科目責任者 | 片桐 真人 (※) |
---|---|
担当者 | 北里 英郎 (※), 中村 正樹 (※), 前花 祥太郎 (※), 川村 俊彦 (※), 久保 誠 (※), 太田 悦朗 (※), 高橋 博之 (※), 土屋 紅緒 (※), 佐藤 雄一 (※), 鉢村 和男 (※), 長塩 亮 (※), 堀江 良一 (※), 佐藤 隆司 (※), 渡邉 真理子 (※), 古田 玲子 (※), 西村 由香里 (※), 片桐 真人 (※), 横場 正典 (※), 石井 直仁 (※), 黒崎 祥史 (※), 井本 明美 (※), 門谷 裕一, 小畑 秀一, 田口 明子 (※), 林 徹, 木村 武俊, 石橋 仁 (※), 秋田 久直, 緒形 雅則 (※), 濱田 幸恵 (※), 市川 尊文 (※), 川上 文貴 (※), 川島 麗 (※), 前川 達則 (※), 丸山 弘子 (※), 小島 史章 (※), 研究委員 |
科目概要 | 3年 (5単位・必修) [医療検査学科] |
3年次までに学んだ知識・技術を基礎として、与えられたテーマについて何をどこまで解明するか、を認識し、そのテーマの現代医療における位置付けを理解する。
各研究室ごとに、各教員の呈示したテーマに基づき、個人であるいはグループで取り組む。その結果を卒業論文として纏める。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
微生物学 | 種々の悪性腫瘍や炎症モデルに対する細胞療法とその作用機序の解明,薬剤耐性菌(MRSAなど)における薬剤耐性機構の解明を主なテーマとして研究を進める。これらの研究を通じて,微生物以外にも細胞生物学をはじめとする知識ならびに技術を包括的に学習する。 | 北里 英郎 中村 正樹 前花 祥太郎 | ||
解剖・組織学 | マウス胎仔の唾液腺・腎臓、両生類や鳥類の胚を材料に、組織や器官が形成されるメカニズムの解明に挑む。蛍光抗体法、共焦点顕微鏡法、細胞・組織培養法などを駆使して研究しており、これらの技術の習得が可能。 | 門谷 裕一 小畑 秀一 田口 明子 林 徹 木村 武俊 | ||
臨床生理学 | 呼吸機能検査、超音波検査、心電図検査を応用し、臨床に役立つ新たな検査法や測定意義について、生理学的検査法を組み合わせて研究を行います。また、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に則った倫理申請や説明文(インフォームド・コンセント)の作成を行い、臨床研究について倫理面も含めて習得します。 | 片桐 真人 横場 正典 | ||
病態生化学 | 実験動物を用いて、消化管を中心とした病態の機能解析を主に行う。研究を通して、吸光光度計、蛍光分析法、クロマトグラフィ、電気泳動法、免疫学的分析法などの生化学的基礎技術をはじめとし、分子生物学的基礎技術や形態学的検査の基礎技術を習得する。 | 市川 尊文 川上 文貴 川島 麗 前川 達則 | ||
薬理学 | 実験動物や培養細胞を用いて、中枢および末梢における炎症病態の解析を主に行う。研究を通じて、薬物を用いた薬理学的実験法、動物実験の手法、細胞培養技術、遺伝子発現などに着目した分子生物学的解析法、病理標本を用いた組織化学的解析法など、研究に関する幅広い知識・技術を習得する。 | 小島 史章 | ||
病理学 | 癌細胞の悪性度と患者さんの予後不良に深く関わる「上皮-間葉転換」や、「がん幹細胞化」といった現象について、培養細胞を使った分子病理学的な実験と、病理組織を用いた組織化学染色を組み合わせて検討する。これらの研究により、分子病理学、病理形態学に関する知識や技術を習得する。 | 高橋 博之 土屋 紅緒 | ||
再生医療・細胞デザイン研究施設 | 組織培養細胞や実験動物を用いて、生活習慣病と脳の変性疾患との関わりについて免疫学的、生化学的手法や病理組織学的手法により解析する。これらの研究を通じ、実験病理学的解析の知識と技術を習得する。 | 丸山 弘子 | ||
血液学 | 血液系腫瘍の分化や増殖に関わる制御因子の解明、血小板減少症の病態解析、巨核球の分化・成熟に関与する因子の解明を通して新規検査法や治療法の開発につながる研究を目指す。この過程で研究に必要な基礎的な技術のみならず、研究で必要な主体性と協調性、論理的な思考能力、研究の意義と可能性について学ぶ。 | 堀江 良一 佐藤 隆司 渡邉 真理子 | ||
臨床検査学 | 卒業研究として、ヒトの疾患組織、患者血清・尿等を対象として、疾患の早期診断や薬剤感受性予測マーカー候補タンパク質の獲得とその有用性の検討を様々なプロテオーム解析技術を駆使し、臨床各科の先生と議論しながら進めてゆく。今後の臨床検査領域での研究に結びつくよう、研究の進め方、論文の読み方、研究のまとめ方を学習する。 | 佐藤 雄一 鉢村 和男 長塩 亮 | ||
免疫学 | 免疫反応は感染症だけでなく多くの病気と密接に関連しています。特に難病といわれる病気の多くは免疫システムが関係しており、これらの病気が起こるメカニズムの解明を目指しています。培養細胞を用いた実験に加え、ヒト検体やマウスを用いた実験を行っています。 | 川村 俊彦 久保 誠 太田 悦朗 | ||
臨床細胞学 | 液状化検体の保存液と標本作製法の違いによる細胞への影響、細胞診に関する新技術の検討、細胞毒性試験における細胞の形態学的変化をテーマとして、臨床細胞に関わる技術を習得し、研究の進め方や論文作成に必要な手順を学ぶ。 | 古田 玲子 西村 由香里 | ||
生理学 | 実験動物を用いて、中枢・末梢神経系の機能解析とそれらの病態による変化を中心とした研究を行う。研究を通して、電気生理学的手法、行動科学的解析手法、免疫組織化学的解析法など、生理学研究を行うための基礎技術を習得する。また、研究の進め方や研究成果の発表の方法、論文の読み方を学習するとともに、生理学の知識を深める。 | 石橋 仁 秋田 久直 緒形 雅則 濱田 幸恵 | ||
臨床化学 | 動物(ラット、マウス)、培養細胞、ヒト検体を用いて、主に糖尿病性腎症の早期診断法と治療薬の開発やミトコンドリアの酸化ストレス防御システムを研究する。研究を通じ、最新の動物実験、細胞生物学、分子生物学、組織化学やプロテオーム解析の知識や技術を修得し、臨床検査技師に必要とされる病態解析法を学ぶ。 | 石井 直仁 黒崎 祥史 井本 明美 |
与えられたテーマについて、国内・国外の研究がどのような現状にあるかを理解し、研究手技の習得とともに論文作成の基本的な方法も学ぶ。
決められた時間に研究室に来ているか、実験に取り組む姿勢はどうか、卒業論文作成能力はどうか、などから総合的に評価する。
但し、成績評価は4年次に行う。
3年次までに学んだ講義・実習内容を見直し、研究テーマに必要な知識を復習しておく。
研究テーマに関する最新の国内・国外の文献を自分の理解できる範囲で読みこなす。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | (なし) | ||
参考書 | (なし) |