科目責任者 | 佐々木 徹 |
---|---|
担当者 | 佐々木 徹, 坂口 和也, THET THET LWIN, 伊藤 喜弘, 橋本 成世, 中根 真理, 菊池 敬 |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [医療工学科 診療放射線技術科学専攻] |
核医学検査を遂行するためには核医学や放射化学等の知識の他に、正確な技術と注意深い観察力が不可欠である。講義や教科書の内容をよりよく理解し、放射性同位元素(RI)の安全な取扱い技術を習得するために実習を行う。
RIの分離精製技術などの基本的な技術を学習し、それを応用した放射分析、標識化合物の合成も学習する。また、核医学検査でのデータ収集法の習得や得られたデータの評価、装置の品質管理、線量評価について実習する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
1回 | ガイダンス | 安全教育、レポートの書き方。 | 担当者全員 | 4/14③ |
2回 | ガイダンス | 各テーマの解説をする。 | 担当者全員 | 4/21③ |
3回 | 放射性医薬品の品質管理(1)(放射能量検定) | キュリーメータ(ドーズキャリブレータ)の取扱いを習得する。 | 担当者全員 | 4/28③ |
4~6回 | 放射性医薬品の標識合成と品質管理(2)(純度検定) | 放射性医薬品の標識合成とペーパークロマトグラフによる純度測定を習得する。 | 担当者全員 | 5/12③④⑤ |
7~9回 | 分液ロートによる溶媒抽出 | 分液ロートによる溶媒抽出法を習得する。 | 担当者全員 | 5/19③④⑤ |
10~12回 | ミルキング(1) | Cs-137/Ba-137m放射平衡の原理を習得する。 | 担当者全員 | 5/26③④⑤ |
13~15回 | ミルキング(2) | Mo-99/Tc-99mテクネジェネレータの構造と取扱いを習得する。 | 担当者全員 | 6/2③④⑤ |
16~18回 | インビトロ検査 | ラジオイムノアッセイ(RIA)法を習得する。 | 担当者全員 | 6/9③④⑤ |
19~21回 | 放射性核種・化合物の分離 | 放射性核種・化合物の分離法を習得する。 | 担当者全員 | 6/16③④⑤ |
22~24回 | SPECTの特性 | SPECT収集、画像再構成法を習得する。 | 担当者全員 | 6/23③④⑤ |
25~27回 | ポジトロンCT | 同時計数回路の取り扱いと画像再構成の原理を習得する。 | 担当者全員 | 6/30③④⑤ |
28~30回 | 甲状腺ヨード治療、線量評価 | 甲状腺治療量計算、MIRD法による線量評価を習得する。 | 担当者全員 | 7/7③④⑤ |
放射性同位元素の特性を理解し、取扱い器具の操作に習熟し、核医学検査を正確に遂行できるよう実習を通じて必須事項を習得する。
レポート、実習態度から総合的に評価する。
事前に教科書や参考書に目を通して実習内容の概要を把握しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 実習マニュアル | 北里大学医療衛生学部編 | 教員より配布 |
参考書 | 核医学検査技術学 | 佐々木雅之 他 | 南山堂 |
参考書 | 最新臨床核医学 | 久田欣一 他 | 金原出版 |
実習は上記課題を1グループ6~8名に分かれて実施する。