として必要な倫理感や基礎的な知識・技術について学ぶ。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1回 | オリエンテーション 言語聴覚士とは | 授業の進め方と内容について説明する。 言語聴覚士に関する概論を学ぶ。 | 村上 健 | 4/8⑤ |
2回 | コミュニケーションと言語 | コミュニケーション・言語とは何かを知る。[実習] | 村上 健 | 4/15⑤ |
3回 | 言語・コミュニケーション障害(1) | ことばと高次脳機能およびその障害について学ぶ。 | 東川 麻里 | 4/22⑤ |
4回 | 音声言語医学 | 音声器官の解剖と機能、音声言語医学の概要について学ぶ。 | 堀口 利之 | 5/13⑤ |
5回 | 言語聴覚療法の実際(1) | 言語聴覚士の仕事(1)小児領域の臨床について知る。 | 原 由紀 | 5/20⑤ |
6回 | 言語・コミュニケーション障害(2) | ことばの発達過程およびその障害について学ぶ。 | 石坂 郁代 | 5/27⑤ |
7回 | 言語聴覚療法の実際(2) | 言語聴覚士の仕事(2)病院における小児領域の臨床について知る。 | 鈴木 恵子 | 6/3⑤ |
8回 | 言語聴覚療法の実際(3) | 言語聴覚士の仕事(3)病院における成人の臨床について知る。 | 村上 健 | 6/10⑤ |
9回 | 言語聴覚療法の実際(4) | 言語聴覚士の仕事(4)病院における成人の臨床について知る。 | 関 初穂 | 6/17⑤ |
10回 | 言語聴覚療法における倫理 | 言語聴覚士の業務における倫理について学ぶ。 | 石坂 郁代 | 6/24⑤ |
11回 | 言語聴覚障害の理論と実際(1)(言語発達障害1) | 小児の言語発達障害について学ぶ。 | 石坂 郁代 | 7/1⑤ |
12回 | 言語聴覚療法学について(1) | 言語聴覚療法学を学ぶにあたって自ら学ぶことの大切さについて考える。 | 村上 健 秦 若菜 | 7/8⑤ |
13回 | 言語聴覚療法学について(2) | 図書館の利用法、資料検索の方法を学ぶ。[実習] | 村上 健 秦 若菜 | 7/12② |
14回 | 見学実習(1) | 見学実習オリエンテーションを行う。[実習] | 村上 健 | 9/4⑤ |
15・16回 | 見学実習(2) | 病院における臨床見学を行う。[実習] (※1) | 村上 健 石坂 郁代 秦 若菜 水戸 陽子 | 9/5③④ 9/12③④ 9/19③④ |
17回 | 言語聴覚障害の理論と実際(3)(構音障害) | 構音障害について学ぶ。 | 鈴木 恵子 | 9/11⑤ |
18回 | 言語聴覚障害の理論と実際(4)(高次脳機能障害) | 成人の失語症について学ぶ。 | 東川 麻里 | 9/18⑤ |
19回 | セミナー | 病院見学実習の感想を発表する。 | 村上 健 | 9/25⑤ |
20回 | 言語聴覚障害の理論と実際(5) | 言語障害を抱えた方とのコミュニケーションについて学ぶ。 | 秦 若菜 | 10/2⑤ |
21回 | 言語聴覚障害の理論と実際(6)(音声障害) | 音声障害について学ぶ。 | 堀口 利之 | 10/9⑤ |
22回 | 障害を持つ側からの視点(1) | 高次脳機能障害や構音障害などの障害をもつ側の意見・感情・生活と支援する側の仕事について学ぶ。 | 猪川 尚子 | 10/10③ |
23回 | 言語聴覚障害の理論と実際(7)(嚥下障害) | 嚥下障害について学ぶ。 | 堀口 利之 | 10/16⑤ |
24回 | 聴覚について | 聴覚のメカニズムとコミュニケーションにおける重要性について学ぶ。 | 佐野 肇 | 10/23⑤ |
25回 | 言語聴覚障害の理論と実際(8)(聴覚障害1) | 聴覚障害について学ぶ。 | 鈴木 恵子 | 10/30⑤ |
26回 | 言語聴覚障害の理論と実際(9)(吃音) | 吃音について学ぶ。 | 原 由紀 | 11/6⑤ |
27回 | 言語聴覚障害の理論と実際(10)(聴覚障害2) | 聴覚障害について学ぶ。 | 佐野 肇 | 11/13⑤ |
28回 | 言語聴覚障害の理論と実際(11)(言語発達障害2) | 小児の言語発達障害について学ぶ。 | 水戸 陽子 | 11/20⑤ |
29回 | 障害を持つ側からの視点(2) | 喉頭摘出術後の音声障害をもつ側の意見・感情・生活について学ぶ。 | 渡邊 操 | 11/27⑤ |
30回 | 実習事前指導 | チーム医療についておよび病棟実習オリエンテーションを行う。[実習] 保育園での子どもの生活と観察の視点について、また保育園実習オリエンテーションを行う(1)。[実習] | 村上 健 | 12/4⑤ |
31~33回 | 保育園実習オリエンテーション | 実習する保育園にて保育園実習オリエンテーションを行う(2)。[実習] | 村上 健 | 1/17②③④ |
34~38回 | 病棟実習(見学実習) | 看護職など他職種の理解と連携の在り方を理解する観察実習を行う。[実習] (※2) | 村上 健 石坂 郁代 原 由紀 秦 若菜 | 1/23後日掲示 1/24後日掲示 |
39~41回 | 保育園実習(見学実習) | 保育園における典型発達児の観察実習を行う。[実習] (※3) | 村上 健 石坂 郁代 原 由紀 水戸 陽子 | 1/27後日掲示 1/28後日掲示 1/29後日掲示 |
42・43回 | 実習まとめ | セミナーで病棟実習の報告・感想などを発表する。 | 村上 健 | 1/31①② |
44・45回 | 実習まとめ | セミナーで保育園実習の報告・感想などを発表する。 | 村上 健 | 1/31③④ |
見学実習
*各実習とも、日程とグループは決まり次第連絡する。
【臨床見学】
(※1)
目的-病院における言語聴覚療法の実際を知る。
方法-2019年9月5日・12日・19日の木曜3~4限のうち1回、北里大学病院・北里大学東病院にて成人の言語聴覚療法場面を見学する。
担当-村上 健・石坂郁代・東川麻里・水戸陽子および見学担当の言語聴覚士
【病棟実習】
目的-病院内での患者の様子やそこで働く多くの医療従事者の業務を実際に見学することにより、医療従事者としての必要な態度・知識を学び、今後の学業への心構えを身につける。
方法-(※2)2020年1月23日・24日のうち1日、各病棟に配属され、病棟看護師のもとで患者と接する。
担当-村上 健・石坂郁代・原 由紀・秦 若菜
【保育園実習】
目的-保育園の典型発達児の様子を観察し、子ども同士のコミュニケーションや言語の発達を理解する。
方法-(※3)2020年1月28日・27日・29日(予定)に、いずれか1日保育園に出かけ、園の指導のもと子どもを観察する。
(園の都合により日程の変更もありうる,事前にオリエンテーションで保育園に伺うこともある)
担当-村上 健・石坂郁代・原 由紀・水戸陽子
【セミナー】
各実習を踏まえ、実習で学んだことの報告とまとめを行う。
1.言語聴覚士の仕事を理解し、言語聴覚士になる意欲を持つことができる。
2.言語とコミュニケーションについてその概要を述べることができる。
3.言語聴覚士が対象とする障害の種類を述べることができる。
4.臨床家としてどのような力を身につけたらよいかを述べることができる。
授業や実習への参加態度(10%)とレポート(30%)、定期試験(60%)で評価する。
授業の資料は毎回配布する。シラバスを参考に予習を行い、当日の資料をもとに復習・まとめを行うこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | やさしいコミュニケーション障害学 -基礎からわかる言語聴覚療法の実際 | 八王子言語聴覚士ネットワーク | 三輪書店 2016 |
参考書 | いまを生きる-言語聴覚士と当事者の記録― | 東京都言語聴覚士会編 | 三輪書店 2013 |
参考書 | 言語聴覚障害学概論 | 藤田郁代(編) | 医学書院 2010 |
参考書 | ことばと脳と心 | 山鳥 重 | 講談社現代新書 2011 |
参考書 | 絵でわかる言語障害 | 毛束真知子 | 学研 2002 |
参考書 | ことばの発達入門 | 秦野悦子(編) | 大修館書店 2001 |
参考書 | ことばの障害入門 | 西村辨作(編) | 大修館書店 2001 |
参考書 | ことばの障害の評価と指導 | 大石敬子(編) | 大修館書店 2001 |
参考書 | コミュニケーション障害入門 | 石坂郁代他(訳) | 大修館書店 2005 |