科目責任者 | 秋田 久直 |
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担当者 | 秋田 久直 |
科目概要 | 1年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] 1年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻] |
正常な人体の働きを知ることは、疾患を理解し、その機能を回復させるうえで必須である。本講義は正常な生体の機能について、各器官独自の機能の発現と調節の機序に基づいて理解させることを目指す。それら諸器官相互の協調的な働きにより、はじめて全体としての人体の働きが発現することを理解させる。
生命維持の基礎である生体恒常性について説明し、続いて生体を構成する細胞・組織の基礎、神経系、筋肉系、感覚系の機能について解説する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 細胞・組織の基礎(1) | 生理学について概説し、生体恒常性、細胞の機能的構造について学ぶ。予習として教科書の第1章を読んでおくこと。 | 秋田 久直 | 9/5④ |
第2回 | 細胞・組織の基礎(2) | 細胞膜の興奮、興奮の伝導、シナプス伝達について学ぶ。教科書の第2章を読んでおくこと。 | 秋田 久直 | 9/12④ |
第3回 | 神経系(1) | 神経系の分類について学ぶ。教科書の第3章を読んでおくこと。 | 秋田 久直 | 9/19④ |
第4回 | 神経系(2) | 中枢神経系の高次機能1(機能局在、認知、記憶)について学ぶ。 | 秋田 久直 | 9/26④ |
第5回 | 神経系(3) | 中枢神経系の高次機能2(脳波、覚醒と睡眠)について学ぶ。 | 秋田 久直 | 10/3④ |
第6回 | 神経系(4) | 自律神経系の内臓機能の調節について学ぶ。 | 秋田 久直 | 10/10④ |
第7回 | 筋肉・運動(1) | 筋の種類と特徴、筋収縮の仕組みについて学ぶ。教科書の第5章を読んでおくこと。 | 秋田 久直 | 10/17④ |
第8回 | 筋肉・運動(2) | 骨格筋線維の種類、神経筋接合部について学ぶ。 | 秋田 久直 | 10/24④ |
第9回 | 筋肉・運動(3) | 骨格筋の収縮、筋収縮のエネルギーについて学ぶ。教科書の第6章を読んでおくこと。 | 秋田 久直 | 10/31④ |
第10回 | 筋肉・運動(4) | 運動機能の調節1(骨格筋の感覚器、脊髄、脳幹)について学ぶ。 | 秋田 久直 | 11/7④ |
第11回 | 筋肉・運動(5) | 運動機能の調節2(小脳、大脳基底核、新皮質)について学ぶ。 | 秋田 久直 | 11/14④ |
第12回 | 感覚(1) | 感覚の一般的性質、視覚について学ぶ。教科書の第4章を読んでおくこと。 | 秋田 久直 | 11/21④ |
第13回 | 感覚(2) | 体性感覚について学ぶ。 | 秋田 久直 | 11/26① |
第14回 | 感覚(3) | 嗅覚、味覚、視覚について学ぶ。 | 秋田 久直 | 11/28④ |
第15回 | 感覚(4) | 聴覚、前庭感覚について学ぶ。 | 秋田 久直 | 12/5④ |
医療技術系の分野を学ぶ上で必要となる人体の機能の基本概念を身につける。そのために生体現象の機序をできる限りわかりやすくかつ総合的に理解する。また、将来、疑問や問題点が生じたときに、自ら参考書を参照し自分自身で考える力を備える。
定期試験結果を主たる評価基準(100%)とするが、受講態度なども加味し総合的に判断して評価する。
第2学年の生理学Ⅱ、生理学実習に繋がる科目であるので、教科書、ノートを基に毎回復習を行い、知識の積み重ねを可能にしておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 生理学(コメディカル専門基礎科目シリーズ) | 桑名俊一・荒田昌子 編著 | 理工図書 ISBN978-4-8446-0848-6 |
参考書 | シンプル生理学(改訂第7版) | 貴邑冨久子・根来英雄 共著 | 南江堂 ISBN-978-4-524-26664-7 |