授業の目的

〔環境衛生学〕
　微生物実験や遺伝子工学実験の基本的技術、環境試料の採取（採水等）から試料の調製、機器分析まで一貫した研究への入門指導を行う。実習と異なり、道筋がついていない領域へ実験を進めて行く過程での心がまえと考え方を習得させることを教育目標とする。

教育内容・教育方法・フィードバック

〔環境衛生学〕
１．水環境における水質と健康関連微生物のモニタリング
２．病原性微生物や薬剤耐性微生物の新規消毒技術開発
３．環境水や廃水中の有害（化学）物質の生物分解・処理
４．微生物を利用した環境浄化・資源循環
５．水生植物と微生物の共生系を利用した水質浄化

授業内容

到達目標

〔環境衛生学〕
分析機器を的確に操作できること、微生物実験、遺伝子工学実験の技術を習得することを通して、自立して実験の計画が立てられるようになること、研究を行っていく上で発生する諸問題に対し、自ら情況を分析してそれに対処できるようになること、また、各自の研究に関連する文献を検索し、読みこなせるようになることを到達目標とする。

評価基準

自主的に研究をすすめ、ディスカッションを通して、研究計画立案と実験操作、得られたデータの解析、整理を的確に行えるかという観点、研究に取り組む姿勢と卒業論文の完成度の観点をもとに、総合的に評価する。

準備学習等(予習・復習)

３年生までに習得した基礎的な機器分析、微生物等の生物、遺伝子の取り扱い方法を再度復習しておく。

教材