科目責任者 | 市倉 加奈子 |
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担当者 | 村山 憲男, 市倉 加奈子 |
科目概要 | 2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] 2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻] 2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻] 2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 視覚機能療法学専攻] 3年 (2単位・選択) [健康科学科] |
臨床心理学は、人間心理的な適応や発達、障害・苦悩などの特徴を明らかにして、問題の査定や軽減・解消を目指す学問である。本科目では、臨床心理学の基礎を理解することを目的に、代表的な理論や精神障害の概要を解説する。
臨床心理学の定義や心理学における位置づけのほか、臨床心理学の基礎として、関係する他の心理学理論についても解説する。また、精神障害の理解を深めるため、統合失調症や気分障害、発達障害、認知症、他の精神障害について解説する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 臨床心理学の基礎1(定義・ロジャーズの理論) | 臨床心理学の定義や位置づけ、ロジャーズの理論について解説する。 | 村山 憲男 | 6/7① |
第2回 | 臨床心理学の基礎2(認知心理学概論) | 臨床心理学に関係する認知心理学等の基礎理論(感覚・知覚、記憶、感情など)について解説する。 | 村山 憲男 | 6/7② |
第3回 | 臨床心理学の基礎3(社会心理学概論) | 臨床心理学に関係する社会心理学等の基礎理論(対人コミュニケーション、集団行動、認知的不協和理論など)について解説する。 | 村山 憲男 | 6/14① |
第4回 | 臨床心理学の基礎4(知能・人格心理学概論) | 知能やパーソナリティの基礎理論(知能の2因子説・多因子説、パーソナリティの類型論・特性論など)について解説する。 | 村山 憲男 | 6/14② |
第5回 | 臨床心理学の基礎5(フロイト・ユング) | フロイトやユングの基礎理論(フロイトの無意識・防衛機制、ユングの相補的関係性・普遍的無意識・元型など)について解説する。 | 村山 憲男 | 6/21① |
第6回 | 臨床心理学の基礎6(行動理論) | 行動理論の基礎理論について解説する。 | 村山 憲男 | 6/21② |
第7回 | 精神障害1(精神障害の基礎概念・統合失調症) | 精神障害の基礎概念、統合失調症について解説する。 | 村山 憲男 | 6/28① |
第8回 | 精神障害2(気分書具合・発達障害) | 気分障害、発達障害の特徴について解説する。 | 村山 憲男 | 6/28② |
第9回 | 精神障害3(アルツハイマー病) | 認知症(アルツハイマー病など)の特徴と心理検査法について解説する。 | 村山 憲男 | 7/5① |
第10回 | 精神障害4(レビー小体型認知症など) | 認知症(レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症など)の特徴と心理検査法について解説する。 | 村山 憲男 | 7/5② |
第11回 | 臨床心理学の基礎精神障害に関するまとめ | 臨床心理学の基礎精神障害に関するまとめを行なう。 | 市倉 加奈子 | 7/9⑤ |
第12回 | 精神障害5(パーソナリティ障害など) | パーソナリティ障害、不安障害、解離性障害などの特徴について解説する。 | 村山 憲男 | 7/12① |
第13回 | 精神障害6(他の精神障害) | 身体表現性障害、物質関連障害などの特徴について解説する。 | 村山 憲男 | 7/12② |
第14回 | これまでの確認1(臨床心理学の基礎) | これまでの内容に関する確認を行なう。 | 村山 憲男 | 7/19① |
第15回 | これまでの確認2(精神障害) | これまでの内容に関する確認を行なう。 | 村山 憲男 | 7/19② |
臨床心理学および精神障害の概要を理解し、心理援助に役立てるための基礎的知識を獲得する。
定期試験の成績で評価する。
あらかじめ、前回の授業の復習をよくしておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は特に設けず、プリントを配布する。 | ||
参考書 |
大学院の臨床心理学コースへ進学を希望する健康科学科の学生は必ず受講すること。