科目責任者 | 門谷 裕一 |
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担当者 | 門谷 裕一, 小畑 秀一, 田口 明子 (※), 林 徹, 木村 武俊, 石橋 仁 (※), 秋田 久直, 緒形 雅則 (※), 小島 史章 (※), 濱田 幸恵 (※) |
科目概要 | 2年 (1単位・必修) [医療工学科 臨床工学専攻] |
【解剖学分野】
肉眼解剖実習を通して、生体の成り立ち・諸器官相互の位置関係を具体的に学ぶ。実習を通じての観察力の涵養も重要な目的とする。
【生理学分野】
自然科学における法則や概念は注意深い観察や実験から生まれる。生理学においても同様であり、各実習項目を行うことにより教科書や講義の内容をより明確に理解する。また生体に関する実験の基礎的手技の一部を実際に経験することにより、信頼性の高い結果を取得することの難易性を知り、その対応法について検討・考察することができるようになる。
【解剖学分野】ブタ胎仔(教材)を用いた肉眼解剖実習。
【生理学分野】生体は生命維持のための極めて精巧な調節機構を有しており、刺激に対して適正な反応を示すことにより生体恒常性に寄与していることを理解させる。さらに生体における化学的・電気的変化の原理を実習により体得させ、測定原理や測定方法を体験的に修得させる。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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【解剖学分野】1~3回 | ブタ胎仔の解剖1 | 皮切り、頚部の構造を学ぶ。 | 門谷 裕一 小畑 秀一 田口 明子 林 徹 木村 武俊 | 5/8③④⑤ |
【解剖学分野】4~6回 | ブタ胎仔の解剖2 | 上肢、上肢帯の構造を学ぶ。 | 門谷 裕一 小畑 秀一 田口 明子 林 徹 木村 武俊 | 5/9③④⑤ |
【解剖学分野】7~9回 | ブタ胎仔の解剖3 | 胸部内臓の構造を学ぶ。 | 門谷 裕一 小畑 秀一 田口 明子 林 徹 木村 武俊 | 5/10③④⑤ |
【解剖学分野】10~12回 | ブタ胎仔の解剖4 | 腹部内臓の構造を学ぶ。 | 門谷 裕一 小畑 秀一 田口 明子 林 徹 木村 武俊 | 5/15③④⑤ |
【解剖学分野】13~15回 | ブタ胎仔の解剖5 | 骨盤内臓、下肢、下肢帯の構造を学ぶ。 | 門谷 裕一 小畑 秀一 田口 明子 林 徹 木村 武俊 | 5/16③④⑤ |
【解剖学分野】16〜18回 | ブタ胎仔の解剖6 | 頭部の構造を学ぶ。解剖器具を片付ける。 | 門谷 裕一 小畑 秀一 田口 明子 林 徹 木村 武俊 | 5/17③④⑤ |
【解剖学分野】19〜21回 | 実習試験、まとめ | 解剖学分野の実習試験、まとめ | 門谷 裕一 小畑 秀一 田口 明子 林 徹 木村 武俊 | 5/25①②③ |
【生理学分野】1~3回 | ガイダンス | 生理学実習で得られる結果のまとめ方や考察の仕方について学ぶ。また、実験動物に対するAnimal rightsについて理解する。実習を行うに当たり必要とされる知識、内容について学ぶ。 | 石橋 仁 秋田 久直 緒形 雅則 濱田 幸恵 小島 史章 | 5/29③④⑤ |
【生理学分野】4~6回 | 神経筋 | カエルの坐骨神経腓腹筋標本を作製し、電気刺激による反応から、全か無かの法則、強さ時間曲線、筋収縮の種類、標本の疲労について実験し、神経と筋について理解する。 | 石橋 仁 秋田 久直 緒形 雅則 濱田 幸恵 小島 史章 | 5/30③④⑤ |
【生理学分野】7~9回 | 腸管平滑筋に対する薬物の影響 | モルモットの小腸平滑筋の運動に対する各種薬物の効果を検討し、小腸平滑筋における神経伝達物質、受容体について理解する。 | 石橋 仁 秋田 久直 緒形 雅則 濱田 幸恵 小島 史章 | 5/31③④⑤ |
【生理学分野】10~12回 | ヒトの心電図測定 | ヒトの心電図を種々の導出法により記録し、波形の形状、大きさ、および時間的関係を調べ、各波形の意味について理解する。標準肢誘導からEinthovenの正三角形を作成し、その意義を理解する。 | 石橋 仁 秋田 久直 緒形 雅則 濱田 幸恵 小島 史章 | 6/5③④⑤ |
【生理学分野】13~15回 | 唾液アミラーゼ、ペプシンの消化 | 唾液に含まれる唾液アミラーゼのデンプンの消化や胃で働くペプシンによるタンパク質の消化作用について検討し、消化酵素について理解する。 | 石橋 仁 秋田 久直 緒形 雅則 濱田 幸恵 小島 史章 | 6/6③④⑤ |
【生理学分野】16~18回 | 実習試験・後片付け | 実習に関連する内容について試験を受ける。後片付けを通じて実習で使用した測定装置の保守について学ぶ。 | 石橋 仁 秋田 久直 緒形 雅則 濱田 幸恵 小島 史章 | 6/7③④⑤ |
【解剖学分野】健康科学科2年生と合同授業。解剖学分野の内容について前期期間中に追再試験を実施することがある(日程は後日提示)。
【生理学分野】健康科学科2年生と合同授業。生理学分野の内容について前期期間中に追再試験を実施することがある(日程は後日提示)。
【解剖学分野】生体の成り立ち、諸器官相互の位置関係を説明できる。
【生理学分野】神経と筋肉の興奮・収縮過程において、全か無かの法則、強さ時間曲線、筋収縮の種類、標本の疲労について理解し、説明ができる。腸管平滑筋の運動における神経伝達物質、受容体の種類・働きについて説明できる。心電図の各波形の意味、誘導法、Einthovenの正三角形について説明できる。酵素の一般的特徴、唾液アミラーゼとペプシンの作用について説明できる。実験により得られた結果と教科書、参考書に示されている内容との相違を読み取り、その原因について考察することができる。
【解剖学分野】スケッチ(20%)と実習試験(80%)で評価する。60点以上を合格(解剖学分野)とする。
【生理学分野】実習態度(5%)、実習レポート(25%)及び実習試験(70%)により評価する。60点以上を合格(生理学分野)とする。
【総合評価】解剖学分野と生理学分野の評価点を合計した後、100点満点に換算し総合評価とする。ただし、両分野のいずれかもしくは両方が合格点に達していない場合は59点を最高点とする。
【解剖学分野】事前に実習書に目を通して実習内容の概要を把握しておくこと。
【生理学分野】事前に実習書に目を通して実習内容の概要を把握しておくこと。生理学Ⅰ、Ⅱと連携しているので、講義内容を理解し、実習に参加すること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 解剖学実習(2019年度版) | 北里大学医療衛生学部解剖・組織学 | 北里大学医療衛生学部 |
教科書 | 生理学実習書 | 北里大学医療衛生学部生理学研究室 | 北里大学医療衛生学部 |
参考書 | 入門人体解剖学 | 藤田恒夫 | 南江堂 |
参考書 | 生理学(コメディカル専門基礎科目シリーズ) | 桑名俊一、荒田晶子 編著 | 理工図書 |