科目責任者 | 松永 篤彦 (※) |
---|---|
担当者 | 松永 篤彦 (※), 清水 忍 (※), 柴 喜崇 (※), 渡邊 裕之 (※), 佐藤 春彦 (※), 坂本 美喜 (※), 横山 美佐子 (※), 上出 直人 (※), 神谷 健太郎 (※), 小倉 彩 (※), 見井田 和正 (※), 藤橋 紀行 (※) |
科目概要 | 3年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] |
主に整形外科疾患ならびに中枢神経疾患を対象とした理学療法を実施するための臨床的問題解決能力を育成する。
整形外科疾患ならびに中枢神経疾患患者を模擬的に提示し、臨床的問題解決の過程を援助する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 知識の補充 | 模擬症例(整形外科疾患)に関して、模擬症例に対する理学療法を進めるうえで必要となる知識を挙げ、不足している内容について各自で補充して活用できるようにまとめる。 | 松永 篤彦 神谷 健太郎 渡邊 裕之 小倉 彩 | 4/4④ |
第2回 | 情報収集と解釈 | 新たに収集すべきであると考えられる情報(項目)を列挙し、その理由を説明する。さらに、理学療法を進めていくために収集すべき情報(項目)を列挙し、その情報の臨床的意義を説明する。 | 松永 篤彦 渡邊 裕之 神谷 健太郎 小倉 彩 | 4/11④ |
第3回 | 理学療法評価項目の列挙と優先順位の決定 | 本症例に対する理学療法を進めていくために必要となる理学療法評価項目を全て列挙し、その理由を説明する | 松永 篤彦 渡邊 裕之 神谷 健太郎 小倉 彩 | 4/18④ |
第4回 | 問診や理学療法評価手順の検討 | 初回理学療法評価時の問診の項目とその手順について、患者の病態(症状)、現状および留意点を踏まえて、問診の目的、質問の方法、順番を詳細に計画する。また、班内でロールプレイを行い、計画内容の妥当性を検討する。 | 松永 篤彦 渡邊 裕之 神谷 健太郎 小倉 彩 | 4/25④ |
第5回 | 問題点の整理 | 理学療法評価結果に基づき、ICFを用いて問題点を整理する。 | 松永 篤彦 渡邊 裕之 神谷 健太郎 小倉 彩 | 5/9④ |
第6回 | 予後予測と理学療法の目標(ゴール)設定 | 理学療法評価結果および文献考察に基づき予後予測と目標設定を行う。 | 松永 篤彦 渡邊 裕之 神谷 健太郎 小倉 彩 | 5/16④ |
第7回 | 理学療法プログラムの立案 | EBPT文献考察に基づき理学療法プログラムを立案する。 | 松永 篤彦 渡邊 裕之 神谷 健太郎 小倉 彩 | 5/23④ |
第8~23回 | 病院実習(グループ実習)前期 | 主に整形外科疾患患者を対象として、グループごとに臨床実習を展開する。 実習の内容はカルテ情報の採取と解釈(病態の理解)、指導者の監督のもとでの理学療法評価の実施、評価結果から問題点を把握する(グループディスカッション)、適切なゴールを設定する(グループディスカッション)、必要な治療プログラムを立案する(グループディスカッション)から成るが、進行状況に応じて指導者の監督のもとで理学療法プログラムの実施に至る場合も想定する。 ※1 | 松永 篤彦 上出 直人 神谷 健太郎 坂本 美喜 佐藤 春彦 柴 喜崇 清水 忍 横山 美佐子 渡邊 裕之 小倉 彩 | 5/30③④⑤ 6/1③④⑤ 6/6③④⑤ 6/8③④⑤ 6/13③④⑤ 6/15③④⑤ |
第24・25回 | 実習レポート作成・指導 | 実習内容をもとにグループディスカッションと指導に基づき、個人でレポートを作成する。 ※1 | 松永 篤彦 上出 直人 神谷 健太郎 坂本 美喜 佐藤 春彦 柴 喜崇 清水 忍 横山 美佐子 渡邊 裕之 小倉 彩 | 6/20③④ 6/27③④ |
第26・27回 | 症例検討会 | 臨床実習で担当した症例についてグループごとにプレゼンテーション形式で報告し、全体でディスカッションする。 | 松永 篤彦 神谷 健太郎 小倉 彩 | 7/4③④ |
第28回 | 知識の補充 | 模擬症例(中枢神経疾患)に関して、 新たに収集すべきであると考えられる情報(項目)を列挙し、その理由を説明する。さらに、理学療法を進めていくために収集すべき情報(項目)を列挙し、その情報の臨床的意義を説明する | 松永 篤彦 清水 忍 神谷 健太郎 小倉 彩 | 9/12④ |
第29回 | 理学療法評価項目の列挙と優先順位の決定 | 動作分析を含めてこれまでの理学療法評価結果を把握し、その結果をまとめる。 | 松永 篤彦 清水 忍 神谷 健太郎 小倉 彩 | 9/19④ |
第30回 | 理学療法評価手順の決定と実施 | 理学療法評価の手順を、収集したい情報の優先順位、患者の病態(症状)、検査や評価に際して配慮しなければならない留意点を踏まえて詳細に計画し実施する。 必要に応じて、班内でロールプレイを行い、計画内容の妥当性を検討する。 | 松永 篤彦 清水 忍 神谷 健太郎 小倉 彩 | 9/26④ |
第31回 | 動作分析と問題点の整理 | 動作分析やその他の理学療法評価の結果を解釈して問題点を整理する。 | 松永 篤彦 清水 忍 神谷 健太郎 小倉 彩 | 10/3④ |
第32回 | 予後予測とゴール設定ならびにプログラム立案 | 理学療法評価結果および文献考察に基づき予後予測と目標設定を行う。模擬症例の治療目標を明確にしたうえで、論理的に治療プログラム(方針)を立案し、その妥当性を説明する。 | 松永 篤彦 清水 忍 神谷 健太郎 小倉 彩 | 10/10④ |
第33〜52回 | 主に中枢神経疾患患者を対象とした病院実習(グループ実習) | 主に中枢神経疾患患者を対象として、グループごとに臨床実習を展開する。 実習の内容はカルテ情報の採取と解釈(病態の理解)、指導者の監督のもとでの理学療法評価の実施、評価結果から問題点を把握する(グループディスカッション)、適切なゴールを設定する(グループディスカッション)、必要な治療プログラムを立案する(グループディスカッション)から成るが、進行状況に応じて指導者の監督のもとで理学療法プログラムの実施に至る場合も想定する。 ※1 | 松永 篤彦 上出 直人 神谷 健太郎 坂本 美喜 佐藤 春彦 柴 喜崇 清水 忍 渡邊 裕之 横山 美佐子 小倉 彩 | 10/17③④⑤ 10/19③④⑤ 10/24③④⑤ 10/26③④⑤ 10/31③④⑤ 11/2③④⑤ |
第53・54回 | 実習レポート作成・指導 | 担当教員による指導のもとでグループごとに実習レポートを作成する。 ※1 | 松永 篤彦 上出 直人 神谷 健太郎 坂本 美喜 佐藤 春彦 柴 喜崇 清水 忍 渡邊 裕之 横山 美佐子 小倉 彩 | 11/7③④ 11/14③④ |
第55・56回 | 症例検討会 | 臨床実習で担当した症例についてプレゼンテーション形式で報告し、全体でディスカッションする。 | 松永 篤彦 神谷 健太郎 小倉 彩 | 11/21③④ |
第57・58回 | 模擬症例実習 | あらかじめ提示された症例情報に基づく理学療法評価の注意点をあげ、評価を実施し、評価結果を解釈する。 | 松永 篤彦 神谷 健太郎 小倉 彩 | 11/28③④ |
第59回 | まとめ | 情報収集・評価・目標設定・プログラム立案に至る思考過程を検証する。 | 松永 篤彦 神谷 健太郎 小倉 彩 | 12/5③④ |
第60回 | 実技試験(個人) | あらかじめ提示された症例情報に基づく理学療法評価の注意点をあげ、評価を実施でき、評価結果の解釈ができるかについての実技試験を行う。 ※2 | 松永 篤彦 神谷 健太郎 坂本 美喜 横山 美佐子 渡邊 裕之 小倉 彩 | 12/12①②③④⑤ |
※1 詳細な日程は班ごとに提示する
※2 詳細は後日提示する
指導者のもとで、理学療法評価ならびに理学療法プログラムが実施できる。
ノート(前期10%後期10%)、グループワーク(前期10%後期10%)、前期実習レポート(20%)、後期実習レポート(20%)、および実技試験(後期20%)をもとに総合的に評価する。
本科目は、2年次ならびに3年次から並行して学ぶ理学療法評価学実習、臨床医療学、整形外科系理学療法学、中枢神経系理学療法学、臨床理学療法学(Ⅰ・Ⅱ)等の科目と連携しているため、各科目を十分に復習したうえで臨むこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 臨床実習フィールドガイド改訂第二版 | 石川 朗、内山 靖、新田 収(編) | 南江堂 |
参考書 | 理学療法チェックリスト改訂第二版 | 網本 和、長澤 弘(編) | 三輪書店 |