科目責任者 | 浅川 賢 (※) |
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担当者 | 浅川 賢 (※) |
科目概要 | 2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 視覚機能療法学専攻] |
眼組織から視覚中枢までの形態と機能の解説に主眼を置き、それが破綻を来した場合の病理像とともに疾患との関連性を理解し、発症の起因となる機能変化を習得することを目的とする。
視器を通して「視る」ことの成立ちに関する基本事項を学ぶ。また、正常眼組織の形態と機能は、標本スライドにより「見て」理解し、視器や視覚の障害が、どのような機序で発症するのか、眼病理や異常所見の「観かた」を習得する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 解剖・病理の基礎知識 | 視器からみた解剖・病理の概要を学ぶ。 基準面と基本位置、病理の基本所見を習得する。 | 浅川 賢 | 4/13③ |
第2回 | 眼組織の形態・機能 | 正常眼組織の形態と機能を習得する。 | 浅川 賢 | 4/13④ |
第3回 | 眼の発生 | 眼の発生を習得する。 | 浅川 賢 | 4/20③ |
第4回 | 眼の遺伝 | 遺伝子の基本的な構造と役割を習得する。 核遺伝子とミトコンドリア遺伝子との差異を学ぶ。 遺伝子の異常と疾患との関連を習得する。 | 浅川 賢 | 4/20④ |
第5回 | 眼球の構造 | 外膜(角膜・強膜)、中膜(虹彩・毛様体・脈絡膜)、内膜(網膜)の構造を習得する。 | 浅川 賢 | 4/27③ |
第6回 | 眼球の役割 | 外膜(角膜・強膜)、中膜(虹彩・毛様体・脈絡膜)、内膜(網膜)の役割を習得する。 | 浅川 賢 | 4/27④ |
第7回 | 眼球付属器の構造 | 内容物(水晶体・硝子体・房水)、付属器(眼瞼・結膜・涙器・眼筋・眼窩)の構造を習得する。 | 浅川 賢 | 5/11③ |
第8回 | 眼球付属器の役割 | 内容物(水晶体・硝子体・房水)、付属器(眼瞼・結膜・涙器・眼筋・眼窩)の役割を習得する。 | 浅川 賢 | 5/11④ |
第9回 | 内眼筋・血管系 | 自律神経系(交感神経・副交感神経)、瞳孔(対光反射・近見反応)、調節、眼瞼(開瞼・閉瞼)、血管系(動脈・静脈)を習得する。 | 浅川 賢 | 5/18③ |
第10回 | 外眼筋・脳神経 | 衝動性眼球運動、滑動性眼球運動、前庭眼反射、視運動性眼振、輻湊、開散、外眼筋と脳神経の走行を習得する。 | 浅川 賢 | 5/18④ |
第11回 | 眼疾患と組織破綻 | 眼疾患と組織破綻との関連、創傷の治癒、異物の処理について、視器をふまえた概要を学ぶ。 | 浅川 賢 | 5/25③ |
第12回 | 眼病理と機能変化 | 眼組織病理像の特徴と発症起因となる機能変化の観かたを習得する。 | 浅川 賢 | 5/25④ |
第13回 | 大脳皮質・視覚情報処理 | 機能局在(中枢処理機構・感覚野・連合野)、高次視覚領域、視覚情報処理、腹側経路と背側経路を習得する。 | 浅川 賢 | 6/1③ |
第14回 | 眼疾患の成因 | 炎症、免疫、感染、循環障害、退行性病変、腫瘍、先天異常、進行性病変、代謝異常、ビタミン欠乏について、視器をふまえた概要を学ぶ。 | 浅川 賢 | 6/1④ |
第15回 | まとめ | 講義のまとめを行う。 | 浅川 賢 | 6/8③ |
後期の「視器解剖・病理学実習」につながるよう、視覚に関する組織から中枢までの構造と役割を理解し、病理像や疾患との関連性、機能変化を評価することができる。
レポート(20%)、定期試験(80%)の結果により、総合して評価する。
「予習」
・参考書(視能学第2版・現代の眼科学第13版)にて関連する内容(解剖学2~49ページ、病理学496~507ページ・解剖学2~27ページ、病理学338~369ページ)を予め読んで、要点や疑問点をまとめておくこと。
「復習」
・学習した内容をふまえて、予習の要点や疑問点を整理し、知識を深めること。
・レポートは、国家試験にて出題頻度の多い内容・間違いやすい内容を抽出してあるので、国家試験の対策として活用すること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 視器解剖・病理学 | 浅川 賢 | 北里大学医療衛生学部 編 |
教科書 | 視覚器の形態と機能 | 浅川 賢 | 北里大学医療衛生学部 編 |
参考書 | 視能学(第2版) | 丸尾敏夫、他 編 | 文光堂 |
参考書 | 現代の眼科学(第13版) | 所 敬、他 編 | 金原出版 |