科目責任者 | 鍵谷 豪 (※) |
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担当者 | 鍵谷 豪 (※), 畑下 昌範 (※) |
科目概要 | 2年 (1単位・必修) [医療工学科 診療放射線技術科学専攻] |
何故、放射線によって癌の治療が可能なのか、言い換えれば、何故、放射線により細胞は死滅するのか。放射線による生物への影響の過程を分子、細胞、組織及び個体へと展開し、その機構を理解することを目標とする。
放射線生物学Iの講義内容を基盤とし、組織、臓器および個体に対する放射線の作用(放射線による発がん、遺伝的影響、胎児への影響を含む)について講義を展開する。放射線の生体への影響を体系的に理解する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 放射線の生物学的作用 | 温熱療法について解説する。 | 鍵谷 豪 | 4/6③ |
第2回 | 放射線の人体への影響1 | 組織・臓器への影響について解説する。 | 鍵谷 豪 | 4/13③ |
第3回 | 放射線の人体への影響2 | 組織・臓器への影響について解説する。 | 鍵谷 豪 | 4/20③ |
第4回 | 放射線の人体への影響3 | 分割照射と4Rについて解説する。 | 鍵谷 豪 | 4/27③ |
第5回 | 放射線の人体への影響4 | 発癌影響、遺伝的影響、および確定的影響と確率的影響について解説する。 | 鍵谷 豪 | 5/11③ |
第6回 | 放射線の人体への影響5 | 放射線による胎児への影響について解説する。 | 鍵谷 豪 | 5/18③ |
第7回 | 放射線の人体への影響6 | 放射線同位元素による生物学的影響(内部被曝)について解説する。 | 鍵谷 豪 | 5/25③ |
第8回 | 放射線生物学のトピック | ゲノム不安定性、放射線適応、バイスタンダー効果、幹細胞の放射線影響について解説する。 | 畑下 昌範 | 6/1③ |
放射線を扱う医療技術者として放射線の生体への影響ついて理解すること。
講義態度(5%)、小テスト(5%)、定期試験(90%)を総合的に判定する。
講義に関連する書籍を多く読み、理解を深めてください。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 人体のメカニズムから学ぶ放射線生物学 | 松本義久 | MEDICAL VIEW |
参考書 | 新版 放射線医科学 生体と放射線・電磁波・超音波 | 大西武雄 | 医療科学社 |
参考書 | 現代人のための放射線生物学 | 小松賢志 | 京都大学学術出版会 |