科目責任者 | 有阪 直哉 (※) |
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担当者 | 有阪 直哉 (※) |
科目概要 | 2年 (2単位・必修) [医療工学科 臨床工学専攻] |
コンピュータプログラミングの基本について理解し、プログラムを作成できるようになることを目標とする。
以下のプログラミングの基本技術について、1人コンピュータ1台を使った演習方式で学習する。
(1)プログラミングの基礎、(2)データの型、(3)グラフィックス、(4)四則演算と関数、(5)繰り返しと場合分け、(6)タイマ、(7)マウスイベント、(8)サブルーチンと関数、(9)デバッグの方法
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 初めてのプログラミング 基礎知識 | コンピュータの基礎知識(ドライブ、フォルダ、ファイル、パス)について学ぶ。簡単なアプリケーション(Hello World)を作成する。 【予習】 情報演習室のPCにログインしFドライブを確認する。 【復習】 授業内容を再度確認し復習する。プログラミング言語の種類を調べる。 | 有阪 直哉 | 4/10② |
第2回 | コントロール① コントロール(オブジェクト)とプロパティ | コントロールとプロパティを使ってGUIのアプリケーションを作成する。 【予習】 プログラミングにおけるオブジェクトとは何かを調査する。 【復習】 例題プログラムを再度確認し疑問点をまとめる。 | 有阪 直哉 | 4/17② |
第3回 | コントロール② イベント | プログラムのバグの原因コードを調査する方法を学ぶ。イベントに反応する簡単なアプリケーションを作成する。 【予習】 「プログラムの可読性」「デバック」について調べる。コントロールが反応できるイベントについて調査する。 【復習】 指定したプログラムのデバッグを行い次回講義までに提出する。 | 有阪 直哉 | 4/24② |
第4回 | コントロール③ メソッド、コントロールまとめ | コントロールのプロパティ、イベント、メソッドを利用したアプリケーションを作成する。 【予習】 コントロールのメソッドについて調べる。 【復習】 課題を次回講義までに提出する。 | 有阪 直哉 | 5/8② |
第5回 | 構文① 値(定数) | 2進数を理解する。プログラミングでの値の扱い方(データの型)を理解する。 【予習】 データ型について種類や違いを調査する。 【復習】 課題を次回講義までに提出する。 | 有阪 直哉 | 5/15② |
第6回 | 構文② 演算 | 文字列結合、算術演算、関係演算、論理演算を理解し、各演算を行うアプリケーションの作成を交えて学習する。 【予習】 それぞれの演算の演算子について調べる。 【復習】 課題を次回講義までに提出する。 | 有阪 直哉 | 5/22② |
第7回 | 構文③ 変数 | 変数の特徴や挙動について理解する。変数を使った演算を行う。 【予習】 オーバーフロー、ローカル変数、グローバル変数について調査する。 【復習】 課題を次回講義までに提出する。 | 有阪 直哉 | 5/29② |
第8回 | 構文④ 変数 | 配列の特徴や挙動について理解する。配列を使った演算を行う。 【予習】 要素、インデックスについて調査する。 【復習】 課題を次回講義までに提出する。 | 有阪 直哉 | 6/5② |
第9回 | 制御① For 繰り返し | For文の構文を学ぶ。九九表を表示するアプリケーションを作成する。 【予習】 カウンタ変数、stepについて調べる。 【復習】 課題を次回講義までに提出する。 | 有阪 直哉 | 6/12② |
第10回 | 制御② If 条件判断 | 演算子を用いた条件式を作る。ForとIfを組合わせたアルゴリズム(素数の判定)を作成する。 【予習】 フローチャートについて調べる。 【復習】 課題を次回講義までに提出する。 | 有阪 直哉 | 6/19② |
第11回 | 構文⑤ 関数(サブルーチン、ファンクション) | 関数の定義や呼び出しを、アプリケーションの作成を交えて学ぶ。 【予習】 関数の種類、引数、戻り値について調べる。 【復習】 課題を次回講義までに提出する。 | 有阪 直哉 | 6/26② |
第12回 | アルゴリズム① ファイルI/O | CSVファイルの読み込み、書き込みアプリケーションを作成し、ファイルの入出力方法を学習する。 【予習】 csvファイルについて調査する。 【復習】 課題を次回講義までに提出する。 | 有阪 直哉 | 7/3② |
第13回 | アルゴリズム② 描画 | ペイントアプリケーションを作成し、コントロールへの描画方法を学ぶ。 【予習】 コンピュータでの色の表現方法RGBについて調査する。 【復習】 課題を次回講義までに提出する。 | 有阪 直哉 | 7/10② |
第14回 | アルゴリズム③ 数値計算 | 変数、配列、for文等を用いて、総和、数値微分、数値積分を行うアプリケーションを作成する。 【予習】 配列の総和を求めるアルゴリズムを調査、作成する。 | 有阪 直哉 | 7/17② |
第15回 | アルゴリズム③ アルゴリズム | 円周率の近似や、逆行列の計算アルゴリズムを作成する。 【予習】 行列式の計算方法を調査する。 【復習】 指定日までにレポートを提出する。 | 有阪 直哉 | 7/17③ |
1. プログラミングの基本的な技術およびアルゴリズムを習得し、簡単なプログラムを自力で作成できる。
2. プログラムを用いてデータの収集、加工、解析ができる。
*授業中に出題される演習問題(70%)と最終課題に対するレポート(30%)により評価する。
*遅刻・欠席は減点する。
*情報演習室において1人が1台のコンピュータを用いて、演習形式で行う。
*予習は、講義予定内容について教科書の該当する箇所を読み、要点をまとめること。
*復習は、演習内容について教科書、ノート、配布資料により概要をにまとめること。
*授業中に与えられたテーマを完成できなかったときは、次回までに完成させること(情報演習室は放課後は自習用に開放されている)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 演習でまなぶ情報処理の基礎 | 鶴田 陽和 | 朝倉書店 |
参考書 | 医療系の情報演習(改訂版、2011) | 池田 憲昭 | 朝倉書店 |