科目責任者 | 浅川 賢 (※) |
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担当者 | 石川 均 (※), 浅川 賢 (※) |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 視覚機能療法学専攻] |
医療チームの一員として、視能訓練士に必要な薬理学の基礎概念を習得することを目的とする。
薬物の作用機序や効果、副作用を理解し、眼科検査や診療に用いられる点眼薬と眼科に関連する内服薬を、疾患をふまえながら習得する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 自律神経作用薬 瞳孔異常に対する点眼試験 | 交感神経・副交感神経に作用する薬物を習得する。 点眼試験における障害部位診断と脱神経過敏性獲得を習得する。 | 石川 均 | 4/10① |
第2回 | 薬理学総論 | 薬理作用、作用機序、薬物の動態と適用経路、薬物の有害作用、医薬品と法令、処方、アドヒアランスを習得する。 | 浅川 賢 | 4/17② |
第3回 | 薬理学各論 | 点眼薬の眼内移行、バリア機能、メラニン色素と親和性、受容体、用量反応関係を習得する。 | 浅川 賢 | 4/24② |
第4回 | 眼科検査に関連する薬物 | 瞳孔薬、診断薬、検査用薬剤、手術用薬剤の概要(作用機序・適応・副作用・禁忌)を学ぶ。 | 浅川 賢 | 5/8② |
第5回 | 眼科診療に関連する薬物① | 麻酔薬、抗菌薬、抗真菌薬、抗ウィルス薬、抗アレルギー薬、抗白内障薬の概要(作用機序・適応・副作用・禁忌)を学ぶ。 | 浅川 賢 | 5/15② |
第6回 | 眼科診療に関連する薬物② | 抗緑内障薬、ステロイド薬、非ステロイド系抗炎症薬、免疫抑制薬、角膜保護薬、眼精疲労治療薬の概要(作用機序・適応・副作用・禁忌)を学ぶ。 | 浅川 賢 | 5/22② |
第7回 | 眼科に関連した全身疾患に対する薬物(内服薬) 小テスト | 循環器系、呼吸器系、内分泌系の疾患に対する薬物の概要(作用機序・適応・副作用・禁忌)を学ぶ。 4回~6回の内容で、小テストを実施する。 | 浅川 賢 | 5/29② |
第8回 | 点眼薬の管理と扱い方 まとめ | 点眼薬の管理と扱い方を習得する。 講義のまとめを行う。 | 浅川 賢 | 6/5② |
薬物を安全かつ有効に使用するために、目的と注意点(副作用・禁忌)を理解し、適切な対応ができる。
小テスト(10%)、定期試験(90%)の結果により、総合して評価する。
[予習]
・参考書を予め読んで、要点や疑問点をまとめておくこと。
[復習]
・学習した内容をふまえて、予習の要点や疑問点を整理し、知識を深めること。
・小テストは、国家試験の出題傾向をもとに作成してあるので、国家試験の対策として活用すること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 視能訓練士のための眼科薬理学 | 浅川 賢 | 北里大学医療衛生学部 編 |
参考書 | シンプル薬理学(第5版) | 野村隆英、他 編 | 南江堂 |
参考書 | 眼科薬剤クイックリファランス(第2版) | 大橋裕一、他 編 | 南江堂 |
参考書 | 点眼薬クリニカルブック(第2版) | 庄司 純、他 編 | 金原出版 |