北里大学医療衛生学部

血液学Hematology

　血液学に関する基礎的内容について学習し、産業衛生学や基礎医学、臨床医学および社会医学の領域での活動に役立てることができるようになる。

　血液学の基礎、各血球（赤血球、白血球、血小板）の形態と機能、止血機構、白血病とそれに関わる血液検査などについて総論を学習する。

回	項目	授業内容	担当者	日時
１・２回	血液の基礎	血液と血液検査学、血液の成分・性状・機能、血球の産生と崩壊を学ぶ	渡邉　真理子	4/8③ 4/15③
３～６回	血球（赤血球）、赤血球系疾患	赤血球の産生と崩壊、赤血球の形態と機能、赤血球の生化学、鉄・ビタミンB12・葉酸の代謝、赤血球系疾患 (貧血)を学ぶ	佐藤　隆司	4/22③ 5/13③ 5/20③ 5/27③
7・8回	血球（白血球）	白血球の産生と崩壊、形態と機能を学ぶ	堀江　良一	6/3③ 6/10③
9・10回	白血球系疾患	白血球系疾患 (白血病・悪性リンパ腫など)を学ぶ	堀江　良一	6/17③ 6/24③
11・12回	血球（血小板）、止血機構、血小板系疾患	血小板の産生と崩壊、血小板の形態と機能、血小板減少症を学ぶ	佐藤　隆司	7/1③ 7/8③
13・14回	凝固系、凝固系疾患	血液凝固、凝固検査、凝固の異常 (血友病など)、血液凝固の制御機構、抗凝固剤を学ぶ	佐藤　隆司	7/9③ 7/9④
15回	線溶系、線溶系疾患、血栓症	線溶の機序、線溶の制御機構、血栓症と抗血栓療法を学ぶ	佐藤　隆司	7/9⑤

１・２回

３～６回

7・8回

9・10回

11・12回

13・14回

15回

　(1)血液成分の種類とその機能を説明できる。(2)血球の産生と崩壊が説明できる。(3)血液成分に関する検査を説明できる。(4)血液凝固および線溶の機序を説明できる。 (5)赤血球、白血球、血小板系の代表的な疾患の診断と治療について概略を説明できる。

定期試験及び授業への参加態度で評価する。

教科書を利用して講義内容の予習を行い、適宜配布するプリント、小テストも利用し、効果的に復習を行うこと。

種別	書名	著者・編者	発行所
教科書	最新臨床検査学講座　血液検査学	奈良信雄、小山高敏、東克巳　他	医歯薬出版株式会社
参考書	その都度紹介する

教科書

参考書