分子血栓止血学Molecular Pathology of Hemostasis and Thrombosis
科目責任者松尾 純孝 (※)
担当者松尾 純孝 (※)
科目概要全学年 (2単位・自由) [全学科 全専攻]

授業の目的

 分子血栓止血学についての概要を学び、人体の恒常性維持における関係とその役割を学習する事を目標とする。

教育内容・教育方法

 血栓止血学について、健常人ならびに疾病時における血液凝固・線溶・調節機構の作用機序・機能物質等との関係を解説し、ヒトにおける生体内恒常性維持機構における役割をやさしく教授する。

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1~3回概論人体における血液の役割について、血中関連物質の解説と止血血栓機構全般との関係を、1〜3コマを使い概論として講義する。松尾 純孝
4/9⑤
4/16⑤
4/23⑤
第4回抗凝固物質の種類と作用機序血液凝固阻止物質である抗凝固剤について、その作用機序ならびに使用可能な検査との目的との関連を説明する。松尾 純孝
5/7⑤
第5回血栓性(出血性)素因について血栓性(出血性)素因について、Virchow's triadとの関係を例に挙げ、現代血栓止血学に至る経緯を解説する。松尾 純孝
5/14⑤
第6回凝固系接触相(第1相)血液凝固第1相について、接触相の中心因子群とカスケードセオリーとの関連を解説する。松尾 純孝
5/21⑤
第7回凝固系リン脂質二重層反応相(第1相)血小板由来リン脂質を中心とした、集積凝固促進系についての反応経路を説明する。松尾 純孝
5/28⑤
第8回凝固系最終酵素生成系(第2〜3相)血液凝固カスケードセオリー最終経路でのThrombin生成について基質と酵素との関連反応を解説する。松尾 純孝
6/4⑤
第9回線維素溶解(第4相)線維素溶解現象に関わる因子群と、その関連物質の活性化機構について解説する。松尾 純孝
6/11⑤
第10回凝固・線溶・調節(阻害)系種々の酵素阻害物質における凝固・線溶系酵素群の調節機構についてその作用機序を解説する。松尾 純孝
6/18⑤
第11回血小板系血液細胞、血小板の微細構造と内在成分の説明と、血栓形成・溶解系における機構を解説する。松尾 純孝
6/25⑤
第12回血管系血管系について血管壁恒常性維持について解説し、疾病時における役割と疾患群を列記し説明する。松尾 純孝
7/2⑤
第13~15回血液凝固・線溶系疾患と総括種々の血液凝固・線溶系疾患を中心に、疾患群に関わる因子との関連を分子レベルを含め3コマを使用し総括の講義をする。松尾 純孝
7/9⑤
7/16⑤
7/23⑤

到達目標

 血栓止血機構における各種関連因子群とその役割について知り、ヒトにおける生体恒常性維持のメカニズムを身近な話題から知識とする。

評価基準

 評価は約8割をレポート等を中心として行い、講義への関心度、準備等を含め総合的に評価する。

準備学習等(予習・復習)

 学部高学年、卒後で必要となる学習内容なので、授業の後配布資料を用い充分に復習をしておくこと。また関連学科目と共通する専門用語が多く有るので、広義に用語を記憶しておく事が望ましい。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書特になし(事前あるいは講義中に独自資料を配布する)
参考書特になし

備考・その他

注) 2・3・4年生の履修希望者がいる場合は、最終15回(7月23日)は前期試験期間となるので、別途履修者の希望の期日を相談の上決めて行う予定です。