科目責任者 | 石橋 仁 (※) |
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担当者 | 石橋 仁 (※) |
科目概要 | 2年 (2単位・必修) [医療検査学科] |
正常な人体の働きを知ることは、疾患を発見、理解、そして疾患からの機能回復を考えるうえで必須である。生理学Ⅰに引き続き、本講義では生体を構成する各器官の働きと、それら諸器官相互の協調的な作用を理解し、全体としての人体の働きが理解できることを目的とする。
生理学Ⅰで理解した筋、神経、感覚系の機能をもとに、循環器、呼吸器、内分泌、消化器、泌尿器の各器官の生理的機能について系統的に学び、生体を営む生命現象のメカニズムを理解する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 消化と吸収(1) | 身体に必要な栄養素とその働きについて学ぶ。また、消化器系の構造と消化管運動についても学ぶ。あらかじめ教科書(生理学(理工図書))の第10章と第11章を読んでおくこと。 | 石橋 仁 | 4/4① |
第2回 | 消化と吸収(2) | 消化液の分泌機序、各種栄養素の消化と栄養素の吸収について学ぶ。 | 石橋 仁 | 4/11① |
第3回 | 循環の生理(1) | 循環器系の概観について学習した後、心臓の構造、心筋の活動電位および心電図について学習する。あらかじめ教科書の第8章を読んでおくこと。 | 石橋 仁 | 4/18① |
第4回 | 循環の生理(2) | 心臓のポンプ機能および血液循環について学ぶ。 | 石橋 仁 | 4/25① |
第5回 | 循環の生理(3) | 循環調節について学ぶ。 | 石橋 仁 | 5/9① |
第6回 | 体液と血液 | 体液の区分とイオン組成について学んだ後、血液の生理学について学習する。あらかじめ教科書の 第7章と第13章を読んでおくこと。 | 石橋 仁 | 5/16① |
第7回 | 血液 | 前回に引き続き血液の生理学について学習する。 | 石橋 仁 | 5/23① |
第8回 | 呼吸(1) | 呼吸器の構成と換気について学ぶ。教科書の第9章を読んでおくこと。 | 石橋 仁 | 5/30① |
第9回 | 呼吸(2) | ガス交換と呼吸の調節について学ぶ。 | 石橋 仁 | 6/6① |
第10回 | 腎臓の生理(1) | 腎臓の構造と腎臓の機能単位について学ぶ。あらかじめ教科書の第12章を読んでおくこと。 | 石橋 仁 | 6/13① |
第11回 | 腎臓の生理(2) | 尿細管における再吸収と分泌、排尿の仕組みについて学ぶ。 | 石橋 仁 | 6/20① |
第12回 | 内分泌(1) | ホルモンの一般的性質について理解した後、視床下部ー下垂体系のホルモンについて学ぶ。あらかじめ教科書の第14章を読んでおくこと。 | 石橋 仁 | 6/27① |
第13回 | 内分泌(2) | 前回に引き続き視床下部および下垂体で産生・分泌されるホルモンについて学ぶ。さらに、甲状腺、副甲状腺および副腎から分泌されるホルモンについて学習する。 | 石橋 仁 | 7/4① |
第14回 | 内分泌(3) | 膵臓で産生・分泌されるホルモンと血糖値の調節、さらに性ホルモンについて学ぶ。 | 石橋 仁 | 7/11① |
第15回 | 代謝・体温 | 生体内における代謝および体温の調節機構について学ぶ。教科書の第11章と第15章を読んでおくこと。 | 石橋 仁 | 7/18① |
臨床検査の分野と関係の深い諸器官の生理機能をより深く理解する。これから学ぶ専門科目に興味・意欲を持ち、自主的に学習に取り組むことができるための基礎を築く。具体的には以下の項目について到達することを目標とする。
1)消化器系の構造と機能を具体的に説明できる。
2)各種栄養素の消化・吸収のメカニズムを説明できる。
3)血液および循環器系の構造と機能を具体的に説明できる。
4)細胞内外液・リンパ液の組成を理解し、その機能を説明できる。
5)呼吸器系の構造と機能、呼吸の調節メカニズムを説明できる。
6)泌尿器系の構造と機能を具体的に説明できる。
7)各種ホルモンの分泌器官とホルモンの作用・作用機序を具体的に説明できる。
8)栄養素の代謝と体温調節について説明できる。
定期試験の成績で評価する。
あらかじめ教科書を読んでおくこと。生理学実習の内容と連携している項目があるので、両科目の学習が有効に利用され理解が深まるよう努めること。講義中に復習問題を掲載したプリントを配布するので、各自その問題を解いて、不明な点をなくす様に復習すること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | コメディカル基礎/生理学 | 桑名俊一、荒田晶子 編者 | 理工図書(ISBN 978-4-8446-0848-6) |
参考書 |