| 科目責任者 | 内藤 由紀子 (※) |
|---|---|
| 担当者 | 内藤 由紀子 (※), 伊与 亨 (※), 片桐 裕史 (※) |
| 科目概要 | １年 （２単位・必修） [医療工学科 臨床工学専攻] |
個人や人間集団の健康を保持するために、人間と人間を取りまく環境すなわち生態系を基盤とした健康を理解する。さらに、医療の展開の場における特定の健康管理の意義、組織、予防対策を通して、健康保持増進の重要性を包括的に修得する。
人間集団を取りまく生活環境と健康、その集団を構成する人間の出生・死亡・疾病罹患の状況、健康障害発生の因果関係および対人保健活動を通した健康の保持増進について学ぶ。
| 回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 公衆衛生学総論 | 健康の概念、予防医学の概念について理解する。 | 内藤 由紀子 | 9/3⑤ |
| 第2回 | 人口静態・動態統計 | 国勢調査、日本・世界の人口分布と推移、年齢の３区分、出生、再生産率、死産、婚姻、離婚、死亡、年齢調整死亡率、生命関数、生命表について学ぶ。 | 内藤 由紀子 | 9/10⑤ |
| 第3回 | 生活環境１（水質関係） | 上下水道への理解を深めるため、上水道の水源、水道法、上水道の水質基準、水道普及率、下水道、下水道法、水質汚濁の指標、水質汚濁に関わる環境基準などについて学ぶ。 | 伊与 亨 | 9/17⑤ |
| 第4回 | 生活環境２（大気環境・地球環境） | 環境基本法への理解を深め、大気環境、大気汚染、大気環境に関わる環境基準など地域的な大気環境問題を学ぶとともに、地球環境的な環境問題まで拡大して理解を深める。 | 伊与 亨 | 9/24⑤ |
| 第5回 | 地域保健１（母子保健） | 母子保健の指標とその水準について解説する。 | 片桐 裕史 | 10/1⑤ |
| 第6回 | 地域保健２（学校保健、高齢者保健） | 学校保健安全法、老人保健法、国民医療費について解説する。 | 片桐 裕史 | 10/8⑤ |
| 第7回 | 産業保健１（産業保健活動） | 産業保健活動について解説する。 | 内藤 由紀子 | 10/15⑤ |
| 第8回 | 産業保健２（職業病） | 職業病とその対策について解説する。 | 内藤 由紀子 | 10/29⑤ |
| 第9回 | 疫学１（概要） | 疫学の定義・目的を理解するとともに、比率、割合、人口当り、罹患率、有病率、集積性などについて学ぶ。 | 片桐 裕史 | 11/12⑤ |
| 第10回 | 疫学２（各種疫学研究） | 縦断・横断研究、後向き研究、前向き研究、介入研究の疫学研究を理解するとともに、関連性と因果関係、スクリーニング、リスク評価について学ぶ。 | 片桐 裕史 | 11/19⑤ |
| 第11回 | 感染症１（動向） | 感染成立の要因、感染症の動向について解説する。 | 伊与 亨 | 11/26⑤ |
| 第12回 | 感染症２（予防） | 感染症の予防、感染症サーベイランスについて解説する。 | 伊与 亨 | 12/3⑤ |
| 第13回 | 食中毒 | 食中毒の動向、細菌性食中毒、自然毒による食中毒について解説する。 | 伊与 亨 | 12/10⑤ |
| 第14回 | 国民栄養 | 健康増進法、日本人の食事摂取基準について解説する。 | 内藤 由紀子 | 12/17⑤ |
| 第15回 | 生活習慣病 | 生活習慣病の動向、予防について解説する。 | 内藤 由紀子 | 後日掲示 |
ヒトの健康は環境や食、労働に左右されることを理解し、疾病予防および健康の保持増進を説明することができる。
定期試験により評価する。
教科書を利用して講義内容の予習を行う。講義資料および教科書を用いて講義内容の理解を深める。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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| 教科書 | 国民衛生の動向 2019/2020年版 | （財）厚生労働統計協会 | |
| 参考書 |